前回までのあらすじ
復活したクァバルナを無事倒したモガマルたち。
お礼に最後のキーエンブレムをもらい、アストルティアを元に戻すため、改めて打倒ネルゲルを誓ったのであった。
前回
第九十一話 兄弟仲良くするんだぞ!
せっかくクァバルナを倒したのに、院長はまだ無理をする気みたいだな。
でも院長が頑張らなくたってモガマルがいるぞ!
そう!大陸やみんながワープをしてきたのは、冥王ネルゲルのせいってのはわかってるんだ!
あの野郎、このブルリア星まで支配しようとしているようだけどな。
そういうわけだ!確実に戻る保証はないけど、今までだって悪い奴を倒したら大体元通りになったからな。
だから院長は黙って見ておくのがいい!というか余計なことをするな。
よかった、わかってくれたようだ。これもモガマルがクァバルナに対して圧倒的な力を見せてくれたからかもな。王子やチリが何を言おうと聞く耳を持たなかったが、強大な力の前にはさすがの院長もひれ伏すしかないようだ。
まぁオレたちのことを無視してまた変な研究を始めようとしたら、殴ってでも止めたと思うけどな。
そういうことだな!
院長はとりあえず、自分のことを捨てた王様に食って掛かるんだろうけど、ほどほどにしておいたほうがいいぞ!お前全然人の話聞かないしな!
なんで不服そうなんだよ。
お前のせいでこの大陸に危機が訪れたっていうのに不服そうなのおかしいだろ。
大体お前みたいなやつが国のトップに立つと、ワンマンプレイで国民に不満がたまっていくのは目に見えているんだから、お兄さんの補佐として頑張るのが一番能力を活かせてちょうどいいと思うぞ。
王子も大変だなぁ、いきなりこんな弟ができちゃって。
仲良くやっていけるか正直不安だが……アストルティアのことにこれ以上首を突っ込むのもな。
この二人と国の行く末についてはしっかり者のチリに任せておけばいいか。
王族に仕えるってのは大変なんだなぁ。ダストンが一番嫌がりそうな仕事だ。とことん似てない親子だぜ。
おう!じゃあな!ダストンに会うことがあったらよろしく頼むぜ!
……ところであの怪盗ポイックリンとかいうやつは辞めたんだろうか。
兄弟仲良くやるのが一番だよなぁ。片方は捨てられているから心中おだやかではないだろうけど。
さぁて、キーエンブレムも全部そろったことだし、いよいよ決戦だな。
……ん?
ほんとだ。院長も王子も行っちゃってるのに。
どうしたんだろう。
何か忘れものか?
キーエンブレムはもうもらってるしなぁ。
改めて激励かなんかだろうか。
次回予告
ドゥラ院長とラミザ王子と別れたモガマルたち。
しかしそこにチリが戻ってきて、衝撃の事実を告げる!
次回、「王家の双子は実は、だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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