前回までのあらすじ
光の教団の手がかりを得るため、一度デボラと二手に分かれて情報を集めることにしたモガマル。
するとガイアスがまたしても美女の気配を感知した！
その方向へ向かっているモガマルたちが出会った人は……？
前回
第二十五話 またまた謎の美女登場だぞ！
色んなものを感知するようになって、いよいよばけものじみてきたジジイに従ってとりあえずやってきたけど……。
お、たしかにあそこに誰かいるな？
うおおおおお！とんでもない美女キターーーーーーーーーー！！すげーーー！ジジイーーー！！
って、リリアン？
とりあえずオレたちはリリアンではないです。
あなたは一体誰ですか？
そうだよな、やっぱり人違いだよな。
いやいやいいんですよ、人は誰しも間違いを犯します。オレにとっての間違いは、あなたという美女に出会ってしまったことですかね。
あ、スイマセン、黙ります。
あ、その言い方はこの人もデボラさまと同じように別の星から来た人なんだな。そうか、最近別の星から人が来るのが流行っているんだなぁ。しかも美女限定。
え？サンチョ？覚えてないです。
思わず見間違いをしちゃうくらいリリアンという人はモガマルに似ているんだな。ということは、かなりの美男子なんじゃないか！？そうかそうかぁ、一体どんな人なんです？
犬かーーーーーーーーーーーーーーーーい！！
いや
犬かーーーーーーーーーーーーーーーーい！！
おいーーーーーーーーーー！！
え、いやぁ、それはもちろん、あれだろ、モガマルくん、なぁ？
やっぱり、ねぇ。
ごめんて、ごめんごめん。
でもきっとあれだろ、そのリリアンって犬は犬にしておくにはもったいないくらい美しくて凛々しい犬なんだよ。モガマルが犬に似ているんじゃない！リリアンがモガマルに似ているんだ！
そういうことにしておこう！
小魚にも似ているし犬にも似ているなんてことになったらもうめちゃくちゃだもんな……。
いえいえ、いいんですよいいんですよ。
これがデボラさまだったら、謝らないでむしろ褒めてきそうだな。あら、私が飼っているリリアンに似ているなんて光栄でしょって。
お？なになに？
犬を飼ったことが？オレもモガマルもないから、そうかそういう人にだけわかる何かがあるんだな？
？？？？？？
そ、そうなの？100歩譲って愛犬を思い出したとしても、愛犬と間違えることはなくない？
それに、信頼できそうって判断するのが、あまりにも早くない？
さすがのモガマルもちょっと引いているよ。
デボラさまといいこの人といい、別の星の美女というのは変わった人が多いなぁ。
次回予告
モガマルたちの前に現れた謎の美女。
彼女もまた光の教団を追っているようだった！
そしてデボラ同様既にあったことがある人物だった！
次回、「二人目の美女、フローラだぞ！」！
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ！
（文・やなぎアキ）
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