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【ダイの大冒険】ダイ大第五十五話感想!ハドラーのために涙する日が来るとは思わなかった。

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なんとなくこのダイ大の感想記事の最初は、近況をお知らせしているなぁと思います。

今回の週末は、地味に微熱を出しました。

一晩寝たら治ったのでよかったです。

 

各話感想

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

では、いよいよハドラー対バランの戦いに決着がつくのか、「黒の核晶」いってみましょう!

 

 

超魔生物VS竜魔人

ポップたちとハドラー親衛騎団のみなさんの戦いもとうとう始まったようです。

以前の経験を活かし、相手の得意な分野にこちらの得意分野をぶつけることはせず、それぞれの武器を最大限活かせる布陣となっています!

スピードでブロックを翻弄するマァム!追いかけっこをするヒムとヒュンケル(かわいい)。真空の斧をうならせシグマのスピードを抑え込むクロコダイン(やっぱりシグマかっこいい!)!そして軍師ポップと軍師アルビナスの対決!

お前らに!未来がかかっているんだよぉ!!!

 

 

そんな中、竜魔人と化したバランは、超魔生物であるハドラーの攻撃を楽々にいなしながら攻撃を続けます。その力の差、あまりにも圧倒的……!

ハドラーの自慢の爪すら、竜魔人の皮膚には通らない!バランの繰り出す蹴りに思わずうなるハドラー!この蹴り!重い一撃っぽいのに、ちゃんと引き足を取っている点から、キレもビンビンであることがわかります。明らかに竜魔人はパワータイプっぽい見た目なのに、スピードやキレも抜群であることがよくわかる一撃です。

 

ここまで来たら、ハドラーには明らかに勝ち目はありません。超魔生物にまでなったのに……。

右腕まで折られ、技を封じられたハドラー。我が子を脅威にさらされたバランは、今持てる最大限の力を発揮しています。

その様子を見ていたバーンは、ハドラーに勝ち目がないとわかると、黒のコアを爆発させようとします。ハドラーに勝ち目がない以上、そうしてやるのが情け、違うか?と。

 

 

 

 

違うだろ!!!!!!!!

 

 

 

馬鹿かおめぇ!!!んなわけねぇだろ!!!外野から茶々入れられて決闘の勝負がつくことをハドラーが望んでいるわけないだろ!たとえ負けたとしてもだ!バーン!お前は自分の行いをそうやって正当化したいだけだろ!

おい!ミストバーン!お前もなんか言ってやれ!

 

 

何も言わんのかい!!!

 

 

バーンはその指先から魔力を送り込めば、いつでもコアを爆発させることができます。

一体どうするんだ、バラン!

 

そんなやりとりがされているとも知らず、ハドラーは負傷した腕でも超魔爆炎覇を打つかまえを見せます。バランもそれに受けて立つことに。

間違いなく、これがハドラーの最後の一撃になるでしょう。腕の激痛をこらえ、最後まで戦わんと相手を見据えるハドラーは、間違いなく武人です。漢です!応援してやる気はこれっぽっちもないですが、その一撃にすべてをかけるのだ!ハドラー!

 

ハドラーと!バランの!力がぶつかりあう!!

 

結果は!!

 

 

ハドラーの涙

バランの腕が深々とハドラーの腹に入り込み、ハドラーは力なく腕を下ろします。

何もかも捨てて生まれ変わったハドラーでも、竜の騎士にはかなわなかったのです。

 

しかし、戦いは終わったわけではありません。

 

バーンはハドラーが今度こそ負けたのを見届けると、小指から魔力を送り込みコアを爆発させようとします。

お前の望み通り、死してもバランたちに一矢を報いさせてやろうと。

 

 

 

そういうことじゃねーーーーーーーし!!!!

 

 

 

死してもなお一矢報いたいのはそうかもしれんけど、それはあくまでも自分の力でだから!お前の茶々入れでじゃないから!なめんな!こないだからお前、全然人の気持ち考慮してねぇなぁ!さすが大魔王だぜ!!

 

砕け散ってしまう!黒のコアが!!

 

 

だが!コアは爆発しない!バーンは確かに魔力を送り込んだというのに!

 

 

そう!バランだ!バランがハドラーに食らわせた一撃!それにより、黒のコアをハドラーの体内から抜き取ったのだ!そして竜闘気でコアの爆発を防いでいたのだ!

バーン!ここにきて初めての狼狽!ざまぁみろ!

 

しかし!ここでハドラーは知ってしまう!己の体に仕込まれた、忌まわしい爆弾のことを!うろたえるハドラーに、バランは体内に黒のコアが埋め込まれていたことを明かします。

なぜそんな危ないものが……一体誰が……。バランはバーンの仕業であることも伝えます。ハドラーに地上を与えると言いながら、全てを吹き飛ばそうとしたバーンです。驚愕の事実を伝えられたハドラーは、全てを察します。なぜ、ダイとバランが手加減をしながら戦っていたのか、なぜ全力での決闘に及ぶことができなかったのか。正々堂々とした戦いなど、最初からあり得なかったのです。命を捨ててまで、己の強さを証明したかったこの男に、そのすべはとっくの昔に残されていませんでした。声を荒げて泣くハドラーに、思わず私も涙してしまいます。どれだけ憎むべき相手だとしても、その真剣勝負が邪魔されていい道理などないはずです。正面から戦って相手を破る、それでこそ、アバン先生の仇を取れたと言えるのではないでしょうか。きっとここにアバン先生がいたら、ハドラーが相手であってもその気持ちを汲んでくれたことでしょう。

物語の最序盤からずっとダイたちの宿敵でいたハドラーの最後の戦いが、こんなことでいいのでしょうか。あまりにも残酷すぎます。

ハドラーが泣き叫ぶ姿を見て、何かを思うバラン、そしてミストバーン。

 

しかし、それを何とも思わないのは諸悪の根源であるバーン、そしてキルバーンでした。キルバーンはかっこいいからちょっと許しちゃう。

 

バーンは、自らが赴きコアを爆発させようとします。

しかしそれをさせたとあっちゃあ面目丸つぶれなキルバーンとミストバーン。そう思うか思わないかのうちに、すでにミストバーンが向かっていったようです。

それを見て不敵に笑うバーン。なにわろてんねん!!!

 

 

バランはハドラーからコアをもぎ取ろうとします。そのあまりの激痛!

そして!そこに現れたのは!もちろんミストバーン!

 

ハドラーはミストバーンに、お前にとっても自分は駒にすぎなかったのかと問いかけます。それにミストバーンは冷たく答えるのです。

大魔王様のお言葉はすべてに優先する、と。

それを聞きショックを受けるハドラー。彼らにとって、仲間としての情なんてまったくなかったということです。

しかし、本当にそうなのでしょうか。バーンやキルバーンはまだしも、ミストバーンはちょくちょくハドラーのことを気にかけているっぽかったのに……。ちょびっとくらい、同情してくれていると信じたいです。まぁ同情していたから何なんだという話ですが。結果は別に変らないですし。でもそういう気持ちだけでも救われるものってあるじゃないですか……。

 

関係ないですけど、ここ、かつての魔王軍としての仲間、でも今は様々な境遇で立場が違う3人がそろっているって感じでいいシーンですね。以前は3人とも大魔王バーンのために活動していたのに、今やそれをしているのはミストバーンだけ。バランは完全に寝返り、ハドラーはたった今バーンに見捨てられたことを知り気持ちの整理もつかずうろたえている、と。ちょっと軍団長が最初に集まるシーン見返したくなりました。

 

ミストバーンは彼らに指一本触れず、黒のコアを爆発させることができるそうです。

そして、自らを覆うローブの前をはだけると!なんと!これは!ヒュンケルとの戦いで一瞬だけ見せたやつ!一体!!

 

 

ミストバーンの素顔!?

なんとそこには!!

ごっついイケメンが!!!!

えええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!

ちょ、そんなごっついイケメンおると思いませんじゃん!?!?!?!?!

ごめ、ごめんなさい、まじでびびりまくりました。

もとは人間、みたいな話、前にもありましたけど、だとしてもこんなイケメンですか!?だから声もあんなにかっこいいんですか!?ジョジョもびっくりよ、こりゃあ!

 

ミストバーンはその姿のまま、コアに魔力を送り作動させます!

バランの竜闘気であればあらゆる魔力を封じられるはずなのにも関わらずです!それが可能なのは、バーン自らが魔力を与えたときだけ!コアを作ったものの魔力だけ!

それなのにコアが作動している!?

はっ!!?

ミストバーンの正体って、バーン自身の分身かなにか?あのごっついイケメンは、若かりし頃のバーンの姿?ミストって、霧って意味ですよね。なので、バーンの影的なこと?ミストバーンとキルバーンは名前にバーンが入っていますし、あの二人は昔馴染み且つバーンの一番の側近って感じだったので、正体もバーン絡みだろうとは思っていましたが……。バーンそのものとか、バーンの一部とかですかね?ヴォルデモートの分霊箱みたいなニュアンスとか……?色々考察は尽きないです。初見の人の反応を楽しみにしてくれている皆さんのためにも、今後もネタバレ踏まないようにしたいです。

 

バランもミストバーンの正体について何かを勘づいたようですが、詮索する隙を与えるようなミストバーンではありません。顔を見られてしまったからなおさら、らしいんですけど、その顔ってそんなに正体に迫れるほど重要なものなんですかね。やっぱりバーンの若い頃の顔なのかな。

 

コアが作動したことにより、死の大地にも異変が……。戦いの最中だったヒュンケルも異変に気付き、すぐさま仲間たちで集まります。え、これで親衛騎団の出番終わったらどうしよう。あ、でもハドラーが死んだらどのみち出番終わりか……。え、まじですか?シグマ先輩の活躍は……。え、つら。

カール王国で待機していたレオナたちも、メルルのただならぬ反応により死の大地で何かが起きていることを察します。慌てる彼女たち。そこに現れたのは、謎の女性!

ええーーー!めっちゃ終盤っぽいのに、ここでまた新キャラ~~!?あ、いえ、元々知っていた情報の中でまだ出てきていないキャラがいたので、それかなっていうのはあるのですが、それでもびっくりです。新キャラが出てくるほど、まだまだ先があるってことですか?すごいなぁダイ大。じゃあ旧アニメは本当にかなり早い段階で終わっちゃったんですね。

 

コアがいよいよ爆発するとき、ミストバーンは去っていきました。

バラン!ハドラー!そしてダイは、もろに爆発を喰らってしまう!ど、どうするんだーーー!しんどいーーーーーー!

 

 

そして白い光がすべてを包み込みました。

 

 

その威力は、大陸を一つ引き飛ばしてもなお飽き足らぬほど!

バーンの元へ戻ってきたミストバーンは、再びローブにその姿を隠しました。素顔の方がかっこいいのに~。

こうして魔王軍に残ったのは、バーンとミストバーンとキルバーン&ピロロ。そしてバーンは、居城であるバーンパレスの結界を解き地上がなくなるのを待つのみになりました。しかし、バーンパレスを覆っていた岩山の残りが多すぎることに気づいたバーン。黒のコアほどの爆発を受けたのであれば、すべての岩山は跡形もないはずなのに……?

これは、バランが!もしかして!もしや!

あくまのめだまに生存者を探させるミストバーン。

 

すると!そこにはアバンの使徒の姿が!クロコダインが咄嗟の機転でみんなを地面に埋め込んだようなのです!

これ!メドローアを避けるためにブロックが親衛騎団の仲間を地面に埋めたのと同じだ!戦場で得たものはなんでも使う!これが戦いだよ!!

とはいえ、いくら地面の中にいたとしてもコアの爆発には普通耐えられないと思うんですよね。だからやっぱり、バランあたりがなんとかしたんじゃないでしょうか……。

こうして、バーンパレスごと空に運ばれてしまったポップたち。その全貌は、あまりにも果てしない!こんなラストダンジョン、実際ゲームだったら道に迷いまくって大変そうです!

 

それにしても、親衛騎団の皆さんは……見当たらないようです。そもそもハドラーが無事ではないでしょうしね。

ダイはどうなったのでしょうか。

最後の戦いも満足にさせてもらえなかったハドラー。親子の時間をもっと取り戻したかったバラン。

その無念を晴らすのは、アバンの使徒!お前たちだ!

 

 

(文・やなぎアキ)

 

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