2019年8月に公開された『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のDVD・Blu-rayが発売された。
円盤化されることにより(多分)より多くの人に見られることになるだろう本作。中にはドラクエ5をプレイしたことが無い人もいるかもしれない!いるかもしれないんだ!
そうなったとき!困ったことに映画版ドラクエは主人公の幼少期をダイジェストofダイジェストで流すだけで済ませている!*1
ドラクエ5は、全体の長さで言えば短いものの幼少期のエピソードも大事なのに!幼少期の出会い、別れ、大冒険!そして何より父パパスとの絆!
ああ勿体ない!勿体ないぞ!
ということで本記事では映画ドラクエで省略されていた主人公が幼少期の時のストーリーを紹介する。
下船、そしてサンタローズへ
ドラクエ5は船から始まる!いきなり船から!ただいつまでも船に乗っているわけにもいかないので下船する。リメイク版だと下船するときのフローラ(とデボラ)に会う、けど会うだけ。
そしていざ故郷(厳密には故郷ではない)サンタローズへ!はい、ここで重要なのは、父パパスが、主人公が傷つくとすぐホイミ(本当はベホイミ)をかけるところね!こういう演出が父と息子の絆を表しているんだよ!
サンタローズについた主人公は、隣町アルパカから来ているビアンカと言葉を交わす。このビアンカがめちゃくちゃ重要人物!映画では急に出てきて、「ビアンカ~~!!!」とリュカがテンション上がったりするが、幼少期の話を知らない観客からすると誰やねんと。でもビアンカは幼なじみでストーリーの最初期から関わってくる人物なんだ!!これだけでどれだけビアンカがドラクエ5において重要な人物かがわかるだろう!
ビアンカは父の病気の薬をもらうために母とサンタローズを訪れていたが、薬を作ってくれる親方が洞窟から戻ってこないようだ。
主人公は単身洞窟に入り薬の親方を助けに向かう!
はい重要!主人公(6歳) が初めて1人で冒険をするこのストーリー重要!並行してパパスがこっそり洞窟に何かをしに行くのも重要!これが後々の伏線になってくる!
カーーーっ!省略されたエピソード、省略すべきでないエッセンス盛りだくさん~~~。
当然主人公は薬の親方をたった一人で助け出すぞ。
恐怖!レヌール城
無事薬の親方がビアンカの父の薬を作った。アルカパに帰ろうとするビアンカとその母だったが、パパスと主人公も護衛のため一緒についていくことに。
特に何事もなくアルカパにつき、せっかくなのでビアンカと町を散歩することに。そこでベビーパンサーが町の子供たちにいじめられているのを見つける。
助けようとすると、レヌール城のおばけを退治できたら譲ってもいいと交渉してくる子供たち。行ったろやないかい!!
はいこれも大事~~~。ここで出会うベビーパンサーが、のちにキラーパンサーとして仲間になるんだ!幼少期主人公の相棒的存在!
映画でもゲレゲレとして登場するが……。このあたりのエピソードがごっそりダイジェストofダイジェストになっていて、いきなりリュカが「ゲレゲレ~~」と言っている再会シーンを見せられてもなんのこっちゃである。
そして始まるビアンカとの冒険!肝試し的展開が繰り広げられ結構な広さのダンジョンを探索させられるのでものすごく印象に残る!これによってビアンカとの絆が深まるのだ!これがあるからビアンカと主人公の絆というのが印象に残るのだ!
それがダイジェストofダイj……ということでものすごく大事な話である。
無事レヌール城のおばけ、親分ゴーストを退治した主人公とビアンカはレヌール城の王様(亡霊)からゴールドオーブを譲り受ける。
このゴールドオーブがすごく大事で…………
…………。
……………………。
なっげぇ!!!!
そりゃダイジェストにもするわ!!!!!
これ全部映画にしたら何時間かかるんだ!!!!!
幼少期のストーリーを語るだけでどれだけ費やすんだ!!!!
でも幼少期のストーリーはドラクエ5を語るうえで欠かせないんだぞ!!!!
分割してドラマにした方がいいぞ!!!!!!!!
お詫び
映画ドラクエで省略された幼少期のストーリーを紹介すると息巻いていましたが、あまりにも重要エピソードが多く、さらに映画がダイジェストofダイジェストなため本記事では省略するわけにはいかないだろう!と紹介していった結果このままだとかなり長くなってしまうことが予想されましたので紹介はここまでとさせていただきます。
長らくのご愛顧ありがとうございました。
ということで、ゲームをやった方が手っ取り早い!
以下、タイトルはつけたけど中身が虚無な見出しが、情報をまだまとめていないまとめサイトのように連なっているさまをお楽しみください。
妖精の国の冒険
運命のラインハット
父との別れ、少年の終わり
(文・深々シン)
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*1:本編自体もダイジェストとか言わない