ドラクエ4とドラクエ11ってちょっと似ている。
勇者の元に運命に導かれた7人が集まり悪しき魔王を倒す話だし。
勇者の故郷が魔王によって焼き払われたり、勇者に女の子の幼なじみがいたり。
だからもしかしたらドラクエ4のメンバーとドラクエ11のメンバーを入れ替えても案外うまくいくんじゃないだろうか?
4メンバーで11をやってみた
当然話の大筋を変えてはいけない。ドラクエ11のストーリーに沿って、ドラクエ4のキャラ独自の要素を加えていく。
神官、相棒を名乗る
故郷を出て辿り着いたエンドールにて、悪魔の子と言われ投獄される勇者。
そこには神官クリフトが。彼は神のお告げに従うために勇者を探していたが、勇者を悪魔の子とするエンドールの王によって捕らえららえていた。
4のメンバー、年頃の男性がクリフトくらいしかいなかった……。
だが勇者と僧侶の男二人旅、悪くないと思う。堅苦しいクリフトが勇者にだけ年相応の振る舞いをしていたらとてもよい、カミュとはまた違う相棒感。そもそもクリフトが相棒を名乗る時点で、今までの殻を破りたいという気概を感じる。
故郷を焼き払われる勇者
4勇者、11の世界に行ってもやっぱり故郷を焼き払われる。幼なじみや母親の安否は不明……。
でも安心して、みんな無事だから!村も復興するから!
カミュは次の目的地に行きたいマンだからドライだが、クリフトはちゃんとお祈りをしてくれることだろう。
モンバーバラの姉妹との出会い
エンドールの兵士に追われる身となった二人の前に現れたのは踊り子マーニャ。カジノで遊び惚けている間に妹・ミネアとはぐれたらしい。アホか。
ミネアは一人洞窟の奥底で瞑想にふけっていた。ミネアはじめじめした暗いところが好きだから。
こうして合流したマーニャとミネアは、双賢の姉妹として勇者と共に天空城を目指すことになる。
普段おちゃらけるばかりのマーニャが勇者の導き手としてかしこまった挨拶をしたりするのはとても良い……。しかも旅の途中でマーニャは勇者を守るために究極の決断をするのだから感慨深い。
ってことはミネアのショートヘアが見られるわけか。
武器商人が掲げる騎士道
世界的サーカスのオーナーであるトルネコ。あとオグイの馬、モグパックンの馬主。あと武器商人。手広い。
自分の力で何も成し遂げられたことのないファーリス王子を叱咤するのは、一児の父としてだ。
砂漠の殺し屋・デスコピオンに怖気づくファーリス王子を高所から激励し、さらに飛び降りて華麗にとどめをさす(正義のそろばんで)。ただの太った金持ちのおじさんだと思っていた勇者たちは唖然とする。トルネコ、かっこいいぞ。
「大切な家族が背にいるとき、無謀は勇敢に変わるんですよ」とはトルネコの語る騎士道。トルネコ、かっこいいぞ。
姫と老人と仮面武闘会
天空城に行くためのアイテムが賞品になっていると聞き、仮面武闘会に出場する勇者たち。
そこには戦いたくて仕方がないという風にはしゃぐ女性と、頭を抱える老人の姿が。勇者と共に大会に参加していたクリフトはあっさりと謎の女性に倒される。けどなんかクリフト嬉しそうに気絶してるな?
女性と老人の正体はアリーナとブライ。二人も勇者のことを探して旅していたのだ。
とりあえず、気絶したクリフトを目覚めさせるためにパテギアの種を煎じて飲ませよう。
お、目が覚めたか。ではここでクリフト、一言。
「こいつを飲むと調子がいいんだ」
王宮の盾
なんやかんやで世界は崩壊する。そこで勇者は仲間と離れ離れになってしまう。でも母親や幼なじみとは再会できるからそのあたりは本当に良かったと思う。4勇者、頑張ったね!
ここで旅の最初から勇者を執拗に追ってきていたバトランド(捕まったのはエンドールなのに、なぜ)の戦士ライアンと協力することになる。
ライアンは勇者と共闘するうちに、
(こんなにも幼い子供の肩に世界の命運がかかっているのか……)
と己の過ちを悔いることになる。
「ぬおー!それならば、わたしは勇者どのを守る盾になりましょうぞ!」
ということで、仲間になる。「悪魔の子」からの突然の「勇者どの」呼び。
ライアンはドラクエ4でもドラクエ11でも最後に仲間になる。
ドラクエ4メンバーがドラクエ11にて、勇者の仲間になるときの様子だ。これから先の旅路は、それぞれの頭の中で考えていってほしい。
私は、双賢の姉妹マーニャとミネアバージョンがいたく気に入った。
(文・やなぎアキ)
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