ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第七十三回目はネリス!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください
見た目
豊かな金髪をたなびかせるはかなげな美女。弟のザジが濃い紫の服を着ていて、姉のネリスは薄紫の服を着ている。
PS版では戦闘時の固有グラフィックが用意されている。それを見るとなかなかの身長であるように思える。カシムとならんだら足の長さ顕著に出そう。
また、目の色は青になっている。ザジも青いのだろうか。戦闘時ゆえに勝気な表情が印象に残りがち。
リメイク版のグラフィックでは優し気な表情も見せてくれる。戦闘時はもちろんきりっとした表情を見せてくれる。が、目の色は黒。ザジも黒。
PS版の戦闘グラフィックがとても好き。
人物
ふきだまりの町で弟のザジと二人で住んでいる女性。
病弱で寝込むこともしばしば。自身も病を患っているのに、見ず知らずの主人公たちを解放してくれる優しい女性。ダーマ編は曲者ぞろいなので、フォズ大神官を助けるまでは彼女が清涼剤。
ダーマの親衛隊であるカシムに猛烈なアプローチをされており、彼から薬や髪飾りをもらうことも。ネリス自身も彼のことを好いている模様。
ザジの魂をくだいた戦士の魂を自らの手でくだくために、自身の意思で魂の剣を手にするというなかなかアグレッシブな面もある。剣によって負の感情が増幅された際のセリフを思うに、病弱な自分のせいで弟やカシムに迷惑をかけているのではと内心思っていたのではなかろうか。
ダーマクリア後は再びザジと共に暮らして行こうと考えていたはずだが、ザジが何も言わずいなくなってしまったのはあまりにも不憫。案の定ザジを心配するあまり、寝た切りになってしまう。
ザジと共にダーマに来た理由はわからないが、恐らくはザジがネリスを守るために転職したかったのだろう。ということは、二人は定住せず旅をしていたのだと思うが、そこまで病弱なネリスはなぜ旅をしていたのだろう……。
ストーリー
ふきだまりの町に住むネリスは、弟のザジと二人きりで暮らしている。
町から脱出することもできず、病に伏せる日も少なくなく、不安のある日々を送っている。力を持たない姉弟にとって、時折様子を見に来るカシムの存在はありがたかったが、弟は彼のことをよく思っていなかった。
そんなある日、またダーマから騙された旅人が落ちてきた。どうやら弟と同じくらいの年頃の少年少女らしい。早速この町の洗礼を受けていた様子で、傷つき倒れた彼らを快方してあげた。それすらも弟は難癖をつけてくる。
しかしこんな町にいるからこそ、人として当たり前の優しさを失いたくないのだ。弟にもカシムにも迷惑をかける自分にできることはそれくらいしかない。
性能
病弱ゆえに、普段の戦闘も恐らくはザジにほとんど任せていたのではと思われるが、魂の剣を手にして戦った際の能力を見るに、攻撃魔法の才がある模様。
使える特技はヒャダルコやマヒャド斬りなどヒャド系特技。金髪美女でヒャドが使えるとなるとミレーユを思い出す。
連戦の末のバトルということもあるが、そもそも彼女自身めちゃくちゃ強い。多分ザジより強い。病さえなければ屈強な魔法戦士になっていたに違いない。
隙のない戦士である。
その他の活躍
リメイク版ではその後、石板による追加ストーリーにて元気になる様子。よかったよかった。
いずれは元気になって、放浪の旅を続けるザジを探しに言って欲しい。それなんてドラクエ6?
総評
体は弱いし、弟は魂砕かれるし、モンスターが自分に化けるし、魂の剣でキャラ変しちゃうし、やっと全部解決したと思ったら弟は勝手にいなくなるし。
人間ドラマがたくさん展開するダーマ編の中でもかなりきつい目に合っている。
彼女の今後が幸せなものであるように思う。
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