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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 スコット

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第十二回目はスコット!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

彼はお金で雇うことが出来る傭兵である。グラフィック上は城の兵士と同じ見た目をしており、リメイク版の公式ガイドブックでもいかにもな兵士の見た目をしている。ライアンよりよっぽど兵士。立派なあごひげを生やし、オレンジのかぶとに黄色の前かけ……前かけ?そういえばああいう服ってなんていうんだろうか。ドラクエ3の僧侶が着ている貫頭衣と同じなのだろうか。リメイク版ではくさりかたびらを装備しているので、それか?そういえば前かけにデーンと十字架が描かれているが、これはいいのだろうか。昔のドラクエは教会などに十字架が使われていたが、宗教上の関係で最近の作品(リメイク含む)では別のモチーフになっている。クリフトの神官帽の十字は別のマークになったが、スコットのは十字架ではないのだろうか。

ちなみにFC版の公式ガイドブックでは、角の生えたカブトをかぶりオレンジのよろいを身にまとっているスコットが見られる。剣を持ち左手で「ガチョーン」をし、内またで立っているのでなんか面白い。

 

性格

犬が苦手。そのため、犬のトーマスがパーティーにいる状態では彼を雇うことはできない。これはFC版のシステム上の関係で設定された性格。2種類以上のグラフィックのNPCをパーティーに加えられないため、トルネコ・犬のトーマス・ロレンス、そしてスコットという4人パーティーを組めないようにするために犬が苦手という設定になっている。

そのほかにはこれと言って特徴はない普通の戦士である。

しかし、一人旅中のライアンを見て、自分なんかではとてもかなわない、と称するなど人を見る目は確かなようだ。

ビジネス上の付き合いとはいえ、旅の途中で色々と会話してくれるので、案外気さくな性格なのかもしれない。

イラストも相まって堅物そうな感じもするが、ミネアに占ってもらっているところを見ると割と信心深いのかもしれない。前かけに十字架描いてるくらいだし。

 

ストーリー

彼を連れて歩けるのは3章だが、2章から登場している。エンドールの教会の前を歩いており、エンドールが登場する章(2、3、5)で彼も登場する。

傭兵として生計を立てているようで、話しかけてきたトルネコに5日間400Gで自分を雇わないかと持ち掛けてくる。2章のアリーナ一行にそれを持ちかけなかったのは、3人パーティーだから自分は不要と思ったのか、アリーナの強さを見抜いて自分は不要と思ったのか……。5章ではミネアにこれからの生き方を教えてもらったようなので、もう傭兵として生きなくても良いとでも言われたのか。

とにかくトルネコに雇われた彼は、5日間しっかりと職務を全うしてくれる。

それにしても5日間400Gとは破格の値段である。1日100Gにも満たない賃金で本当に大丈夫なのだろうか。期間中の宿代はトルネコ持ちなので、食事代なんかもトルネコが払っていたのかもしれない。それならば1日80Gでもなんとか採算は取れるのか。

ただのNPCだが、5日間経過して彼がパーティーを去る時はなんだかんだいってちょっと寂しい。また400G払えば仲間になってくれるが。

 

性能

典型的な戦士タイプ。

攻撃力とHPは高いため、前衛を安心して任せられる。しかし反面守備力は低い。HPが高いくせに、ばかすか殴られるとどんどんHPが減っていく。賃金も払って、さらにやくそうも使ってやって、たま~に「もうちょっと打たれ強くなってくれよ」と思わなくもない。

呪文は一切使えない。呪文が使えれば400Gと言わずもっと高い賃金を要求しても良いだろうに、それをしないということは多分呪文の才能がないのだろう。

 

その他の活躍

ただのNPCなので他に何か活躍の場があるわけではない。

しかし、大国エンドールにいるだけあって登場回数は多く、よく当たる占い師であるというミネアの情報を勇者に渡す重要な役割を持っているため、NPCの中でもちょっと扱いはいいんじゃないかなと個人的に思う。

 

総評

5日間400Gという破格の値段で雇うことが出来る傭兵スコット。

パーティーに入れるかどうかは任意なので、彼を仲間にしなくてもクリアは可能だ。しかし、戦士でもないのにたった一人で旅をするトルネコにとって、彼は貴重な人材である。彼にお世話になったプレイヤーも多いだろう。

 

固有のイベントがあるわけではないが、十分印象に残るキャラクターだ。

 

(文・やなぎアキ)

 

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