ドラクエ2のサブタイトルは「悪霊の神々」です。
ドラクエ2のラスボスが破壊神ですが、なんとなくそれなら「悪霊の神」では?となりそうですが、実際はラストダンジョンに登場する3匹のボス、アトラス・バズズ・ベリアルが「悪霊の神々」なわけです。
別にこれと言ってこの3匹のイベントがあるわけでもなく、ただ戦うだけなのですが、それでもサブタイトルに座する存在なのです。
お洒落~。なんかお洒落じゃないですか?このサブタイトル。
サブタイトルというのはサブとはいえ、そのゲームの内容を端的に表す非常に重要なものなんですよ。
そしてアトラス・バズズ・ベリアルはぶっちゃけ通常エンカウントみたいな形で出てくるモンスターたちなんですよ、神とか大層なことを言っていても。
それなのにサブタイトルになるんですよ。
かっこよくないですか!
私なんてあほだから、悪霊の神々ってなんのことだろ~とか思って、調べてみたらそういうことで、もうびっくらこいた覚えがあります。
そんなわけで、もうこれ以上のサブタイトルはないと思うのですが、暇なんでドラクエ2に他にサブタイトルをつけるならを考えてみたいと思います。
ドラクエ2 勇者の子孫たち
悪霊の神々が敵側の話をしているのに対して、仲間側に目を向けてみました。
ドラクエ1から100年後が舞台ですし、その1の勇者の子孫たちが主人公なのでこういうのもありではないかなと。
しかしだっさいですねぇ。なんでしょうか、「悪霊の神々」に比べるとめちゃくちゃかっこ悪いです。なんですか、「たち」っていうのがかっこ悪いですか。
しかしドラクエ8以降スピンオフも長めのサブタイトルが増えてきたと体感的に思うので、例えば「集いし勇者の子孫」とかでもいいかもしれません。でもドラクエ2なのだからやっぱりシンプルなサブタイトルが似合う気がします。
あと「勇者」というのをストレートに使っているのも良くないと思います。ドラクエ10バージョン2の「眠れる勇者と導きの盟友」みたいに「○○な勇者」とかならいいと思うんですけど。
しかし、英語版だと「Luminaries of the Legendary Line」となっており、それこそ勇者の子孫という意味合いなので悪くはないはずなんだ……。
ドラクエ2 まだ見ぬ世界へ
先ほどは仲間に焦点を当てましたが、今度は世界です。
ドラクエ1ではアレフガルドしか冒険できませんでしたが、ドラクエ2ではさらに大きな世界を旅することになります。アレフガルドは世界の一部でしかなかったことに驚いた人も多いでしょう。
ドラクエ2のフィールドの曲名は「遥かなる旅路」「果てしなき世界」で、そこからも広い世界がドラクエ2では重要な要素であることがわかります。
でもやっぱりなんか違いますね。「悪霊の神々」みたいに、いわゆる体言止めをしたいです。「そして伝説へ…」は「そして」がついているからかっこいいんだけどなぁ?「まだ」がよくないですか?「未だ見ぬ世界へ」ですか?なんか迷走していませんか?
ドラクエ2 5つの紋章
敵、仲間、世界ときたら、まぁストーリーに触れたほうがいいでしょう。
ドラクエ2では紋章を5つ集めるのが、後半ストーリーを進めるうえで重要です。この紋章探しがまぁ~大変なわけですが、己の強さを心に刻む(リメイク版)ということなので、非常に重要な要素なのだと思います。
でもこれじゃあなんだかあまりにも簡素なサブタイトルな気がします。「5つの紋章」!簡素です。「悪霊の神々」!だとかっこいいのに。なんででですか?何がそう思わせるんですか?「悪霊の神々」になんらかの思い込み補正がかかっているというのはもう致し方ないことだとしても、あまりにも「悪霊の神々」がよすぎる。「5つの紋章」じゃあまりにも弱すぎる。「5つ」という字面がよくないですか?「五つの紋章」ならいいですか?たしかにちょっといいような気もします。
ドラクエ2 五つの紋章
たしかにさっきよりはましですね。でもやっぱりなんか簡素です。「悪霊」と「神々」のインパクトには勝てないよ~。
やっぱり「悪霊の神々」が素晴らしすぎて、自分で考えたサブタイトルにひたすらダメ出しをするという意味の分からない結果に終わりました。なんだこれ。
もういっそ
ドラクエ2 マンドリルの大群
などと言っている方がいい気がします。
よくないですか?マンドリルの大群。
ドラクエ2 悪霊の神々
と
ドラクエ2 マンドリルの大群
ほら!
(文・リモート戦士)
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