記事を書くにあたって、何かネタはないかなぁと考える時には攻略本を眺めたりファンブックを眺めたりすることは多い。
特にモンスターについて何か書きたいかも~と思ったときに役立つのが、25周年の際に発売された『モンスター大図鑑』。
ドラクエ1~9、そしてその間発売された多くの外伝作品で登場したモンスター、およそ1600種が載っているという、ドラクエ好きならぜひ持っておきたい一冊だ。
25周年の際には購入しなかったが、一応数年前に欲しいな~と思いネットで『ドラゴンクエスト 冒険の歴史書』と共に購入した。
未だに全部をちゃんとは読んではいない。とりあえず持っておいて、見たいときにパラパラとなんとなく見ている。
ナンバリングに登場したモンスターは大体すべてわかるが、外伝作品のみに登場したモンスターは知らないものがかなり多い。
こんなモンスターいたんだ~!と毎度毎度面白い。
そんなこんなで今回も、何かネタになりそうなモンスターいないかなとパラパラと見ていた。
岩とびあくまとかいたよね~、バピラスっていいデザインなのに全然登場作品ないね~、あ~ディアノーグかっこい…………!?
トロデ!?!?!?!
いや、やめたれや!!!!!
突如として現れたドラクエ8に登場するトロデーンの王、トロデ。
いや、たしかにモンスターズ系の作品では、トロデは仲間モンスターとして扱われているのは知っている。
で、でも!
仮にも一国の王!というか本当は人間なのに!
モンスター図鑑に載っているのかわいそう!!
知っていたとはいえ、実際に図鑑に載っているのを目の当たりにすると現実感が増す。
一応初登場作品がジョーカー1となっており、ドラクエ8のトロデのことを仲間モンスター扱いしているわけではないのよという配慮は感じるが……。
トロデが載っているのは275ページ目。
この図鑑はどういう基準でモンスターの掲載を決めているのかわかりづらいが、最初の方はスライムやゴーレムなどの超有名モンスター、そして徐々に知名度が下がっていきその都度作品順で掲載しているっぽい。最初は見開きでモンスターの情報を載せているが、後ろの方になると1ページに複数のモンスターの情報を載せている。
275ページになると1ページに6体。その中にトロデがいる。
そしてこれもまたトロデがかわいそうなのだが、周りをジョーカー1の伝説級のモンスターに囲まれてしまっているのである。
上に神獣ディアノーグ、左に神獣グラブゾン、そして右に竜の神はくりゅうおう。そこに入り込むトロデ!
めちゃくちゃやる気なさそうなイラストでたたずんでいるトロデ!
なんでわしがこんなところに?って絶対思っている顔のトロデ!
くそ~、せめて次ページであれば、もりもりスライムとかもりもりベスとか、ちょっとおまぬけ顔のモンスターと一緒に載ることができたのに!一応トロデの左上がおおドラキーなのがせめてもの救いだが、右にいるはくりゅうおうと上にいるディアノーグの存在感がなぁ。
これじゃトロデがあまりにもかわいそうだよ!!
レティスとかラーミアのように、モンスターじゃないもん!というキャラが図鑑に載っているのもまた違和感だったが、さすがに本当は人間であるトロデが載っている衝撃にはかなわなかった。
本人が知ったらすごい怒りそう。
もしやと思い「ビビアン」の名前で索引を見ると、ドラクエ4の武術大会の面々や盗賊バコタも載っていた。
いやでも彼らや他作品で戦う兵士などは、ボス級モンスターのページに載っているため特別感がある。
やはり、他のモンスターと同様に並べられているトロデの方がかわいそうに感じてしまった。
そして、いい加減全ページ一度は目を通しなよ、と自分に思った次第である(とか言いつつまだ目を通していない)。
(文・やなぎアキ)
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