過去記事を眺めていたら、まだこれのことを書いていなかったことを思い出しました。
HD-2D版で追加されたボスはかなり厄介なものが多かったですが、こいつもまた印象深いボスでした。
ドラクエ3は船を手に入れたあとは自由度が格段に上がります。
主たる目的はオーブ集め、そしてラーミアの復活。
オーブは全部で6つあり、どの順番から集めてもいいです。
私の場合は、テドン→ランシール→エジンベア→最後の鍵→テドンと行きました。ちきゅうのへそは後回しにし、まずはサクッとテドンでグリーンオーブを手に入れることにしました。
ここは囚人からオーブをもらうんだよね~と思っていたら、はい、
それもそうか……と。
こんなに簡単に手に入ってもあれか……と。
そんなわけで新規ボスです。新参者め、と思いつつもナイルのあくまが強かったこともあり油断は禁物。
敵はよるのばんにんと名乗り、お供はファントムなるもの。呪文攻撃がなかなか面倒そうだなと思いつつも戦闘に入りました。
よるのばんにんが3体とファントムが3体、計6体という、ボス戦でその量はおかしいだろという数で戦いを挑んできます。こっちより多いってどういうこと?
これはブーメランやイオラで全体攻撃をしていくか~と考えました。
念のためパーティー編成を下記に置いておきます。
勇者レベル25
賢者レベル17(元武闘家)
武闘家レベル19(元僧侶レベル23)
僧侶レベル20(元魔法使いレベル23)
一応全員ベホイミ以上が使え、攻撃魔法についてはイオラ・ヒャダルコといったところです。
よーしサクッと倒すぞ~。
はい、私のようにいきなりテドンのオーブを手に入れようとした人は苦戦を強いられたのではないでしょうか。
減らねぇ……。
減らねぇよ……。
6体もいるため相手の攻撃がなかなか厄介です。イオなどの全体攻撃を使い、さらには眠りや麻痺にまでしてきます。こちらが全員回復呪文を使えるのでまだなんとかなりましたが、厄介なのはそれらの攻撃ではありません。
とにかく仲間を呼んできます。
しかもよるのばんにんもファントムもです。
全然減らないです。
ちょろっと敵を倒すと、待ってましたとばかりにその穴を埋めてきます。その間も攻撃してくるやつはしてきます。
こんなボスは初めてだよ!!
仲間、というか手下を呼ぶボスは今までもいましたが、こんなに無尽蔵に増えるボスは初めてです。
終わるのか?この戦いは?と一抹の不安すら覚えました。
なるべく全体攻撃をして一気に数を減らしていくのがいいとは思うのですが、なかなかうまくいきません。私のときはなぜかばんにんのほうがあまり仲間を呼びませんでした。ファントムがすぐ穴を埋めてくるからです。そうして増えていくファントム……。いやメインはばんにんのほうじゃねぇのかよ、ファントムなのかよ、と思わざるを得ません。
ばんにんはHPが減るとザキを使うそうですが、それは使われずに済みました。それは幸いだったかもしれません。ウォーロックもそうですが、相手の行動によってはそこまで苦戦を強いられないかもしれません。そこがまた戦いの妙。ザキを使われずとも十分大変でしたが。
ヒャダインがあればファントムの弱点もつけて、なおかつ全体攻撃なので楽だったでしょう。残念ながら覚えていなかったので、元魔法使いの僧侶のイオラと勇者のブーメラン、そして「頼むから仲間を呼ばないでくれ」という祈りの戦法でごり押ししかありませんでした。残りの二人は回復を頑張っててくれ。私のパーティーの武闘家、ボス戦ではほぼ回復役です。
祈りが通じたのか、ばんにんを先に殲滅することに成功し、初戦で倒すことができました。結局祈り、祈りの力がすべてを解決します。
初戦でいけたので、「強かったけどまぁなんとかなるもんだな」と思っていましたが、調べてみるとやっぱり皆さん苦戦していた模様。無限に仲間を呼んで全然減らないの、からめ手の攻撃も相まって意味わからないですもんね。
既プレイヤーからすると、まずはテドンで最初のオーブ手に入れておくか、となりやすいので「そうは問屋が卸さん!」という開発陣の気概を感じました。新規ボス、全員「そうは問屋が卸さん!」の精神なんですよね。
ドラクエ3は自由度が高いので、じゃあ先に別の場所行くか……とできるのはありがたかったです。
最後に、ばんにん、断末魔が「オオオオオォォォ……」と地味なのがツボです。もっとなんか言うことないのか。
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