ドラクエ2といえば勇者の子孫3人の旅。3人はそれぞれ得意とすることが違う、それ故に役割分担がしっかりしており、誰一人欠けてはいけない非の打ちどころがないパーティーになっている。
非の打ち所がない?本当か?
ローレシアの王子は攻撃力が高く、文字通り皆を引っ張るリーダーだ。打撃に非常に優れるが、魔法が使えない。
サマルトリアの王子は攻撃はローレシアの王子に劣るが、魔法を使うことができる。打たれ弱いのがたまに傷だ。
ムーンブルクの王女は呪文のエキスパート。多くの呪文を扱える彼女だが、女の子らしく力や体力には不安が残る。
言うなれば、バトルマスター・魔法戦士・賢者と言ったところか。やはり非の打ち所のないバランスの良いパーティーに思える。
だがしかし!ドラクエ2プレイヤーならほぼ誰しもが!頼りないパーティーである、という記憶を持っているはず!
死にやすいんだもの!モンスターが強すぎるから!ロンダルキアとかの前にムーンペタ周辺すらも危うい!集団で襲ってくるモンスターが恐ろしい!
敵一体に対し、こっちが大人数なのはどうなの?というありがちな論争は無駄だ。脳筋王子と貧弱王子にマンドリル4体ってアホか!!
ああ、せめてあと一人、あと一人だけでも仲間がいれば!
という事で今回はドラクエ2の非の打ち所のないパーティーに、他タイトルから1人連れてきてさらにバランスの良いパーティーにしたいと思う。
やっぱりドラクエは4人パーティーじゃなくっちゃね!(SFC版ドラクエ5?ちょっとわからないです)
ドラクエ4 トルネコ
意表を突かれてしまっただろうか。え、トルネコなの?と。
しかしこのトルネコはあくまでリメイク以降のトルネコだ。そう、何を言いたいのかというと、「しのびあし」の存在である。
敵が強いならエンカウントしなければいいじゃない、というマリー・アントワネットもびっくりのナイスな移動特技。
トルネコのしのびあしがあればロンダルキアも安全に攻略することができるはずだ。ただしのびあしは、エンカウントしてしまった場合は不意打ちを受けやすいという特性がある。運悪くブリザードと出会って開幕ザラキされた日には、彼をベラヌールの牢屋にでも入れてしまおう。
戦闘面ではローレシアの王子より物足りない攻撃力ではあるだろうが、そこそこ武器防具を装備できるはずなのでそこそこアタッカーとして活躍してくれるだろう。そしてたまにアイテムを盗むこともあるので、金策が難しいドラクエ2では意外と役に立つはずだ。
ドラクエ11 シルビア
ドラクエ2は表向きは攻守のバランスが取れている。ここに新たに誰かを追加するとなると案外考えが及ばなかったりする。打撃、魔法、その中間……
ならば色物的キャラを入れてもよいんじゃなくって!?
ドラクエ2の面々は若い身空で過酷な旅に出ている。そんな苦しい旅路に笑いを添えたっていいじゃない!どこぞの召喚士ではないが……笑いながら、旅させてあげたいんだ。
というパーティーの華的役割は置いておいて、シルビアは戦闘面でもドラクエ2で活躍を期待できるだろう。
スキルパネルに頼らずとも、ピオリムやボミオスが使える。ドラクエ2で素早さをあげて(もしくは下げて)先制をとるという事は非常に重要な戦術になると思われる。バイシオンを使えばローレシアの王子の打撃にもさらなる期待が持てるというものだ。
ドラクエ6 ハッサン
なんていったってハッサンだ。先に挙げた2人よりも絶対的にハッサンを入れるべきだ。ローレシアの王子という打撃専門がいるのだから、別にハッサンの出番なんかないだろうって?
違う、そうじゃない、別に打撃を強化したくてハッサンを入れるわけではないのだ(強化もしたいけど)。
ではなぜハッサンを入れるのか。そもそもなぜドラクエ2のパーティーにもう一人追加するのか。
それは彼ら3人組が頼りないからだ!!
そしてハッサンは頼りがいのあるナイスガイだからだ!!
ハッサンからにじみ出る有り余る頼りがいナイスガイさを、もうあなたは感じ取っているだろう?ハッサンがいればとりあえず大丈夫!と。
ハッサンがいるだけで安心するんだ!その奇抜なファッションセンスで、ロンダルキアの極寒もなんのそので突き進んでくれい!におうだちで3人を守ってくれい!せいけんづきでシドーを粉砕してくれい!
ハッサンがいればドラクエ2の旅路は随分と楽になるはずだ。ありがとうハッサン!ハッサンがいてくれてよかった!!
(文・やなぎアキ)
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