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【FF8】逃れられなかったリノアエンド。

リノア

ファイナルファンタジー8のヒロイン、リノア。

今でこそわりとリノアは好きだ。あの奇怪な言動も、可愛いじゃないかと許せる。

だが初見プレイ当時の未熟な私はリノアがあまり好きではなかった。

 

出会い方が好きじゃない

SeeD就任パーティーで主人公スコールとリノアは出会うことになる。

初対面であるスコールに謎の暗示(好きにな~る好きにな~る)をかけようとし、無理やり手を引っ張りダンスに興じる。

もうね。

 

劇的を狙いすぎですよ。

 

FF8は学園ラブストーリーだ。だからこういうくっさい展開を入れてくるんだ。若かりし頃の私にはそれがたまらなくムズ痒かった。くっさいくっさい。

 

片やキスティス先生は「壁にでも話してろよ」ですよ。これには私も、パーティーで壁に徹しようとしてたお前が壁を馬鹿にしたような言動を取るんじゃない!と、むかつき。別にキスティス推しではないが、先生があまりにも不憫だったので反リノア精神が育っていった。くっさい展開がお望みならキスティス先生の臭い息でも食らっていなさい。

 

芳醇に香る世間知らず感

リノアは実は反ガルバディア政府を掲げているレジスタンスだ。「森のフクロウ」という名のその組織では、姫なんて呼ばれちゃっている。サークルの姫か?そうなのか?先取りがすごい。

 

まぁそんな森のフクロウさんが、ガルバディア大統領拉致を決行しようというんだからさぁ大変。森のフクロウさんはリノアを筆頭にてんで素人だ。一応作戦は用意したらしいが、適当に概要を述べると、

始まりでどーんと当たって、あとは流れでよろしく。

くらいの作戦である。八百長疑われてもしらんぞ。

 

こいつら自分たちが何をしようとしてるのか本気でわかっていないな?これにはスコールを筆頭にセルフィ・ゼルがあきれるのも当然である。

もうちょっと色々勉強しなさいと言いたい。

 

完全にリノアの心証が悪くなってしまい、出てくる選択肢はリノアに冷たい方を選ぶようになっていた。絶対にスコールとリノアはくっつけないぞ、私が阻止するんだ。そう固く誓った。

 

チャンスが巡ってきた

なんやかんや旅を続けているとパーティーを二つに分ける場面が出てきた。

トラビアを守るためにミサイル基地に行くメンバーと、ガーデンを守るためにバラムへ行くメンバー。

これは願ったりかなったり!!!即座に私はリノアとスコールを引き離すことに成功した。ははーん、これが今生の別れだ!二度と会うことはないだろう!くらいには思っていたかもしれない。

 

リノアのいない一時は非常に充実していた。ジャンクションがよくわからぬまま進めていたため、オイルシッパー戦がなかなか突破できなかった以外は、幸せだった。正直あのときは詰んだかと思った。それでも幸せだった。

 

幸せだったのに。

 

戻ってきた。

 

しかもなんか襲撃してきた(それはセルフィの操縦のせいか)。

 

とりあえず、再会を喜べなかったのでまたも辛らつな選択肢を選び続け、絶対にフラグがたたないようにした。恋愛フラグを。

 

絶対スコールとリノアは結ばせないし、セルフィとアーヴァインははよくっつけ!!となっていた。

 

おや、スコールの様子が……?

尽力した甲斐もあり、スコールはリノアにちっとも気がないようにことが進んだと思う。仲間ではあるけど、それ以上ではないぞと。

 

しかし唐突に裏切られる。

 

なんか知らないけどスコールがめっちゃリノア好きになってる。

 

もうすっごい必死。すっごい。

 

リノアのためなら俺ぁなんだってするぜ!みたいになってる。完全に騎士。ナイト。

 

今までさんざん冷たい態度を取っていたくせに(取らせたのはワタクシ)、急にリノア好き好き、リノアがいないと無理~~~になる。

なにこいつ気持ち悪いな。どのタイミングで好きになったんだよ。恋愛偏差値どうなっているんだよ。好きだったから意地悪しちゃいました~ってか(意地悪したのはワタクシ)。ツンデレが度を過ぎている。

 

スコールをそんな男にしてしまったのは他でもない自分なのだが、スコールのリノア好き好き豹変っぷりは本当に異常だった。怯えた。好きってそうやって生まれるのか?となった。

約束されたエンディングに向かうために、どうしてもスコールはリノアを好きにならなければいけないのか。歴史を変えようとどれだけ奔走しても、絶対に変えられない運命なのか。バタフライエフェクトとはなんだったのか。見えない大きな力に操られているとしか思えないスコールの心の変化。

神は人の意思までもコントロールしてしまうのですか!!

 

 

なんだかんだで

そういう納得のいかない部分も乗り越えて、なんだかんだエンディングを迎えたわけだが。

 

なんかもう許せた。

 

スコールが幸せそうに笑っていたから、いいことにした。スコールのあんな笑顔を見たのは初めてだったわけだから。スコールのあんな顔を引き出せるリノアさんはパねぇっす。

 

だからもう許した。

 

というか、アーヴァインの帽子かぶってるセルフィがかわいかったから、スコールとかリノアとかどうでもよくなった。セルフィが一番かわいい。

 

かくして私とリノアの(一方的で)壮絶な戦いは幕を閉じたのだ。リノア、おめぇの犬、なかなか効いたぜ。

 

 

 

 

それはそうと、ディシディアのリノアかわいい。大好きです。

リノアかわいい

 

(文・やなぎアキ)

 

※エイプリルフール企画です。4月1日終了時点でDQフリ通常運転に戻ります。

 

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