ドラクエのキャラクターの性格はそれぞれ違う。
のんきものだったり、おてんばだったり、ツンデレだったり……。様々な性格のキャラクターがいる。
しかしドラクエで性格といえば、通常の意味合いとはまた別の意味もあるのだ。そう、ドラクエ3ならね。
ドラクエ3は、キャラクターの性格によってステータスの伸びが変わってくる。性格によっては、戦士なのに賢さがあがってしまうことだってある。
性格によってステータスの伸びが変わる。
ということは?
ステータスの伸びによって性格を想定することもできるのではないのだろうか?
今回はドラクエ11の仲間たちのステータスの伸び方から、ドラクエ3の性格にあてはめたらこうなる!を考えていこう。
勇者
勇者の性格は温厚で心優しく仲間思い、といったところだろうか。勇者は自分の分身でもある為、自分の性格と照らし合わせてもいいかもしれない。ではステータスから見るとどうなのか?
勇者のステータスの伸びはさすがバランスがいい。きようさがやや上がりづらい傾向にあるが、力があがりやすい。MPもかなり伸びる。呪文も打撃もまかせろというステータスだ。だがそれでもやはり力の伸びがいいので打撃寄りか。HPもグレイグの次に高い。
これをドラクエ3の性格で表すと、むっつりスケベ……?バランスよく成長する性格であることから、そう思ったが……。それでいいのか勇者よ。
たしかに祖父であるロウはむっつりスケベ(というかがっつりスケベ)だし、勇者もエッチな本がなぜか装備できるし……。間違ってはいないのだろうか。
初っ端からオチみたいな展開になってしまった。
カミュ
カミュの性格は、面倒見のいい兄貴分だろうか。そんなカミュはステータスで見た時にどうなるのか?
盗賊らしく、素早さが圧倒的に上がりやすい。また器用さもマルティナに次いで高い。力もそこそこ上がる。半面、回復魔力はまったく上がらず、攻撃魔力はそこそことは言え、魔法は得意ではないステータスともいえる。
そんなカミュの性格は、まごうことなくでんこうせっかだろう。素早さが抜群にあがり、その他のステータスもそれなりにバランスがいい。他の素早さがあがる性格だとどうしても素早さ以外のステータスが下がってしまう。
この判断には自分なりに納得している。盗賊である彼にピッタリだ。
ベロニカ
ベロニカの性格は、勝気だけどとても思いやりがある。では天才魔法使いベロニカのステータスから見る性格は?
魔法使いなだけあって、攻撃魔力・MPが非常に上がりやすい。また素早さもまずまずだ。その反面、HPや身の守りは心もとなく、典型的な魔法使いのステータスといえるだろう。
ここから考えるとベロニカの性格は、きれものだろう。賢さと素早さがあがりやすいが、力と体力はあまり上がらない。
リーズレットの策略を見抜いた鋭いベロニカにはぴったりではないだろうか。同様の理由でぬけめがないも考えたが、きれものの方がステータスの伸びがいいのでこちらで。
セーニャ
セーニャの性格は、おっとりマイペースだろう。だが芯の強さも持ち合わせている。彼女はドラクエ3だと一体どんな性格になるのだろうか。
セーニャは僧侶タイプのため、回復魔力があがりやすい。力やHPはベロニカよりは上だ。しかしおっとりマイペースなためか素早さはそこまでない。僧侶は素早い方が助かるのだが。
そんな彼女の性格はさびしがりや。賢さは上がるが、素早さや体力は今一つだ。ベロニカに頼りっぱなしの彼女であるから、さびしがりやなのかもしれない。候補に挙がった他の性格はあまえんぼうだったので、やはりそういう性格なのだろう。
ただし目覚めしセーニャになったあとのセーニャの成長は目を見張るものがある。そうなれば姉と同様きれものになるだろう。ホメロスの陰湿な作戦に真っ向から挑むだけある。
シルビア
シルビアはムードメーカーだ。いつでも人を楽しませようとしつつも、騎士道を持ち合わせる誠実な人柄だ。そんなシルビアの性格がどうなるのか、非常に気になるところだ。
攻撃・補助・回復なんでもこなすシルビアは、ステータスの伸びもバランスがいい。どれかが劣る、ということがない。だが逆に言えば、突出して上がるステータスがあるわけでもない。器用貧乏といったところだろう。だからこそ活躍の場が多いのだが。
そんな彼女の性格は、ステータスがバランスよく伸びるやさしいひとあたりか。世界が崩壊してもなお人々に笑顔を忘れさせなかったシルビアは、そんじゃそこらの優しい人よりもよっぽど優しさに満ち溢れている。
マルティナ
マルティナは誇り高く、それでいて乙女な部分も持ち合わせている女性だ。華麗な足技を披露する美しき武闘家の彼女の性格は?
HPと力、また素早さと器用さがあがりやすく、まさに生粋の武闘家。なので魔力は全く上がらない。魅力の高さも見逃せない要素だ。魅力に該当するステータスはドラクエ3にはないが。
彼女は難しかったが、セクシーギャルに落ち着いた。ただしセクシーギャルでは賢さも上がってしまうが。そこはなんとか妥協するしかない。ドラクエ3では力があがりやすい性格は素早さがあがらない。また、素早さがあがりやすいと力が上がりにくい。そこが難しいところだ。
後半マルティナの力が主人公やグレイグに劣ってしまう点を考慮に入れて、賢さが上がりにくい方を優先して考えるとおてんばという案もある。完全に姫違いだ。
ロウ
ロウはがっつりスケベだが、王としても威厳も忘れない好々爺だ。やはり彼の性格はむっつりスケベになってしまうのか?
打撃も行うが、HP・力はそこまで上がらない。その代わり、攻撃魔力・回復魔力どちらも非常に成長し、MPに至ってはパーティー随一である。だが若さには勝てないのか、素早さはそこまで期待できない。
ステータスを考えるとロウの性格はむっつりスケベではなく、ずのうめいせきか?力の伸びに不満はあるものの、悪くはない選択のはずだ。いくじなしではさすがに他のパラメータが下がりすぎる。というかそんなロウいやだ。
かつては賢王と呼ばれ、古代文字をも解読するロウはまさに頭脳明晰といえるだろう。
グレイグ
最後はグレイグだ。彼は非常に実直で、義理を重んじる。そして、彼こそがまさにむっつりスケベだ。むっつりスケベにはじまりむっつりスケベで終わる記事になってしまうかは、グレイグにかかっている。
彼のステータスは「勇者を守る盾」というだけあってHP・身の守りが高い。そして力も非常に上がる。しかし重い装備の為か、素早さが低い。ちなみに、英雄として人々に慕われているからか、魅力がけっこうあがる。私服まぁまぁダサいのに。
そんな魅力満点の男グレイグの性格はタフガイ。体力が非常にあがりやすく、力も高め。完全にグレイグ。ちなみに体力が高めで力もそこそこ、素早さが絶望的な性格としてひっこみじあんがあったが、そんなグレイグは本当に嫌なので却下した。
無二の友に裏切られ、仕えた主人は魔物で、世界が破滅して、それでもなお人々のために戦い続けた、まさにタフな男・グレイグ。このタフさが英雄たるゆえんかもしれない。
総合結果
- 勇者 むっつりスケベ
- カミュ でんこうせっか
- ベロニカ きれもの
- セーニャ さびしがりや
- シルビア やさしいひと
- マルティナ セクシーギャル
- ロウ ずのうめいせき
- グレイグ タフガイ
結果を見てみると、意外とキャラクターの性格通りになったという印象だ。また、ドラクエ3の性格はかなりよくできているという再認識ができた。
このキャラはむしろこの性格じゃない?という意見があればぜひ今後の参考のために聞きたい。
それにしても、勇者はやっぱりむっつりスケベだったんだなぁ。
(文・やなぎアキ)
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