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【ダイの大冒険】ダイ大第五十三話感想!バーンの卑劣さには反吐が出るぞ!

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ダイ大はアマプラで見ているのですが、今回はなぜかいつもの時間に最新話が上がっていなくて焦りました。

こういうときテレビが見られないのは焦りますね。

 

ずっとTwitterで「ダイ大 アマプラ」で検索をかけていましたよ。

同じ境遇の人がいるだけで安心します。

 

各話感想

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

さぁ、いよいよハドラーとの本格的な戦いが始まりそうな53話!

 

突入!バーンパレス!

前回、フェンブレンのバギクロスにより剣を手放してしまったバラン!さらに追い打ちをかけるようにとどめを刺しに行く!

しかし!そこに!ダイが!剣を抜いた!

 

あの、どうやっても抜けなかったダイの剣が!まるでそんなことを微塵も感じさせない様相で抜けた!そして瞬時に決めたアバンストラッシュ!フェンブレンまっぷたつ!

 

 

いや、退場はや~~~~~~~。

 

 

オリハルコンの戦士なのに、あまり戦うこともせず退場!こいつ、ぶっちゃけチウたちをいじめるだけいじめて、バランにやられて、仕返ししようとしたけどダイに返り討ちに合ったっていう感じで、あんまりいいところない~。でも強敵同士の戦いって、ときには一瞬でけりがついたりするので、そういうもんかもしれません。

 

それにしても、あれだけいがみ合っていたというのに思わずお父さんのことを助けるだなんて……。バランから母親のことを聞いたときから、ダイは彼を家族というか、仲間として認めようと無意識のうちに思っているのかもしれません。

バランがダイの剣と技を褒めるところ、マジで親子……。親父に自分の力を認めてもらうとか、もう熱すぎる。本当にバーンと決着をつけたら、再び戦えるのか君たちは、と思ってしまいます。でもそこはやはり人間を滅ぼしたいものと守りたいものの宿命ですから、そういうの関係なしで戦うのかもしれませんね。バランが人間のことを許すことができたら、あるいは避けられるのかもしれませんが。

 

そして二人の竜の騎士が力を合わせ!魔宮の門を開く!竜の騎士の力でも開けられないと言われた門が!竜の騎士は一時代に必ず一人なので、バランかダイ一人でも欠けていれば本当に開かなかったのでしょう。その時点で人間側に勝機はありません。しかし!竜の騎士は二人いる!バーンが世界を滅ぼさんとしているこの時代に、竜の騎士が二人いるということは、バーンを倒せという世界からの啓示ではないか!

 

2人が門を開けたことは、すぐさまポップたち、そしてバーン自身にも伝わりました。しかし焦る気配のないバーン。ここで、まぁそれくらいはやってくれると思っていたわ、みたいな余裕のリアクションを取ると勝手に思っていたのですが、思ったよりも不機嫌な様子のバーン。大魔王なんだから、そこはもっと挑戦者受け入れるかまえ見せてほしいです。器がちっちゃいぞ。

 

フェンブレンがやられたことで動揺する親衛騎団の皆さん。私はシグマがカッコいいなぁって思っています。渋くないですか?彼がどんな性格なのかもっと知りたいです。もしハドラー親衛騎団の乙女ゲームがあったら、ぜひシグマを攻略したいですね。というか需要ありそうです、親衛騎団の乙女ゲーム。ふふ。

 

そして、バーンパレスで二人を待ち構えていたのは、ハドラーでした!

今ここに、ハドラーVS竜の騎士、そして親衛騎団VSアバンの使徒feat.クロコダインの戦いが始まる!!

 

 

二つの戦いが始まる!

しかしなんと!すでにクロコダインはブロックに力で押し負け、悲痛な声をあげているではないですか!

 

はえーーーーーよ!!!!

 

申し訳ないが笑っちゃったよ!定番みたいな流れでクロコダインを雑に扱うな!クロコダイン、力が取り柄なのに最近うまく機能してないよ!てかお前らこないだ学んだだろ、長所と長所をぶつけるんじゃあないよ!

と色々考えてしまう今日この頃です。

 

あーーーーっと!するとなんとここで、ゴメちゃんが狙われた!卑怯!一番弱いものを狙うの、定石だけど、絶対戦闘要員ではないゴメちゃんを狙うの卑怯!

 

しかし!ここでゴメちゃんのピンチを救ったのは!

 

そうだ我らが不死身のヒュンケルだ!前回ラブロマンスを繰り広げていたヒュンケルだ!アスペクト比を変える男ヒュンケルだ!

 

重傷を負うヒュンケルを心配するマァム。しかしクロコダインはむしろ鼓舞されたようです。クロコダインってヒュンケルのこと好きだよね。やっぱり元々同僚だったわけですし、ダイたちよりさらに信頼関係が築けているんだろうなぁと思います。クロコダインも戦いの中で命を散らすことを本望と考えていそうですし。まぁそこの心境が色々変わってきたからこその、前回の家族発言もあったんでしょうけど。

そういうわけで、がぜんやる気が出たクロコダインは、ブロックを思い切り投げ飛ばします。身のこなし軽いな!!

 

ポップはヒュンケルに、突っ立っているだけでいい、と言います。アバンの使徒の兄貴分であるヒュンケルが後ろで立っている、それだけで彼らは勇気をもらえるのです。仲間を心配する気持ちはある、でも同じ戦いの場に立っていてくれると、頑張ろうと思える。戦場を知っているからこそ、ポップはそう考えられるのです。これが前回のエイミさんとの違いですね。お前は戦えないんだから帰れなんて、絶対に言わない。戦えなくてもいいから、一緒に戦ってくれと、そう言えるのが本当の仲間なのかもしれません。熱い……。

もちろんヒュンケルはただ突っ立っているつもりはありません。アバンの使徒として、仲間とともに、友とともに命の限り戦うために来たのです。

 

頑張れみんな!もう熱すぎてそういう月並みな言葉しか出てこないぜ!

 

一方、ハドラーと対峙するダイとバラン……。

ここでバランの「貴様ごときにたやすく倒されるほど、我々が弱いとでも思うのか」って言っているのが非常にいいですね。「我々」なんですよ。ちゃんと隣にダイがいることをわかっていてこの言い回し。バランは竜騎将の3人にも慕われていましたが、こういう仲間意識というのがしっかりとある人だからなんでしょうね。フレイザードとか絶対言いませんよこんなこと。

もちろんハドラーは彼らが弱いなどと思っているわけがありません。竜の騎士の強さはハドラーがよくわかっているはずです。しかし、いつ倒されるのかおびえながらも、今こうして二人と戦うことを望んでいた自分の気持ちに気づいたわけです。

 

そんなハドラーに対し、バランはあくまでも一人で戦おうとします。ハドラーが超魔生物として劇的なパワーアップを経たことをバランはまだ知らないのです。

すでに一戦交えているダイはバランにそのことを伝えようとします。そして一緒に戦おうと提案します。それでもバランは竜の騎士の誇りのため一人で戦おうとしますが、ダイは誇りで勝てたら苦労はしない、と言います。正論。ド正論。まさかの子供に諭されるお父ちゃん。

 

その様子を眺めるバーンとミストバーン。どちらが勝つかというバーンの質問に対し、親衛騎団もいないハドラーに勝ち目はないと考えるミストバーン。ハドラーがやられてしまえば二人はバーンの元へやってきてしまいます。しかしバーンは不敵な笑みを浮かべ、それは絶対にあり得ないと言い切ります。

一体どういうことでしょうか。というかバーン様、あくまで勇者を迎え撃つ気ないんですね。やつらがどう余のもとにたどり着くのか楽しみだ、みたいなことまったく言いませんもんね。

 

ハドラーと黒のコア

さぁ相も変わらず一人で戦おうとするバラン。竜の騎士としての誇りが、バランをそうさせます。

しかしダイにとって大事なのは竜の騎士としての誇りではありません。彼には人間の血も流れています。彼にとって大事なのは、誇りではなくハドラーやバーンを倒すことなのです。正論。ド正論。

ド正論で攻めてもわかってくれないわからずやの父ちゃんのために、ダイはハドラーと一騎打ちをすることでいやでもハドラーがもう以前の強さではないことをわからせようとします。バラン一人を戦わせてみすみす死なせてしまわないように、ダイが一人で戦う……。バランにわからせて二人で戦うことでハドラーに勝つ、そういう思惑のためでしょうけど、ここで一人で戦ったことにより自分が死ぬかもしれないんですよね。二人で勝つためなら、バランが戦ってピンチになったところでダイが勝手に加勢すればよさそうですが、あくまでそうしないというのは一体どういうことか。バランが先に消耗するよりもその方が勝機があるからでしょうか?いやぁここはあえて私は、ダイはバランに死んでほしくないと心のどこかで思っているからだと思いたいですね。バランもダイにとって、ポップたちと同じくらい大切な存在になっていっているんだと。

 

さぁダイがハドラーに飛び掛かります。そこに、覇者の剣で迎えうつハドラー。すでにこの時点でバランはびっくり。これだけでも十分ダイが先陣を切った甲斐がありそうです。

ダイもレベルアップしているはずなのに、ハドラーは余裕綽々です。バランも自分と大差ない実力にハドラーがなっていることを察します。

だが、ハドラーはまだ手の内をすべて見せたわけではない!そう!まさしく手の内からヘルズ・チェーンを出してくるハドラー!ここ何チェーンって言っているのかよくわからなかったので調べました!地獄の鎖と書いてヘルズ・チェーンです!剣で近距離、鎖で中距離、魔法で遠距離!隙が無い!なさすぎる!

 

ダイの戦いを見て、ようやく事態を飲み込んだバラン。

竜の騎士、そして親子が協力して戦うことになります!

いやさすがに竜の騎士二人相手ではハドラー劣勢すぎない!?

 

ダイから受けた傷をすぐに回復するハドラー。

しかし、バランはその傷から何かを見つけてしまったようです!その動揺っぷり、いつも落ち着いているバランとは思えない!一体なんなんだ!

 

それは黒のコア!!

 

えーーー!なんだってーーーー!!

 

黒のコアってなんだーーー???

 

 

それはバーンがハドラーには内緒で埋め込んだものだそうで、遠隔で戦いを見ていたミストバーンも驚きを隠せません。

この黒のコアこそが、バーンが絶対にダイたちが自分のもとにたどり着くことはないと断言した秘策というわけです。

ハドラーが死んで黒のコアが爆発すれば、勝利したはずのダイたちも巻き込まれ相打ち、それどころか死の大地すらも吹き飛ぶそうです。となると、ポップたちも危ない!?ちなみにバーンパレスには影響がないそうです。ずるすぎないか?卑劣すぎるな、バーン。思っていたより卑劣。

 

バランはその黒のコアを魔界で一度だけ目にしたことがあるそうです。そう、かつてハドラーとアバン先生が世界を懸けた死闘を繰り広げていた時、バランもまた世界を懸けて冥竜ヴェルザーと戦っていました。そのときにヴェルザーが黒のコアを使ったのです。その威力は禁呪法を使う魔物たちだとしても恐れるもので、大陸を一つ吹き飛ばしてしまったのです!それ以来たとえヴェルザーであったとしても黒のコアを使うことは二度とありませんでした……。使えば世界そのものがなくなってしまうのですから。

しかし、バーンの目的はまさしくその世界の消滅なのです。だからこそみなが恐れる黒のコアを平気で使う、いえ使うどころか、部下に埋め込むのです。

 

 

そんな危険なものが自分に埋め込まれているとは微塵も知らないハドラー……。

えー、なんかハドラーかわいそうです。バーンのために命を懸ける覚悟なんてとっくにあるだろうに、そんな危ないものを秘密で埋め込むのひどくないですか?別に、お前に黒のコア埋め込みたいんだけどって言えばよくないですか?それとも、いくらハドラーといえどもそれは了承しないほどに黒のコアってやばいんですか?

バーンは、やつを捨て石にするつもりはなかったとか言っていますけど、全然説得力ないですからね、それ。

しかもハドラーは以前とは違い、武人として真っ向勝負でダイたちを倒すことを望んでいます。それなのに、黒のコアなんてずるっこするのはハドラーが絶対に嫌がるはずです。戦いに負けたのに、黒のコアで勝利するなんて今のハドラーは許さないと思います。

なのでなおさら内緒で埋め込んだバーンはひどいですね。部下の気持ちも汲めない上司、最悪すぎる。

正々堂々と戦うために別の生物になったというのに……。なんだか初めてハドラーに心底同情してしまいました。

 

しかもハドラーが超魔生物になった影響で、黒のコアはいつ爆発してもおかしくないんだとか。いやもっと最悪すぎる。一生懸命戦っている最中に爆発したら、お互い死んでも死にきれない。バーンまじで最悪だ。こいつ嫌いだ。嫌いすぎる。早く倒そうぜ。

 

そしてバランとダイは、黒のコアを爆発させないよう戦うことを余儀なくされます。そのためには、打撃のみで戦うしかないのです……。あのハドラー相手にそれはあまりにも無謀!

さぁ、まさか自分にそんなやばい爆弾が埋め込まれているとは知らないハドラーは、さらに力を解放して襲い掛かってきます!

 

 

 

つらいーーーーーーーー!!!

当然ハドラーのことは倒したいです。なんていったって、アバン先生を殺してますから!彼がやった数々の悪事は到底許されるべきではありません!

でもそれとこれとは別です!

ちゃんとハドラーと真剣勝負して、そのうえで倒してあげたい!正々堂々とした真剣勝負の果て、その結果がなんであれ、その過程こそがハドラーにとっての救いなのではないでしょうか!?

 

まさかダイ大を見始めたときはここまでハドラーに肩入れすることになるとは思いませんでした。

どうか、思い切り戦ったその先で、ハドラーには散っていってほしいです。

 

(文・やなぎアキ)

 

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