シアトリズムドラゴンクエストを知っているだろうか?
3DSで発売されたドラクエの音ゲーである。
ドラクエシリーズの名曲の数々を体感しながら、戦ったりすごろくを遊んだりのゲームである。
あの名曲で遊ぶことが出来るなかなかの良作なのだが、他にも非常に素晴らしい点がある。
キャラクターが可愛いのだ。
ドラクエ1~10までのプレイアブルキャラクターを網羅し、中にはローラ姫などの重要キャラクターもいる。
モンスターたちもボス・雑魚含めて豊富に取り揃えている。
今回は、そんな可愛いシアトリズムのキャラクターたちの中から、ドラクエ2のあの3人の勇者たちをピックアップ!
ローレシアの王子
まずはドラクエ2の主人公of主人公、ローレシアの王子。
シアトリズムはステージをクリアするなどの条件を満たすと、キャラクターのカードをもらえることがある。それをバインダーで収めている形式だ。普通にこれ、グッズとして出してくれてもいいんだよ?
カードの裏側にはキャラクターの説明が書かれている。
「ローレシアの若き王子」。いい響きだ。ドラクエは主人公が実は王子だった展開がかなり多いが、物語当初から王子であることを全面に押し出している作品はドラクエ2のみ。いいねぇ。
「呪文はいっさい使えないが、武器を持てば屈強な魔物とも十分に渡り合えるほどの力を発揮する。」
本当に、彼の筋力がなければあの旅は不可能だった……。
このようにキャラクタービュアー(ビューアーじゃないんだ)を使って動きの確認もできるぞ!
ローレシアの王子の最終武器として名高い稲妻の剣と、伝説のロトの盾を装備している。こうやって改めて見ると、稲妻の剣はシリーズの最終武器の中でもかなりごっつい見た目をしている。そのごっつい剣をこの可愛いデフォルメキャラが持っているギャップが良い。
シアトリズムなら、あの屈強なローレシアの王子が疲れている姿を見ることもできるぞ!
サマルトリアの王子
続いてはサマルトリアの王子。先ほどのローレシアの王子に比べると、カードのレアリティが一個下がってしまっている。ごめんね。
裏の説明はこんな感じ。
「非力なため重い武器や防具は装備できない。」しかしリメイク版では装備できる武器が増えていたりと助かった。
「そのマイペースぶりに周囲が振りまわされることも。」
いやほんとにな!!
装備品ははやぶさの剣と、イラストでサマルトリアの王子が装備している謎の盾。よくソシャゲなどで出てくるサマルトリアの盾だろうか。
はやぶさの剣を装備しており、インナーも黒いことから、こちらはリメイク版(正確にはFC版のパッケージ裏)のデザインを基にしているようだ。そういえばローレシアの王子のインナーも黒かった。
ゲーム中にモンスターから攻撃を喰らったり、
転んだりもすることから、こういうモーションがある。
かわいい。
ムーンブルクの王女
最後はムーンブルクの王女。サマルトリアの王子よりさらにカードのリアリティが低い。運なのでしょうがない。
そういえば、カードに記載されている名称がちゃんと「サマルトリアの王子」「ムーンブルクの王女」となっており、彼女たちにいくつかある名前というわけではないのがわかる。
ドラクエ5の娘息子はどんな名前になっていたかな……。
裏の説明には、「その美しさと優しい人柄によって誰からも愛されていた」とある。そうなんだ……。そんな感じはするが、そうだったんだ、とも思う。
「呪文に関しては、あふれんばかりの才能を持つ。」とある。
ローレシアの王子も「実力を発揮する。」とかっこよく締められていたが、サマルトリアの王子だけ能力に関する文章が「装備できない。」とネガティブな情報で終わっている。こういう細かいところでもサマルトリアの王子がネタにされている感があるなぁ……。
こちらもいわゆるリメイク版(先に述べたように実際はFC版から存在する)のデザイン準拠である。ブロンドの巻き髪だ。
そういえば、肩からかけているポシェットのようなものには一体何を入れているのだろうか。薬草か飴ちゃんかな?
女の子だから口がちょっとリップ塗ったみたいになっているね!かわいいね!と思ったが、よく見たら上の男性二人同じ口だったので勘違いだった。先入観はこうして生まれるのである。
ゼエゼエ言っているときは膝が曲がっているので、ローブで足元が隠れるのがちょっとお姫様っぽくて可愛い。
シアトリズムは最初に書いたように、1~10までほぼ全キャラを網羅している。顔の作りやモーションは全員同じだが、それでも各キャラには各キャラの可愛さがあってみてみると楽しい。装備しているものに着目してみるのもまたしかり。
しかし3DSのゲームはだいぶ古いものなので、ここは一つ、ドラクエ11も加えたうえでSwitchでシアトリズムを出してほしいなぁと思ったり思わなかったり。
(文・リモート侍)
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