ドラクエには数多くの妹が存在する!
上は兄だったり姉だったりするが、とにかく妹が存在する!
それを紹介する!
仲間としての妹
まず仲間キャラクターの中にいる妹キャラクターだ。
ミネア(ドラクエ4)
ドラクエ初の仲間の妹キャラクターだ。というかそもそも兄弟でパーティーに参加するというのがドラクエ4が初めてだ。
ミネアはマーニャの妹。推定年齢は20歳前後。
姉のマーニャが自由奔放で金遣いが荒いので、それを諫める役回りということで非常に冷静で物静かなキャラクターである。姉のことは「姉さん」と呼び、呆れつつも唯一の家族として大切にしているようである。
だらしない姉に変わって家計を管理しているであろう彼女は、しっかりものの妹キャラだ。
娘(ドラクエ5)
主人公の子供は双子であり、息子が兄、娘が妹である。双子なので上下をそこまで気にする必要があるのかと思うが、彼女は王道の妹キャラを突っ走る(リメイク版)。普段は礼儀正しく、誰にでも敬語を使うおしゃまな女の子だが、兄に言い寄る(?)女の子が現われるとあからさまに嫉妬したりする。8歳でそれは果たしてどうなのかと思う気もするが、お兄ちゃんっ子というわかりやすい属性がついているのは素晴らしい。
主人公が見届けられなかった幼き日の彼女は、恐らくお兄ちゃんの後をついていく可愛い妹だったことだろう。
※フローラ(ドラクエ5)
フローラも一応妹である。ビアンカとフローラは天空人の血を引くものであり、姉妹である可能性が高い。ビアンカの方が年上なので、彼女らが姉妹であれば必然的にフローラが妹になる。
そうでなくとも、DS版ではデボラという姉が存在する。ルドマンの血はひかないが、彼女らはれっきとした血のつながった姉妹とのころなので間違いない。
フローラは姉たちに比べておしとやかで清らかな女性である。しかし箱入り娘ならではの世間知らずでおてんばな一面も持ち合わせている芯の強い女性だ。
ゼシカ(ドラクエ8)
ドラクエの仲間妹キャラクターといえば、姉や兄に比べておとなしめなキャラクターが多い。しかし、ゼシカは違う。歴代女性キャラの中でもひときわ勝気で、服装もおとなしいの真逆を行くスタイルだ。
しかし彼女は、他の追随を許さないほどにブラコンなのも特徴。
サーベルトお兄さんの仇を討つために家出をしてまで旅に出るほどお兄さんが大好き。さらにはお兄さんにちょっと似ている主人公のことが好きになる始末。ブラコン、ここに極まれり。
セーニャ(ドラクエ11)
しっかり者の姉と、おっとり者の妹。それがベロニカとセーニャである。
おとなしめの妹というのはドラクエあるあるだが、姉の方がしっかりしているというのがモンバーバラの姉妹とは違うところ。だがその姉が子供の姿になってしまったことで、さらなるちぐはぐさが生まれているのがいい。そして、ある出来事をきっかけに急成長するセーニャ。いつまでも妹としているのではなく、一人の人間として歩み出す彼女の姿は涙なしには見れない。
とりあえず、ミニスカートではなくロングスカートのデザインにした鳥山明先生はグッジョブ。
NPCとしての妹
NPCとしての妹はかなりたくさんいる。その中でも代表的な妹を紹介する。
サマルトリアの王女(ドラクエ2)
元祖妹キャラである。そしておてんば姫という属性も持っている。
自分も冒険に行きたいとねだるわがままさと、兄が死んでいると思わず泣き出してしまうかわいさ。「お兄ちゃんはのんきものなの」とちょっとませた一面も忘れない。元祖にして完成されすぎている。
天才か。
さらに、没案にはなったが兄が死んだ状態でクリアすると「お兄ちゃんの仇!」と主人公を刺しに来る一面はヤンデレ(とも違うか?)の才能も感じさせる。もしこれが採用されていれば、最強の妹としてその地位を確立させていただろう。
ターニア(ドラクエ6)
ドラクエで妹といえば、という質問をすればかなり多くの人が思い浮かべるのではなかろうかと個人的に思っている。
お兄ちゃんお兄ちゃんと主人公のことを慕う彼女の妹っぷりは、多くのプレイヤーを虜にした。
帰ってくればいつでも温かく迎えてくれる彼女は、まさに家庭的な妹。お兄ちゃんという存在に憧れた彼女だからこその性格である。
プレイヤーの選択次第では、「だーいすき」とまで言ってくれるのだからもうキングオブ妹である。
あとはなんといってもグラフィックがかわいい。
リーサ(ドラクエ7)
ドラクエ6に続いてまたしてもブラコンの妹である。リメイク版の5の娘の言動も併せれば、ドラクエ5から8まで常にブラコンの妹キャラが登場していたことになる。ブームが長すぎる。
プレイヤーから時に散々な評価を叩きつけられるキーファのことを、これでもかと慕っているおしとやかタイプの妹だ。
タネ以外の理由でキーファ離脱を嫌う主な要因の一つでもある。彼女にキーファのことを告げたときの取り乱し方や、その後の憔悴しきった姿に心を痛めたプレイヤーは多いだろう。
そんな彼女もいずれは兄離れをする。ターニアにしろリーサにしろ、一つ大人の階段をのぼった妹というのは美しい。
マヤ(ドラクエ11)
ドラクエ界の妹キャラといえば、大人しいかとかブラコンとかが多い。しかしそこに強烈なツンデレをかましてきたのがカミュの妹マヤである。しかもただのツンデレではない、一人称は「おれ」、普段は兄を「兄貴」と呼ぶが咄嗟に出るのは「お兄ちゃん」。さらにさらに、魔物化したときにはその兄をペットにしようとする始末。
好きな人にはたまらないほどにツンデレであろう。
彼女は「ドラクエトレジャーズ」の主人公としてスピンオフ化が決まっている。カミュとのさらなるかけあいと、期待を裏切らないツンデレに期待したい。
ああ~、でもドラクエは主人公になるとしゃべらない法則があるから、難しいのかな~~。
以上がドラクエの代表的な妹キャラだ。
本当にどうでもいいけど、これを考えたときに浮かんだのがドラクエ8のメダル王女だった。恐らくだが、いかにもドラクエの妹キャラっぽいからというのと、リーサ姫と見た目がちょっとかぶっているからだろう。
メダル王子みたいなノリでお兄さんが出てきてもおかしくないキャラクターだ。
(文・やなぎアキ)
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