ニュースを見たとき、おおすごい!さすが堀井雄二さん!と思ったのは当然なのですが、GDCアワードってなんだ?生涯功労賞ってなんだ?
一体今まで誰がとってきたんだろう?と思ったので調べてみました。
まずGDCアワードとは「ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード」の略です。
優れたゲームクリエイターとコンピュータゲームを対象に、Game Developers Conferenceが毎年授与する賞。
ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード - Wikipedia
ゲーム業界のアカデミー賞やグラミー賞のようなものでしょう。
GDCアワードの中でも注目されるのは、その年を代表する優れたゲームに送られるゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)でしょうか。こちらを受賞した歴代のゲームは、やったことはなくても聞いたことはあるゲームばかりです。
2017年には昨年ゲーム総選挙で一位を獲得した『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』が受賞しています。
そして生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)とは、その賞の名の通り生涯にわたってゲーム業界に貢献してきたクリエイターに贈られる賞です。
日本人でこの生涯功労賞を受賞しているのは、
マリオシリーズの生みの親である宮本茂氏
ファイナルファンタジーの生みの親である坂口博信氏
プレイステーションの生みの親である久夛良木健氏
などなどなど、レジェンド級の方ばかりです。
海外の方では、
シムシティなどで知られるシムシリーズの生みの親であるウィル・ライト氏
コンピューターRPGの祖とも言われるウルティマシリーズの生みの親であるリチャード・ギャリオット氏
GOTYを受賞したアンチャーテッドシリーズを生み出したエイミー・ヘニング氏
などなどなど、こちらも名だたる顔ぶれです。
参考URL
そして2022年、ドラクエの生みの親、堀井雄二氏が同賞を受賞しました。
こちらに堀井さんのコメントが全文載っていますので是非読んでみてください。
上の記事中にもありますが、堀井さんのすごいところは『ドラゴンクエスト』という一つのシリーズにずっと携わっていることだと思います。
ストーリーを考え、キャラクターを考え、セリフを考え、そういったゲームの根幹ともいえる部分を考えているのが、いつだって堀井雄二という人間であること、そうして一つのゲームに心身を注いできたからこそ、今回生涯功労賞を受賞できたんですね。
ドラクエファンの中には、堀井さんだからこそずっとついてきているという人もいるでしょう。
ずっとついてくるといえば、ドラクエに最初から関わってきたのは堀井さんだけではありません。キャラクターデザインを担当している鳥山明先生、そして音楽を担当していたすぎやまこういち先生。この二人と堀井さんがいたからこそドラゴンクエストがあり、35年間という長い歴史を作り上げることが出来たのです。
昨年、残念ながらすぎやまこういち先生は亡くなってしまいましたが、これからもドラクエはドラクエのままであり続けると思います。3人が作り上げたドラクエは永久に不滅です。
そして、ドラクエ12がどんな冒険になるのか、今から楽しみです。
先ほどの生涯功労賞を受賞した方たちが掲載されているページを見ると、本当にゲーム業界に大きく貢献してきた方たちばかりなことがわかります。
この中に堀井雄二氏が加わること、そして氏が作ってきたドラクエシリーズをこよなく愛している自分がいること、それを誇りに思います。
本当におめでとうございます。
(文・DQフリ編集部)
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