ドラクエ11が発売されてから早3年。早い。
3年も経ったのだから、そろそろ思い出を語ろうと思う。
「ドラクエ11のここが苦戦したなぁ~」というのを語ろうと思う。
と、思い立ったが、ドラクエ11というのは昨今のゲームと同様比較的難易度は低い。ドラクエは子供から大人まで楽しめるコンテンツだからだろう。ところどころ、「昔と違って優しいなぁ」と感じる部分がある。レベルが上がると全回復したり、ルーラは覚えてしまえば、ほぼほぼいつでもどこでも使えたり。
しかし!それでも苦戦した部分はある!
※画像には一部ドラクエ11Sのものが含まれますが、内容は2017年発売のPS4版の内容です。
アラクラトロ
祝・ドラクエ11にて初全滅。
グロッタの町の地下深くに眠っていた巨大なクモである。いつもアラクネと間違える、クモだし。
比較的序盤のボスのため、こちらの強さも装備もいまいち不十分だったのが要因か。正直ここに行きつくまではとんとん拍子に進んでいたので油断していた。油断しきっていた。助っ人外国人ならぬ助っ人老人のロウもいたし、こちとらカミュベロニカセーニャシルビアがいる。バランスの取れたパーティー。
が、負けた。アラクラトロの攻撃力の高さはもちろんのこと、まず死グモのとげ。全体攻撃かつ守備力低下の効果。アホか。さらにメダパニーマとかいう全体混乱技。シルビアねえさんのツッコミが追い付かないよ!そしてダメ押しの呪縛糸。混乱技あるのにさらに1ターン休み技持ってるのずるくない……?
そんなこんなで初見は全滅。回復ばかりで攻撃ができないという反省を活かし、二戦目はカミュのジバリアやれんけい技の火炎陣でターン経過時にコンスタントにダメージを与える戦法に変えて事なきを得た。
が、手前のダンジョンで今作初めて手に入れた「せかいじゅの葉」を使ってしまった罪は消えないのだ……。もったいない。
ブギー
上記のアラクラトロの件を見ればわかるように、私(みんなもかな)は状態異常にめちゃくちゃ弱い。耐性装備をすればよいのだが、初見はまず上手くいかない。属性攻撃の耐性は常に気を使っているが、混乱などには気が回らない。
なので妖魔軍王ブギー戦も大変苦戦した。
呪われしマルティナからの連戦というのがまずきつい。マルティナさん、お色気攻撃をしてくるのだが、ロウとグレイグがことごとく引っかかる。しっかりしろ、シルビアがため息をついているのが手に取るようにわかる。
そこからのブギー戦。今度はシルビアがめちゃくちゃさそう踊りに誘われる。そしてここで何度グレイグのバンデルフォン音頭を見たことか。ここが初見だったため、「なんだこいつ……」と思った覚えがある。
そしてさそう踊りだけでは飽き足らず、こちらを魅了もしてくる。ブギーなんかに魅了したくないが、けっこうみんな魅了する。まじ、魅了、なんなん?
正直、BGMが『ずっこけモンスター』(DS版ドラクエ5のスライムタッチの曲)だったため「ネタキャラか、楽勝そうだな」という謎の慢心がいけなかった気もする。
ハッスルじじい・邪
上記のブギーの件を見ればわかるように、私(みんなもかな)は状態異常にめちゃくちゃ弱い。めちゃくちゃ弱いんだよ!!
ハッスルじじい・邪、自己紹介のときに「ハッスルじじい・邪じゃ」になるじゃん。ただのハッスルじじいが元気よく自己紹介したら「ハッスルじじいじゃ!」になって、自己主張強いハッスルじじい・邪だと思われちゃうじゃん。
そんなハッスルじじい・邪、モンスターは呼び出すしさそうおどりはするし、名前の通りハッスルダンスするし、しかもハッスルダンスにはモンスターたちをゾーン状態にする効果があるし……。
アホか。
呼び出すモンスターも厄介な状態異常を仕掛けてくるし、だから魅了はやめろって言ってるだろ!!
そんなこんなで無事全滅した。祝!
「え?こんなハッスルじじいごときに、ワタクシ、全滅しちゃうんですの?」と思わずキャラ変したくなるくらいにはプライドがやられた。
正直、BGMが『ずっこけモンスター』(DS版ドラクエ5のスライムタッチの曲)だったため「ネタキャラか、楽勝そうだな」という学習能力のなさがいけなかった気もする。
無明の魔神
最後はこちら、ネルセンの試練にて戦うことになるホメロスの姿をしたボスモンスター。
上記ではさんざん状態異常によって思わぬ苦戦を強いられていたが、無明の魔神に関しては純粋に猛攻がきつかった。言い訳無用の猛攻。己の弱さのみが焦点。
ただ倒すだけならじっくりと攻め入ればいいが、無明の魔神戦を困難にしていたのは手数の制限。50手以内に倒さなければいけない。きつくない?
ただでさえ攻撃がきつく回復に手を回したいのに、さらにこやつ、モンスターまで呼び出すものだから手に負えない。しかも50手以内。きつくない?
倒せないのならレベルを上げればいいじゃないとは思いつつ、私は「ギリギリの戦いをしつつ勝利を収めることに喜びを感じるタイプ」だったので、レベル上げは最小限に収めたかった。うん、まぁ勝てなかったからレベル70以上まで最終的に上げたんですけど。おかげでニズゼルファさん、楽勝だったんですけど、ちくしょう。
仲間を入れ替わり立ち代わりで戦わせるのが無明の魔神での戦い方だったが、一番印象に残ったのはベロニカ。無明の魔神が呼び出すモンスターにキラークリムゾンがいるのだが、こいつ、たまに魔法を跳ね返しやがる。しかし非常に強いため私は一掃したい一心でベロニカにイオグランテを使ってもらう。
するとけっこうな確率で跳ね返されるのよね。するとベロニカ、自分のイオグランテをくらって死ぬのよね。
それを承知で、ベロニカにイオグランテを打ってもらってたのよね。「博打だぁああ!行け!ベロニカあああ!」みたいなテンションで。
あまり効率のいいやり方ではないな、と何回も全滅もしくは失敗した後にようやく気付いたが。
ドラクエ6でバーバラに開幕マダンテさせてその後馬車に引っ込めるよりも非道な行為をしているな、と今になって思う。
さぁ!あなたがドラクエ11で苦戦したのはどこかな!?
(文・やなぎアキ)
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