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【ダンジョン】子供の頃に詰んだダンジョンは?

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RPGの醍醐味といえばダンジョン。強いモンスターと入り組んだ構造、ダンジョンは多くの旅人を悩ませてきた。

 

ドラクエにも当然いくつものダンジョンが存在する。

 

ドラクエは比較的ダンジョン難易度は低いが、中にはどうしてもクリアできなかったダンジョンもあるはず。昨今はゲーム中で地図が表示されたりと親切設計ではあるが、昔のドラクエはそうもいかなかった。

 

今回は、そんな子供のころに挑戦した、でも詰んでしまったダンジョンを紹介したい。

 

ちなみに私のダンジョン詰み具合は、ファイナルファンタジー10の最序盤、サルベージ船で画面がリアル&暗すぎてどこに行ったらいいかわからずに電源を切ったほどだ。数年後再チャレンジしてクリアしたものの、ゲーム中の地図、とは……。

 

 

ムーンブルク城(ドラクエ2)

ドラクエ史上最も冒険者の心をへし折ってきたダンジョンといえばロンダルキアへの洞窟だろう。ここで詰んでしまった冒険者は数多くいたはず。

 

しかし私は当然と言わんばかりにそれよりも相当手前の手前で詰んでいる。

 

ムーンブルク城だ。

 

物語が始まる直前に魔物によって滅んでしまった城、ムーンブルク。王女は犬に姿を変えられており、その呪いを解くためにラーの鏡が必要とのこと。このラーの鏡の情報を得るためにムーンブルク城に行かなくてはならないが、情報を知っていれば特に行かなくてもいいダンジョンだ。

 

が、当然そんな情報持っていないので行く。というか、むしろムーンブルクにラーの鏡があると思って行く。信じて疑わない。

 

怪しい地下室があり、「地下にラーの鏡があるんだ!」と妄信するし猛進する。しかしそこはドラクエ2。一筋縄ではいかしてはくれない。モンスターが強すぎる。自分たちが弱すぎる。目の前に地下室の階段があるのに、やたら遠回りさせられる。三重苦。

 

が、それだけならさすがに心折れない。なぜなら私は勇敢な冒険者だから。

 

そうして命からがら、何回全滅したかもわからないが、とうとう地下室に辿り着く。やったーラーの鏡だー!!と喜ぼうとした……。

 

当然そこにラーの鏡はない。亡霊がラーの鏡の在処を教えてくれるだけ。このときの当時の絶望感、今でも覚えている。

 

こんなに頑張ったのに、ご褒美一つなし?

 

当時は子供だったので情報に価値を見出せなかった。もうだめだ、無理だ、こんな仕打ちを受けるような冒険、続けられるわけがない……。そして私は一度冒険をやめたのだ。

 

ダンジョンクリアができなくて詰んだというよりは、ダンジョンクリアしたがゆえに詰んだ。心、折れた。ムーンブルク、二度と行くもんか。

 

 

レヌール城(ドラクエ5)

また城。続いてはドラクエ5のレヌール城だ。

 

幼少期のダンジョンのなかでもひときわ思い出深いダンジョンだ。一つ前のサンタローズの洞窟に比べると随分と規模がでかいダンジョンだ。

 

レヌール城は肝試し的なイベントも多い。これが辛い。ドット絵とSFCのなんとも不気味な音楽が逆に恐怖を加速させる。リアリティなんてなくても怖いものは作れるんだ。

 

が、そうは言ってもゲーム。足がすくんで進めないわけでもなく、十字キーを押していればダンジョンを進むことはできる。のに、詰んだダンジョンに選ばれてしまった。

 

それはなぜか。

 

レヌール城には真っ暗なフロアがある。完全に真っ暗。完全にドラクエ1。

 

そのフロアは城内にあるたいまつを使うことで周囲が見えるようになるのだが……。

 

そもそも真っ暗なフロアを抜けることができなかった。たいまつがあれば行けるよ!とかいう情報を得る以前に、出られなかった。暗い中あっちにいったりこっちにいったり……。

 

ということで一旦やめたのだった……。メンタルが弱い。そのあとすぐ再開もしたはずだが。

 

ちなみにリメイク版だと構造ががらっと変わっているが、それはそれでめちゃくちゃ迷った。

 

 

不思議な洞窟(ドラクエ6)

最後はドラクエ6から。城・城ときたので地底魔城かな?とも思ったが、別に地底魔城では詰んだことは(ほぼ)ない。シャッターをあけるボタンが押せず、毎回半泣きにはなっているが。

 

そうではなく、詰んでしまったダンジョン。それは不思議な洞窟だ。スフィーダの盾が眠る洞窟で、その名の通り不思議な洞窟である。

 

これがやっかい。やっかいやっかい。

 

なんせ洞窟は無限ループなどのやらしい仕掛けが満載だからだ。しかも、世界各地の人たちから洞窟の情報を集めなければ解法がわからないというのだからさぁ大変。さらにそいつら、明確に「不思議な洞窟の情報だよ!」とか言わないからもうわけわかんない。

 

ということで当然情報なんてわからない。

 

当時の私がもう少し賢ければ、各地で聞ける話の中にいつ使う情報だよ!というものをちゃんと「おぼえる」で記憶させることができただろう。しかし悲しいかな、賢くなかったわけだ。「おもいだす」を使ってもろくな情報が出てこない。せいぜいピチピチギャルになりたいおじいさんの台詞が出てくるだけだ。当時はネットで攻略情報を見ることもなかったし、そもそも初回クリアまでは攻略に頼らないと決めていたし。

 

ということで完全に詰んだ。それ以前にも何回も心折れそうになったドラクエ6だったが、なんとか頑張ってきた。でも詰んだ。そこからあとの記憶はない。どうなったのか覚えていない。DSのリメイクが出る前に、ようやくSFC版ドラクエ6をクリアしたのは覚えている。

 

DS版だと、情報さえ聞いていればダンジョン内で仲間が教えてくれる。仲間と助け合いながら冒険するってこういうことか……と昔を思い出しながらしみじみしたものだ。

 

 

 

さぁ、あなたの詰みダンジョン、もしくはあやうく詰みかけたダンジョンはどれだ!

 

(文・やなぎアキ)

 

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