さて魔法学院の皆さん！
今日はゲストとして、あの暗黒神ラプソーンさんにお越しいただきましたよ！
あの多彩な呪文を操るラプソーンさんに、呪文を唱える時の正しい動作を教えていただきましょう！
何と言っても呪文は、唱える時の動作が重要ですからね！
生徒からの歓声に応えるラプソーンさん
さて、それではどの呪文から試していただけるのでしょうか？
生徒はみんなワクワクしていますよ！
どの呪文からでも良いので、ぜひ！さあ！
生徒の様子をうかがうラプソーンさん
えーと……どうやら生徒たちのリクエストに応じる形で実演してくださるようです。
それはとてもありがたいですね！
ではみんな、何から見たい？
……ふむふむ、よーしわかったわ！
ラプソーンさん、まずはイオナズンを見てみたいそうです！
お願いできますか？
イオナズンをとなえるラプソーンさん
す、すごい！これが暗黒神の力……！
みんな、今の腕の角度みた！？
あれが本物のイオナズンを唱える時の角度よ！
……え？え、ちょ、ラプソーンさん！？
好評に応えてもう一度イオナズンをとなえたラプソーンさん
あ……えーと、ありがとうございます！
とても助かりました！
参考になります！
嬉しそうにイオナズンをとなえるラプソーンさん
本当に嬉しそうなラプソーンさん
ありがとうございます！
み、みんな、もういいわよね！？
イオナズンはちゃんと覚えたわよね！？
イオナズン以外も見てみたい人！手をあげてくださ〜い！
……ハイ、全員のようですね！
じゃあラプソーンさん、念じボールをお願いできますでしょうか……！
快く念じボールをはなってくれるラプソーンさん
……なるほど？
すみません、未熟者ゆえ、腕の角度についてもう一度見せてはいただけませんでしょうか？
未熟者にとっては、かなり見分けるのが難しいものでしたので……
快く応じるラプソーンさん
すみません、もう一度お願いできますか？
みんなはわかった？わからないわよね？
念じボールをはなつラプソーンさん
念のため追加で念じボールをはなつラプソーンさん
……えーと、すみません、他の技をお願いできますか？
未熟者ゆえ……未熟者ゆえ……
ほんとうにすみません……
大丈夫ですか！？
よかった……
あと一歩で取り乱すところでした……
ありがとうございます！
では気を取り直して！
「杖をかかげる」をやっていただくことは可能でしょうか？
杖をかかげるラプソーンさん
な、る、ほ、ど。
とーっても参考になりますわ！おほほほほほほほ！
ちゃんと伝わっているか不安でもう一度杖をかかげるラプソーンさん
ああああああああああああ！
ありがとうございますううううううう！！！
次は！全く腕の違う角度でドルマドンを唱えてもらえませんか！！！
今までとは全然違う角度で！！！お願いです！！！！！
いつもと違う角度でドルマドンをとなえるラプソーンさん
失敗しちゃったラプソーンさん
えーと……いつもと同じ角度でやっていただいてよろしいでしょうか？
大成功するラプソーンさん
なるほど！
全ての基本はその角度なんですね！
わかりましたわ！私、わかりましたわ！閃きましたわ！感動ですわ！
オホホホホホホオホホホホホ！！！
ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフ！！！！！
……はぁはぁ。
ちなみに、それ以外の角度でやれる技はあったりしませんよね？
……え？ある？
あるんですか！？！？
見せてください！！！お願いします！！！！！
腕を振り上げるラプソーンさん
腕を振り下ろすラプソーンさん
いや！物理かよ！！！
物理攻撃じゃねえかよ！！！！！
技のレパートリー少なすぎるわ！！！ボケ！！！！！
……今日の特別ゲスト、ラプソーンさんでしたぁ。
明日から、みんな、改めてイチからがんばりましょうね〜〜〜
（文・深々シン）
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