前回までのあらすじ
偶然手に入れていた邪神の像は、なんとロンダルキアの洞窟に行くためのキーアイテムだった！
ロンダルキアの洞窟を抜ければハーゴンの神殿に行ける！
とうとう準備が整ったモガマルたちであった。
前回
第九十九話 邪神の像で道が開けるぞ！
さぁて、さっさとロンダルキアの洞窟に行っちゃおうぜ～。
なんだかんだでこの世界での冒険も随分長いからな……。のんきものの王子を探したり、ラーの鏡を手に入れたら犬が王女になったり、のんきものの王子が呪われたり……これまでの冒険に比べると仲間に振り回されることが多かった気がするな！
なんて話していたらもう着いたのか！
ここが難所と名高いロンダルキアの洞窟！
でも洞窟の扉はびくともしないな？
本当だ！穴だ！
これか？これが入り口か？いや、入れるような穴じゃないなぁ？
なんだぁ、これぇ？
き、気づいていたし！べべべべ別に！
洞窟を開くのには邪神の像が必要だからな！そりゃあの穴に置くよな！わわわわかってたし別に！そ、そう、あそこに邪神の像を置けばいいんだよな！
い、言われなくても置くし！
なんだよ、この間までずっと寝込んでいたくせに！急に目立とうとしやがって！置くし、すぐ置くし！瞬時に置くし！目に見えないスピードでものの見事に置くし！
これできっと洞窟に入れるようになるんだよな？
これで何も起きなかったら、あの神父はハーゴンの手先ってことだ！そしたら町に戻ってあの神父をこらしめてやる。さぁほらどうなるんだ？
おお！どっしりとした扉がひとりでに開いた！
神父の言っていたことは本当だったんだ！
いやぁ疑って申し訳なかったね！ハッハッハ。
そうだな！さっさと進んで、とっととハーゴンの元へ行こうぜ！なぁに、難所とか言っていたけどちょろいちょろい。海底の洞窟だって大したことなかったからな！
うわっ！！！！！？
で、出たアトラクション最高責任管理者、ルビス様！
な、なんですか、お仕置きされるようなことしましたっけ？あ、神父様のことを悪く言いすぎましたか？いやぁそれは反省しているので、許してもらえませんかね。
それとも別の用事ですか？ルビス様が出てくるほどだからすごい重要な用事なんですよね、きっと。
次回予告
いざロンダルキアへ挑もうとしたとき、急にルビス様が現われた！
一体モガマルが何をしたっていうんだ！？
お仕置きか！？お仕置きなのか！？
次回、「ルビス様からの助言だぞ！」！
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ！
（文・やなぎアキ）
次回
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