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【ドラクエ1】各ボスモンスターと初めて戦った時の気持ちを思い出してみる。

初プレイ時の感想というのは当然初プレイ時にしか抱けない。

だからこそその気持ちをずっと忘れないようにしたい。

イベントだったり、ダンジョンだったり、ボス戦だったり。

 

ドラクエ1を初めてプレイしてからずいぶんと経ったが、今でもよく覚えている。

覚えているからこそアウトプットしておこうと思う。

ドラクエ1のボスモンスターと初めて戦った時の、あの時の気持ちだ。

ボスモンスターは竜王だけではなく、道中に遭遇するあの面々もまたそうだ。

ちなみに、SFC版。

 

ドラゴン


順当に旅を進めていれば一番最初に戦う可能性が高いボス、それがドラゴン(もちろん場合によってはもっとあとの戦闘だったり戦わないことも可能)。

ドラゴンクエストというタイトルで、ラスボスではなく最初のボスとしてドラゴンを据えるのは天才の所業。というのは今になって言えることで、幼かった当時は特にそこまで深いことを考えずに「ええーー!戦闘か~~~!!」と驚いた。いや当たり前だろ、ドラゴンいるんだぞ。だが当時は本当にこの程度の認識でドラクエをやっていたのだ。

そして驚くその強さ。通常攻撃は強いわ炎は吐くわで、攻撃をしながら適切なタイミングで回復をしなければいけないものだからまぁ大変だった。

そろそろ死ぬ?そろそろ死んでくれる?と懇願したものである。

 

 

ゴーレム


メルキドの守護神ゴーレム。その巨大な身体で町の外から来るものを拒む強敵だ。

攻撃力が非常に高く苦戦は必至、と思いきやご存知の通り彼には弱点がある。妖精の笛を使えば眠らせることが出来るのだ。

が、当時の幼き私は妖精の杖を入手していたくせにそこに思い至らず、真っ向勝負してしまった。ただでさえメルキドへの道のりは険しい。魔物たちの猛攻を潜り抜け、必死の思いで進み町が見えたときには非常に安堵したものだ。「やった!町だ!」その思いもむなしくゴーレムは現われ、負けてしまった。「ひ、ひどくない???」と思ったが、そこで投げ出さなかったのはえらかった。

そして再戦。やっぱり妖精の笛には気づかず、まさかのごり押しで勝利。攻撃と回復の見事なタイミングがなしえた技である。あと運。そして旅を続けながら、「この妖精の笛っていうアイテムはいつ使うんだろう?」と間抜けなことを思っていた。

あとになってから妖精の笛を使えばいいと知った時のその衝撃。そして使って戦った時の、「ゴーレム戦、簡単……」という何とも言えない余韻よ。

 

 

あくまのきし


ドムドーラにて、ロトのよろいを守っているモンスター。

さきほどゴーレムをごり押しで倒した私ならば、こんなやつ楽勝……なわけもなく。こいつにも非常に苦戦した。攻撃が強い。回復が追い付かない。大体ドムドーラに行くまでの間にまぁまぁ消耗している。というか今思えば、そんなんでよくゴーレムは倒せたな、と思う。こいつが唱えるラリホーがこれまた厄介なのだが、なんと彼にはマホトーンが効く。が、幼かった私は補助呪文の有用性を信じておらず、ただひたすら運が味方するのを待った。運に頼りすぎ。

ちなみに、こいつがボスだとは思っておらずランダムエンカウントなんじゃないかと疑った私は別のルートから目当ての木まで行けないか試したりもしていた。固定エンカウントという概念なんぞなかった。でもそういうチャレンジ精神ってRPGには大事だと思う。ので、よく頑張ったぞ、当時の私。

 

 

りゅうおう


ラスボスである。以前ドラクエ1の初プレイ時の思い出を書いた記事でも述べているが、ロトの剣は見つけていない。ので、ほのおの剣で戦った。

強い。当然ながら強い。そもそも竜王の城がけっこう大変なので、すでに消耗している状態での戦闘なのである。それでも私は(ほのおの剣で)懸命に戦った。

そしてとうとう倒す!これにて世界に平和が!

……第二形態である。

今でこそ、ラスボスが変身もせずに終わると「変身もしないのかこいつは」と思ってしまうが、当時はそもそも変身という概念がない。いやフリーザは知っていたけど、なんつーか、こう、ゲームで、そんな、ねぇ?

というわけで度肝を抜いた私は、そのまま負けてしまった。が、変身することさえわかっていればこっちのもの。こうして人は成長するのである。

ちなみに今もドラクエ1をたまにプレイしては、たまにりゅうおうに負ける。絶妙な強さだと思う。

 

 

こうして並べてみると、ドラゴンと戦うことに驚いたり妖精の笛を使わなかったり固定エンカウントを知らなかったりロトの剣を見つけてなかったり第二形態に驚いたり、と、まさにRPGというものに初めて触れるものの思い出という感じがする。この時の気持ちを忘れずに、これからもRPGをプレイしてきたい。

 

ちなみに初めてやったRPGはスーパーマリオRPG。まさかの。

 

(文・やなぎアキ)

 

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