ドラクエのラスボスでイケメンランキングを作れば、ピサロ(変身前)が圧倒的一位だった時代は終わったのです。
ドラクエ10のネルゲル(厳密にはラスボスではない)がかっこいいではないですか!!
星ドラのラスボス再現度はかなり高いので気に入っています。カメラワークも凝っているので好きです。ですので今回は星ドラのネルゲルにフォーカスを当てたいと思います。
ドラクエ10はやっていないのでほぼ見た目の話になります。
まず会話シーンですね。立ち絵かっこいいです。道化師っぽい奇抜な服装を違和感なく着こなせることもすごいです。
知らなかったんですけど、左手、鎌の刃の部分思いっきり持っているんですね。痛くないんでしょうか。
すねと刃の距離も近くてドキドキしてしまいます。
冥王アピールがすごいです。先の発言と合わせて3回も冥王と主張してきます。ゾーマは「死にゆく者こそ美しい」と言っていました。
死に芸術性を見出したゾーマと違って、ネルゲルにとって死は支配下に置きたいものなのですね。へぇ~。
どうせみんな死からは逃れられないんだからそれまでは好きに生きさせてほしいのですが、ネルゲルのところに出向いてしまったがために刈り取られてしまうのでしょうか。生すらも統べようとしてません?
そしてここから戦闘に突入です。と思ったらネルゲルさん、もう少し話したい事があるそうです。
端正な顔立ちですねぇ。人間のことめちゃくちゃ見下してそう。でもかっこいいです。
そしてこの余裕。「片腹痛い」ってよっぽど自信あるときしか言えないですよね。憧れです。今年一番使いたい言葉ナンバーワンに今決定しました、「片腹痛い」。お腹壊したら言おうと思います。
今まであまり注目してこなかったんですけど、ヤギみたいな角が生えてるんですね。メェ~王かな?
ヤギはキリスト教などでは悪しきもの、悪魔のような扱いをされているのでそれでかもしれません。角がもっとぐるぐる巻きだったら羊でしたね。
このアングルはテライケメンですね。ピサロはロザリーという恋人がいたせいかまだ人間的な感じがしましたが、ネルゲルは完全に人間とは相いれない感じがします。生き物を生き物として見ない目つきをしている。
へぇそうなんだ。
よくわかりませんが、かっこいいです。ソシャゲの演出も豪華になったものですね。
唐突なネイルアピール。
(余計なことをやっていたら次の台詞をド忘れして思いだし中のネルゲル)
(台詞を思いだせて安心のネルゲル)
この世の終わりを見届ける役目をくれるみたいです。わしゃあノアか。
何か不思議な力で鎌を浮かしていますが、ちゃんと目視で確認しているのが可愛いです。薄目でこっそり確認しているのもポイント高いです。
唐突に民衆に笑顔で手を振るネルゲル。かわいい。
そしてここから一気に戦闘モードになります。ようやくか。
鎌を糸状のものでぐるぐるぐるーっとやったあとに、また鎌を手に取って前のめりになります。
完全に「だーれがころしたクックロービン」です。
そして(多分)決め台詞。
先ほど「この世の終わりを見届ける役目を授けよう」と言っていたのに、「焼き尽くしてやろう」と言われてしまいました。
「話が違うなぁ」と私は思いました。冥界で見届けてろということでしょうか。あんまりです。
戦闘ではネルゲルは「冥界の門」を使って決ます。流し目がセクシーです。歯を食いしばっていますね。歯への負担が心配です。
なんだかわからない技ですけどかっこいいです。門をはなつってすごいですね。開くとかではないんですね。強そうな技です。
しかしやられるわけにもいかないので、さくっと倒してしまいましょう。
「片腹痛い」とか余裕満々でしたが実際は「片膝つく」でしたね。片膝ついていても様になっているのでいいと思います。
冥界だって冒険してみせるのが冒険王なので、そりゃ冒険王が強いでしょう。冥界が冒険できる場所なのかは知りませんが。
当然ここで戦闘が終わるわけがありません。ラスボス(厳密にはラスボスではない)あるあるである変身があります。
何かこう、いい感じの動きをし始めます。負けても端正な顔立ちを崩さないネルゲル、さすがです。
手。手です。手が出てきました。
手が伸びてきました。ネルゲルの大きさを考えると、非常に大きい手です。
指先がめちゃくちゃ尖っている手です。グーをしたら自分の手のひらを傷つけてしまうほどの尖り具合です。この手は何なのでしょう。
いつのまにかネルゲルが『ガラスの仮面』や『ベルサイユのばら』のキャラクターがショックを受けているときの顔と同じになっています。
関係ないですが、供物は語感が可愛いので積極的に使いたい言葉です。くもつ。
などとアホなことを言っていると、得体のしれない手がネルゲルの元へどんどん伸びてきました。
背景の全体画を確認できる一枚です。大口開けている角生えた坊主みたいなのがいるんですね。
ネルゲル潰されましたね。「ぐぬはぁぁぁ!!!」はなかなか独特な叫び声です。「ぎょえー」「ぬわー」に続くユニークさがあります。
ネルゲルが手に握りつぶされてしまいましたが、これでもう終わりなのかな?
違いました。なんだか新たな肉体を得てしまったようです。
「見よっ」ってなんだかかわいいですね。さきほどまではすました顔で色々と御託を並べていましたが、随分シンプルになりました。力こそパワーとか言いそう。
さて、ではどのような姿になったのでしょうか。
え。
これは……。大分野性味があふれています。どくどくにあふれています。
そして力づよい自己紹介。自分の名前を言うときは大きな声を出しましょうと教えられたのでしょうか。転校先での自己紹介も安心ですね。
それにしてもさっきまでのイメージと全然違います。全然違う。さっきまでのスマートでかっこいいネルゲルはどこへ。
「者ぉぉ」がちょっと面白いです。勢いが付きすぎて語尾が伸びてしまっています。
セルみたい。
「我の前に立つ者すべてにぃぃ、等しくぅぅ、死を与えんんんん」
イケメンだったころの面影はまったくありません。元がスマートだっただけに、ここまでゴリゴリゴリラになってしまうとは驚きです。
しかし変身前のネルゲルは本当にかっこよかったです。台詞を忘れて考えこんじゃうかわいさもありました。
ちゃんとドラクエ10をやって、ネルゲルの本当の魅力を勉強したいと思います。
(文・やなぎアキ)
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