上記画像はチョコを掲げる3勇者
2月14日はバレンタイン!お菓子業界の策略に上手く乗せられて、意中の人・仲のいい学校の友達・人間関係を円滑にするためだけに職場の人間にお菓子をあげる、そんな国民的行事バレンタイン!
チョコいくつもらった?なんていうバレンタイン特有のマウントの取り合いって、本当にあるのか。そしてドラクエ界の勇者たちもそんな争いに巻き込まれるのか。
彼らはどんなバレンタインを過ごしているんだ!気になる、気になるぞ!!誰にあげるわけでもないチョコを貪りながら、みんなで見ていこうぜ!!
1勇者のバレンタイン
竜王をたった一人で倒したレジェンド・オブ・勇者。当然モッテモテのモテなわけだ。彼の勇者にチョコレートを渡すという、もうそれだけで世の女性にとってはステイタスだ。だがしかし……
「私、あの伝説の勇者にチョコレート渡してきちゃったのよ!」
「ええ~、すごいじゃない!一体どうやってあのローラ姫様の鉄壁ディフェンスを突破したの!?」
「え、あ、そ、それはぁ~、ええと」
(こいつ渡してないな)
彼女たちの会話を聞いて分かっただろう。彼にはすでにお相手がいるのだ。そう、無限ループの使い手、ラダトームのローラ姫が!
さながら王の間に続く階段で立ちふさがるモントゥトゥユピーのように、ローラ姫は勇者の前に立ちふさがる!
かくして彼はただ一つ、ローラ姫から愛のこもったチョコレートを受け取るのだ。
2勇者たちのバレンタイン
年頃の男女3人で旅をする勇者の子孫たち。思春期も真っただ中の彼らはバレンタインもそわそわしてしまう。
ローレシアの王子とサマルトリアの王子は対抗心むき出しのバチバチで、ムーンブルクの王女からどちらがチョコレートを貰うかで一触即発。結果によっては外交問題にも発展してしまうのではないかというくらいの緊張感。
いつ渡してくるのかそわそわそわそわしているうちに、あっという間に14日が終わってしまう。あれ?忘れている?
王子二人でそれとなぁく探りを入れてみることに。
「あれ、昨日ってバレンタインだよね?」「王子!なんでそんな直球で聞くんですか!」
「今は一刻も早くハーゴンを倒して、ムーンブルクを再建することが先決なの!バレンタインに気を取られている場合じゃないでしょ!」
おっしゃる通りで。
3勇者のバレンタイン
勇者は16歳。普通であれば青春真っただ中で、恋多き年頃。だが幼少期から父・オルテガの息子として、勇者になるべく鍛えられ続けた彼は、青春を過ごすこともままならなかった。
当然、バレンタインだからといってチョコレートをくれる女の子がいるはずもなく……と思いきや、パーティーの女戦士・女僧侶・女魔法使いから一つずつチョコレートが!なぜ女性ばかりをルイーダの酒場から選んだのかは置いておいて、よかったね、勇者くん!
ちなみに女勇者の場合は、行く町々で女性からチョコをもらう、多分。度々男に間違われるくらいだから、相当かっこいい女の子なんだと思う。かっこいい女の子って、そこらの男の子よりもチョコをもらうイメージ。
4勇者のバレンタイン
毎年シンシアと母親からチョコレートをもらっていた勇者。だけれど今年は……。
……おおーっと、ここで旅の仲間たちがチョコレートを持ってきてくれたぞぉ!!なんて優しい仲間たちだぁ!
マーニャからはウイスキーボンボンだぁ!……これは恐らく、勇者にあげるという体で自分で平らげちゃうパターン。まぁ、勇者は未成年だから、法律違反にはならないにしても食べない方が身のためか。
ミネアからは、なんだか得体のしれない黒い物体が……え、チョコ?チョコなの?手作りしたの?あ、ビターチョコなの?食べても大丈夫なやつなの?なんでここまで黒くなるの?でもありがたくもらおう。
アリーナのも手作りっぽいけど、うん、後ろで泡をふいて倒れているクリフトのことは見なかったことにしようね。
「姫様の手作りチョコを食べられるだけで、私は本望でございます……グフッ」
女勇者の場合は、女の子たちときゃいきゃいチョコレートを作って男性陣にあげることになる。味はまぁ、お察しといったところで……。
5勇者(の父)のバレンタイン
彼は立派な妻子持ちだから、普通に奥さんと娘さんからチョコレートをもらうことになるだろう。ゲレゲレが多分チョコの箱をくわえて持ってきてくれるんだ。可愛すぎかよ。娘はあと、大好きなお兄ちゃんにはもちろんのこと、両親から言われて渋々ラインハットのコリンズ王子にもあげることになるんだろうな。
わざわざ山奥の村だかサラボナだかに行くことはしないだろうけど……でも用意してくれているかもしれないからとも思うし。
奥さんがデボラの場合はこっちからあげなければいけない。その辺のチョコなんてだめだ、ピエールだれそれのチョコとか、ピエールなにがしのチョコとかじゃないとだめだ。というかお城に専属の菓子職人くらいいそうだが。はぁ~デボラにチョコあげたい。
前編はここまでだ!6~11の勇者たちのバレンタインは明日公開!さぁて、自分で自分にあげる用のチョコでも買いに行こうかな!
(文・やなぎアキ)