思い出深いゲームってたくさんありますけど、やっぱりドラクエ1プレイ時の思い出は大切にしていきたいですね。
なんていったて、記念すべきドラゴンクエストの第一作ですから!当然たくさんの頓珍漢な思い出があります。これを読んでいるあなたにも、ぜひわかるわかる~と思ってもらえれば幸いです。
初めてのRPG!
ドラクエが初めてプレイしたRPGだったという方って、やっぱり多いのでしょうか?私はスーパーマリオRPGを既にプレイしてましたが、ドラクエでのRPG体験の方が印象が強いです。
それまではずっとマリオをプレイしていました。横スクロールのゲームで、せいぜいマリオブラザーズ3のワールドマップをワーワー歩き回って楽しむくらいなものです。
そして満を持して、ドラクエ1をプレイする権利を得たわけです。親から。
お手本のようなゲーム教育ですね。RPGをやらせても、問題なくプレイできるだろうと判断できるまではマリオでゲームに慣れさせておくとは。
RPGって、町の人からの情報を的確に処理したり、洞窟のマップを頭で構築したりと、割と高度な技術が求められますからね。ちなみに私の場合は小学2,3年生くらいで許しが出ました。今後お子さんにドラクエをさせようと考えている方は、参考にしてください。
ちなみに私は実はスーファミのリメイクドラクエ1から入った口です。
家にあったスーファミは何かしらが壊れていて、テレビ画面が白黒になってしまっていました。しかしドラクエをやるにあたり、新しくスーファミを買ってもらいました。500円で。
音楽が怖かった
ドラクエの素晴らしさをあげてはきりがないですが、やはり音楽の素晴らしさは語らなければいけないところでしょう。
広大なフィールドを歩くときに流れる『広野を行く』。名曲ですね。
もの悲しい感じの曲調が、一人旅の過酷さを表現しています。
これ、子供心にめっちゃ怖かった。
今ではドラクエ3の『勇者の挑戦』、ドラクエ6の『敢然と立ち向かう』などと並ぶほど好きな曲ですが、初プレイ時はすげぇ怖かったし嫌いでした。子供だったから、しょうがない。
RPGなんてフィールドに出ているかダンジョンにいるかみたいなゲームなのに、フィールド曲嫌いってもうちょっと詰んでいます。
じゃあダンジョンの曲は平気だったのかと言われると全然そんなことないわけで。
むしろ洞窟の曲の方が怖い。
ドラクエ1って、第一作目だけあって後続の作品とは違うところがそれなりにあるわけですけど、この洞窟の曲もそうですね。階層が下がるごとに、スローテンポになり、より恐ろしくなるわけです。
これがめっちゃこわい。いたいけな子供には耐えられなかったです。いや、耐えながら洞窟探索していたんですけれども。
しかもドラクエ1の洞窟なんて、自分の周囲以外真っ暗ですからね。なにあの難易度。こわ。
フィールドもダンジョンも嫌いな音楽が鳴り響いているのに、よくもまぁ世界を救う決意をしたものです。さすが勇者。
洞窟から出られなかった
ガライとドムドーラの間にある岩山の洞窟、事件はそこで起きました。
ストーリーには直接関わらない、ただ中にある宝箱を入手しちゃおうくらいの洞窟なのですが、も~~~出られない!!
ドラクエ1のダンジョンなんて言うのは、狭いし階層も深くないし、普通であればすぐ脱出できるはずなんですよ。ですが、先ほど書いたように、ドラクエ1というのは周りが暗いのです。ちゃーんとマップを自分で構築しないと、あっという間に自分がどこにいるかわからなくなります。
加えてあのこわーいBGM!
鼻たれがきんちょだった私は耐えられなくなってしまいましたね。勇者失格!
そこで先輩勇者である親に助けを求めたのを今でも覚えています。私の親こそがロトの勇者だったんだ!
ちなみに普通に親も苦戦していて「リレミトを使いたい……」と唸っていました。そのレベルに達してなくて、子供心にもなんだか申し訳なかったですね。
情報を活かせなかった
RPGの醍醐味の一つと言えば、町の人からの情報を活用しての謎解き。ドラクエ1にももちろんその要素はあります。
ローラ姫をさらった魔物はあっちの方に飛んで行ったよ~とか、太陽の石はお城にあるよ~とか。聡明な小学生だった私は、巧みにスイスイ先に進んでいきました。
もちろん、妖精の笛という重要アイテムもなんなくゲットです。
「こいつぁ大事なアイテムの匂いがプンプンするぜ!!」
時がそれなりに過ぎて、満身創痍の勇者がメルキドに到着しました。ようやく町だ~と、これまでの旅路を思い出して嬉しくなったものです。
しかしこれを読んでいるあなたなら、当然お判りでしょう。メルキドに入る為には、最強の番人、ゴーレムを倒さなければいけません。突如立ちはだかるゴーレムに私は度肝を抜かしましたよ、ええ。
町を守っているだけあって、ゴーレムはなかなかの強さを誇ります。たった一人の勇者が立ち向かうには骨が折れる強さです。
しかしご安心を!先ほど手に入れた妖精の笛を使えば、ゴーレムはたちまち眠りにつき、らく~に倒すことができるのです!町の人もそんなことを言っておりました!
はい!聡明な小学生だった私、そんなことには気づかず普通に倒しちゃいました!!
こいつ、強すぎるよ~、とヒーヒー言いながら戦っていました。
情報をしっかりと覚えておくことって重要ですね。今だったら絶対そんなミスしないです。二周目プレイのときに、笛使ったらゴーレム楽勝だな!?!?!と驚いたものです。
結果、初プレイ時には「妖精の笛って、結局どこで使うんだろう?」と疑問のままクリアしました。
ロトの剣が見つからなかった
物語は最終局面。竜王の城です。
聡明な小学生だった私、玉座の後ろの階段にはすぐ気づいてやりましたよ。ただね……
お察しの通り、伝説のロトの剣は見つけられなかったよ!!
なんででしょうね。わからないです。
なので最終決戦はメルキドに売っているほのおのつるぎで挑みました。
マイラにいるおじいさんがね、「その剣ではりゅうおうは倒せないぞ、ばっかもーん」みたいなことを言うんですよ。でも倒しちゃいましたね。なんだあのじいさん。
りゅうおうもね、世界の半分を持ちかけてくるんですよ。好奇心旺盛な私は、一旦その交渉に乗っちゃうわけですね。勇者失格。
そうすると、スーファミ版ではりゅうおうが勇者の持っている剣を欲しがるわけですが、これにはさすがの私も
「な~んでこいつ、こんな何の変哲もない剣欲しがるんだ。ロトの剣欲しがれよ」
と思ったものです。見つけていない私の責任ですけど。そしてそこまで言われてようやく断りましたね。剣はあげられないよ!
ちなみにそのままロトの剣以外のものを渡すと、「こんなものでワシを倒すつもりだったのか、ばっかもーん」的な事を言われるらしいです。倒せるんだけどなぁ。
ちなみにロトの勇者である私の親は、ロトの剣は無事に見つけたものの、なんと装備せずにりゅうおうを倒してしまったようです。
「武器や防具はもってるだけじゃダメなんだぜ」
もっと沢山思い出を語りたかった
他にも、仲間がいなくて寂しいから城の兵士と歩幅を合わせて仲間がいるように見せていた、とか、しにがみのきしをなんとか回避してロトの鎧を手に入れられないか試行錯誤した、とか、思い出は尽きません。
ぜひぜひ、この機会に皆さんもドラクエ1の初プレイ時の思い出を語ってみてください!
(文・やなぎアキ)
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