ドラクエ6と7にはかっこよさというステータスが存在する。
戦闘に直接かかわるものではなく、特に気にする必要はない。だが、かっこよさを競うコンテストがあり、その際は非常に重要な意味を持つ。
キャラクターによって(特にドラクエ6)かっこよさの数値は変わるが、より数値を上げるには装備品が重要になる。
かっこよさが上がる定番の装備といえばプラチナシリーズ。また、女性だとバニーガールシリーズも有用だ。
しかし中には、かっこよさが下がってしまう装備品もある。
今回はかっこよさが下がる、要はダサい装備品の剣と鎧を紹介しよう。すべてSFC版ドラクエ6の公式ガイドブックを元にしている。ドラクエ7でも大体同じ装備品がマイナス補正がかかっている。
ちなみにドラクエ定番のひのきのぼうはかっこよさ0。つまり棒よりもダサい装備品がこの世にはあるのだ。
武器編
のこぎりがたな
かっこよさ:-2
え?かっこよくない?刀身がのこぎりのようにギザギザしている武器というわけだろう?他の剣系の武器と一線を画していてとても良いと思うのだが?
-2という数値は大したことがないように思えるが、ひのきのぼうより低いというのは納得ができない。ということで公式ガイドブックに書いている文章を読む。
突き刺すというより、引き裂いて攻撃するため、スマートさはない。
戦い方の問題!?かっこよさって見た目だけじゃなくてどう使うかも含まれるの!?
でも引き裂いて攻撃するのもかっこよくないか。豪快さがあって。いやでもハッサンがかっこいいと思われない世界観なので豪快さはかっこよさにつながらないのかもしれない。でもハッサンでもベストドレッサーを取ることは可能、大変だけど。
グラコスの槍
かっこよさ:-10
これはだってもう、使っていた人のイメージに依存しすぎているやつ。公式ガイドブックのイラストを見ても、-10されるほどのデザインとは思えない。グラコスさんがもっと見目麗しいモンスターであれば、絶対に槍の評価も上がっていた。
現に、おしゃれな鍛冶屋で鍛えてもらえば50も上がって、一気に+40になる。ポテンシャルはあるんだ……!
このように、ダサいけど鍛えてもらえば一気にかっこよくなる装備品はけっこうある。
おおきづち
かっこよさ:-10
まぁ、かっこよくはないだろうなとは思うが、マイナスにするほどだろうか……と思ってしまう。
とがったほねもたけのやりも、マイナスにはならないというのに。
一応公式ガイドブックを見ると、本来の用途は杭などを打つための道具とあるので、用途外の使い方をしていることがマイナス点なのであろうか。それならば、武骨な見た目のいしのオノが+10であることはなんとなく納得できる、ような気がしなくもない。
番外編 さびた剣
かっこよさ:+12
サビてるのにかっこよさあがるって、もうラミアスの剣のポテンシャル半端ないっしょ。
サビてる武器に負けてる武器たち、もっと頑張れよ。
鎧編
かわのこしまき
かっこよさ:-20
腰巻なのに皮の鎧よりも守備力が高いという有能な防具。しかし公式ガイドブックには
ただしかっこよさは下がってしまう。
と書かれている。かっこよさがマイナスになる装備品には高確率でこの「かっこよさは下がる」という文言が書いてある。なんか切ない。
ハッサンの初期装備であり、これのせいでハッサンはかっこよさが異常に低いキャラクターだと思われることもしばしば。しかし全キャラで一番かっこ悪いキャラはチャモロなのでお忘れなきよう。
ドラクエ5ではパパスの防具だったが、やはりパパスもかっこよさは低かったのだろうか。
ステテコパンツ
かっこよさ:-100
レジェンドオブかっこわるい装備品である。-100。すさまじい数値だ。実際にステータスのかっこよさがマイナスになることはないが、他の装備品をつけてのかっこよさ0と、このパンツをはいてのかっこよさ0は、0は0でも次元が違うだろう。幽遊白書でいうところの、S級にも色々あるというわけだ。
公式ガイドブックでも
守備力は見た目より高いが、非常にかっこうが悪い…。
という、ちょっと引き気味の説明が。「…」が付くのは相当である。
逆にかっこよさが+100になるのはエッチなしたぎだ。
不思議なボレロ
かっこよさ:-50
なんで!?ずっとこれ疑問なんだけど、なんで!?別に-50にするほどものでもなくない!?-50って相当だよ!?まじでわからん。
特に公式ガイドブックにかっこよさに言及した記述もない。-50なのに。
ボレロという形態がよくなかったのだろうか。ドラクエ6の公式ガイドブックだと、ボレロというより鎧だが。丈が短い衣服(鎧)はあまりかっこよくないという価値観の世界なのだろうか。そう考えないと到底納得ができない。
救済策のおしゃれな鍛冶屋でも鍛えてもらうことができないため、絶対に-50なのだ……。
カメのこうら
かっこよさ:-15
ああたしかに、カメのこうらを背負って戦う戦士なんて、あまりかっこいいものではない。これは納得だ。
でも待ってくれ、カメのこうらと比べても圧倒的にふしぎなボレロはダサいのか?そうなのか?35もの乖離があるほど、圧倒的にダサいのか?
カメのこうらで戦う勇者とふしぎなボレロで戦う勇者ならどっちの方がかっこいいんだ?
あつでのよろい
かっこよさ:-30
まず名前からしてかっこよくないのだが、公式ガイドブックには以下のようにある。
見た目を気にせず、ぶ厚い金属をそのまま鎧にしたもの。
潔い。見た目よりも機能性を重視させたことがよくわかる。たしかに守備力も耐性も優れている。ぜひハッサンに装備させたい。
現に公式ガイドブックのイラストではハッサンが着ている。お世辞にもカッコいいとは言えない。
子供心に、「これは確かにかっこ悪い……」と思った装備ナンバーワンである。なぜか乳首がある部分に円を描いているデザインが、意味が分からなかった。そんなことしているからかっこ悪いのではないかと。
以上、かっこよさが下がる装備品(ドラクエ6準拠)!!
盾と兜についてはまた後日!
(文・やなぎアキ)
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