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【ダイの大冒険】ダイ大第三十九話感想!ミストバーンの一言に度肝を抜く!

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先日ドラクエ9が12周年を迎えました。

時の流れの速さに驚きます。12年てでかいですからね!

早くリメイクでないですかね。

 

 

各話感想はこちら

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

ではさっそく、鬼岩城大上陸行ってみましょう!ちなみに例のごとく9時半には起きられませんでした。

 

集まる王たち

パプニカに到着したロモス王国の面々。

ここでロモス王とクロコダインが再び相まみえる!!かつてロモスに大軍を送りめちゃくちゃに破壊の限りをつくしたクロコダイン。今はダイの仲間になったとはいえ、過去に起こした罪というのは消えたわけではありません。

しかし、いがみあったからとて何だというのか……。

クロコダインが頭を下げたところ、しびれたぜ……。

そしてロモス王も思うところはあれど、それをぐっと飲みこんだのはさすが。二人ともかっこよすぎる。このワンシーンだけでちょっと泣けた。こんないい王様がいるんだなぁ。

 

そして、ベンガーナ王国がやたら豪奢な船でやってきます。王様も豪奢です。魔王軍に気づかれてはいけないというのに。さらに豪奢な大砲まで持ってきて……。

非常に気に食わないですね。いい王様もいるんだなぁと思った矢先だったので、心象がまじで最悪です。

絶対民からめちゃくちゃ税を搾り取ってるよ!ロモス王を見習えよ!

 

そしてパプニカにやってきたのは王だけではなく……久しぶりのニセ勇者一行!ま、まだ出てくるのかこいつら。しぶといですね、そりゃ根強い人気も出ますわ。

彼らは本物の勇者を目指す!と言っておりちょっとは「ふーん、いいじゃん」と思いましたが、魔王軍といい勝負をしているパプニカの庇護の元いい感じに戦おうという魂胆のよう。心を入れ替えた、とは?せこいことやっていた以前に比べたらましですけどね。応援はしているぞ!

しかし、彼らがパプニカに上陸しようとしたそのとき!巨大な何かが!たまらず逃げ出すニセ勇者一行!そ、それだけのために出てきたのかこいつら。いや、きっとまだバリバリに出番があるのだろう!

 

そしてダイはといえば、覇者の冠のオリハルコンを使ってロン・ベルクに最強の剣を作ってもらうところです。

ロンは長いことダイの手をじっと見つめていましたが、ダイならば武器に恥じぬ人間になるだろうと確信し、とうとう剣を打ち始めます。

そこにメルルが何かパプニカに恐ろしい力が迫っていることを感じます。便利。レーダメルル、便利。

 

パプニカのサミットでは5人の王が話し合いをしていました。少ないっ!世界会議で5人、少ないっ!そんなもんなのか!

なにやらロモス王とベンガーナ王はもめているようです。自身の国の力に圧倒的自信を持っているベンガーナ王は他の国と協力する気はない模様。魔王軍をなめてはいけないといくら言っても聞きません。こいつ嫌いだ。横暴な王を持つと国民も大変だな!

今ばかりはさっさと魔王軍が来て、こいつの自慢の船や大砲を破壊しつくしてくれと思ってしまいます、と思い終わらないうちにベンガーナの軍艦が攻撃を受けました。ひゃーーー!痛快だぜ!ざまぁみやがれってんだ!!これが魔王軍の力だよ!!

 

と言っている場合でありません。

魔王軍が!魔王軍の鬼岩城が!パプニカに攻め込んできました!鬼岩城が出てきたのってもうずいぶん前ですよねぇ。懐かしいなぁ。

しかしあれほどまでにでかい岩が近づいてくるのになぜ気づかなかったのか!それはミストバーンが海上に霧を出していたから!セーラーマーキュリーもストームも霧使い爆拳もびっくり!海上まるっと覆う霧とは、さすがミストバーン……!いい声してるだけあるぜ。

そして!鬼岩城の作画がかっこいい!質感がかっこいい!さては気合入っているな!スタッフ気合入ってるな!

ベンガーナ王がしてやられたのは最高だが、これはちょっと、いやかなりピンチです。それでもベンガーナ王は諦めない!戦車で対抗しようとします。いや戦車って言っても、馬が引くやつですけど。なので不安しかないです。この世界だと最新鋭の平気なんでしょうけど、うーん。ベンガーナ王は剣を馬鹿にしますが、魔王軍からしてみればその戦車も割と滑稽だと思うなぁ。

クロコダインは必死に止めますが、それを聞くベンガーナ軍ではありません。勝敗はどうあれ先陣を切って戦う勇気を見せなければならない!というアキーム隊長の言葉に、クロコダインは武人の心意気を感じます。クロコダインも戦わなきゃ!そこに修理した真空の斧を持ったバダックさんが現われます!バダックさんはなんでも修理できるなぁ。相変わらずいいコンビです。

 

鬼岩城の正体!

そんなパプニカの様子を水晶を通して見たダイたち。ただちにパプニカに戻ろうとするダイですが、ロンは止めます。まだ剣を作っている最中。剣の魂がダイと呼応したときに最強の剣が生まれるのです。剣の誕生の瞬間を、ダイは見届けなければいけないのです。

ポップはダイを残しパプニカに戻ることを決意します。鬼岩城を倒すことはポップやマァムがいてもできない、しかし時間稼ぎをして食い止めることはできるでしょう。世界の王たちが集いそこを魔王軍に狙われた今こそ、勇者の剣が必要なのです!

大丈夫!ここまで死闘を繰り広げてきたポップやマァム、そしてクロコダインがいるのです(あとチウも)。ダイが来るまでの間に、何とかして見せます!ここでその決断ができるポップは偉い。こういうのはやっぱりマァムよりポップですよね。

 

さぁ、こうしている間にもベンガーナの勇気ある兵たちはミストバーンの乗る鬼岩城を攻撃し続けています!ベンガーナの王様は気に食わなかったのですが、勇気をもって戦う兵たちのことはバカにしてはいけません!絶え間ない攻撃に、さすがの鬼岩城もひとたまりもないか!?

 

ポップはさきほどかっこよく啖呵を切ったことを若干後悔しています。今度こそ死んじゃうかもなぁと一人嘆いている様子を皆に見られ、心配されてしまう始末。しかし、マァムは違いました。たとえ臆病なところがあっても、これまでのポップの勇気ある行動を見てきた彼女にはわかります。そしてメルルにもそれはわかっています。いつだって彼は逆境を跳ね返してきました。

そして父からも激励の言葉をもらい戦いに赴くポップ。父親もまた、勇気を出したポップのことを一人前の男として認めたのです。

でも一個気になるんですけど、あの……メルルは別に戦えないんだし、残ってもいいじゃないですかね。だめですかね。

 

パプニカにすぐさま戻ったポップたち。ベンガーナ軍がなんとか奮闘し、背後でなっている音は完全に戦争のそれ。ここまで大掛かりな戦闘というのは初めてかもしれません。

ベンガーナ王は最強の剣なんてなくても自分の軍があれば勝てる!と息巻きますが、メルルには大砲の攻撃などまったく鬼岩城には効いていないことがわかります。レーダーメルルはそんなこともわかるのか、それならやっぱり連れてきて正解だったなぁ。ベンガーナの戦車よりよっぽど高性能。

そしてメルルの言う通り、一見ボロボロになっていったかに思えた鬼岩城はまったく無事!そして反撃の手がベンガーナ軍を襲う!アキームを咄嗟にかばうクロコダイン!こ、これは、二人の熱い共闘が待っていたりするのか!しかしクロコダインといえばヒュンケル、もしくはバダックさん!いやでも、武人の漢に好かれがちなクロコダインならあり得るかもしれない!みんなクロコダインが大好きなんだ!

 

そして明かされる鬼岩城の全貌!

と、特撮……?この映像、特撮かなんか見てます?気合入ってるなぁ。

それはまさに城!何丁もの大砲を身にまとった、全身武器!こんなのと人間がどう戦えばいいのか……!あまりにも無茶!岩に覆われていたときのほうがましだった!

そしてミストバーンは王たちに語り掛けます。

 

「死ね」と。

 

ドストレート!!!!!まじか!!!!やば!!!!!!ビビったわ!!!!そんなドストレートに「死ね」言うと思いませんやん!これ土曜の朝9時半のアニメなんすよ!?コンプライアンスによって様々な改変が施されたダイ大だったけど、まさかそんなドストレートな「死ね」を聞かされるなんて!しかも二回も!

でもたしかにこれはドストレートに「死ね」の方が、ミストバーンの血も涙もない冷血なキャラクターをよく表していていい!クロコダインやヒュンケルのように分かり合える感じもしない、バランのような紳士さがあるわけでもない、あの残忍なフレイザードすら足元にも及ばないようなその冷血さ!!だ、だめだ、ミストバーンが負けるところを全く想像することができねぇ!それだけのPowerがあの「死ね」には込められていた。くそっ、ミストバーン、かっこいいぜ!

 

 

ここから一体どう勝つというのでしょう。もしかしたらニセ勇者たちが一矢報いるのかもしれません、どうですかこの予想は。 ここからが彼らの、本物の勇者としての物語の始まりです。

まぁ予告見る感じ、ヒュンケルがさっそうと現れてまたいいところを見せていくのかなと思いますが。

 

(文・やなぎアキ)

 

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