ドラクエ5には難所がいくつかある。
死の火山、グランバニアへの洞窟、ブオーン、そして封印の洞窟。
王者のマントがある封印の洞窟。
王者のマントは特に攻略に必須ではないため、行く必要のない洞窟ではある。しかし守備力の低い主人公のために、耐性も優秀な王者のマントはぜひとも欲しい。
そのため人は皆封印の洞窟に行く。
そこで打ちのめされる。
あまりのモンスターの強さに!!
パルプンテを使うムーンフェイス!世界樹の葉を使うバルバロッサ!ベギラマ使いシルバーデビル!
そして!
そしてぇええええ!!
ブルーイーター・レッドイーター!
を使役している!!
エビルマスターぁああああああああああ!!
あまりにも許せない。この3匹は本当に許せない。こいつらに煮え湯を飲まされたものは多いだろう。
どっちがブルーイーターでどっちがレッドイーターかよくわからないのも腹立たしい。ぱっと見で赤いなぁ!という方がブルーイーターで、ぱっと見で青いなぁ!という方がレッドイーターである。これで覚えられたね!
この二匹は素早さ、そして攻撃力が高く、何も対策をしていないとあっという間にパーティーが瓦解してしまう。しかも大体複数匹で出現する。
さらにレッドイーターは麻痺攻撃持ち。ばかも~ん、こんなやつに麻痺を持たせるなぁ!
しかもいやらしいのが、二匹の耐性が違うこと。イオラで攻撃をしても、レッドイーターにはあまり効かないのだ……。
バイキルトを使って攻撃を仕掛けていくしかない!
あと、息子のスクルトで被ダメを減らそうとしても、息子の素早さが彼らに基本的に負けているため、散々噛みつかれた後にスクルトがかかる羽目になる。それでもないよりはましだが、なかなか腹立たしい。
そしてそんな彼らよりもむかつくのが、エビルマスターだ!
彼は両脇に二匹ずつレッドイーター・ブルーイーターを従えて真ん中に鎮座していることが多い。
こいつが本当に嫌いすぎる。
まず、身を守ることで同族を呼ぶ。
これにより戦いがエンドレスになる。
次に、ブルーイーターを呼ぶ。
これにより戦いがエンドレスになる。
そして最後に、ベホマラーを使う。
これにより、戦いが。エンドレスに、なる!!
ばかも~ん!仲間を呼ぶ魔物に全体回復を持たせるなぁ!!
仲間を呼ぶのはまだいい(よくない)!最悪なのはベホマラー!
敵を一掃させようと全体呪文を使っても、全く意味がない!
バイキルトで一匹ずつ刈っていくしかない……。
そもそも封印の洞窟、仲間を呼んだり回復したり蘇生させたりするモンスターが多すぎる。ばかも~ん!!!
そんな彼らの猛攻をかいくぐりながら、怖い顔のレリーフを岩でふさがなければいけないという苦行。何をどう頑張ったらドラクエにこんな高難易度のダンジョンを作ろうと思えるのだ!
ここがあまりにも辛すぎたせいで、その後の大神殿がぬるすぎてしまう。ぬるま湯。
ちなみに、ブルーイーターもレッドイーターもエビルマスターも二フラムが効くので、それを知っていると一気にイージーモードになる。
が、しかし、こんな終盤で二フラムを使おうと自分で思いつくものはなかなかいないだろう。意地悪な救済策だなぁ、エニックスさん~。
(文・やなぎアキ)
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