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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ククール

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第九十八回目はククール!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください

 

見た目

長い銀髪を後ろに束ねた大層な色男。

細身の長身で聖堂騎士団の制服を着ている。素肌が見て言えるのは首から上くらい。暑そう。

聖堂騎士団はみんな青い制服を着ているのだが、なぜかククールだけ赤い。そういうところが問題児なのでは。だがこの赤がよく似合っている。ここまで赤を着こなせるとはさすが伊達男。マントを片方の肩にしかかけないところなんて、おしゃれ上級者すぎる。

彼が登場するまではドラクエのイケメンといえばテリー(かリメイクのピサロ)くらいだった。テリーと同じ銀髪イケメンとはいえ、イメージカラーも性格も全然違うため見事な差別化ができている。

ヒーローズ2に登場したときは本編からさらに切れ長の目を持つ、ごっついイケメンになっていた。いいぞ~。

 

人物

クールで人を小馬鹿にした態度が目立つ、これまたテリーとは違うタイプのドラクエにはめずらしいタイプのキャラクター。

酒とギャンブルと女性が好きというおよそ聖職者とは思えない人物で、あの聖堂騎士団の中でも問題児扱いされている。出会ったばかりのゼシカを口説くが、残念ながらゼシカのタイプではなかった。ククールにしてもどこまで本気なのかはわからないが。

教会というものに何の期待もしておらず、教会関連のイベントで仲間会話をするといつも辛辣な意見を飛ばしてくる。

常に冷めたような視点で物事を見るが、うちに秘めたる意思は熱い。オディロ院長のことを本当に慕っており、彼を守るために炎の中に飛び込んだことも。ぽけっとしている主人公に激を飛ばしたりもする。エンディングのときなんてまさにそう。なんだかんだ仲間思いのいいやつ。

異母兄であるマルチェロとは互いに憎みあう仲だが、憎しみしかないマルチェロに比べると、一度でも優しくしてもらった思い出のあるククールはそれ以外の複雑な感情を持っている。マルチェロが絡むイベントではいつも複雑な表情をしている。その際の仲間会話は必見。大体怒っているが、彼の心情を思うと……。

仲間内ではトロデにだけ唯一自分の過去を語っている。

 

ストーリー

小さな村ドニ。ここの元領主はひどい男だった。ごうつくばりで女好き、博打ばかりで金遣いも荒く、最後にははやり病に倒れて死んでしまった。

彼の息子であるククールは、領主の息子から一転、天涯孤独の身になってしまった。

マイエラ修道院に引き取られることになった彼は一人修道院に赴く。冷たい石畳の修道院を一人で歩くと、とてつもない孤独感に襲われた。

そこに一人の少年が現れた。今日からはここにいるみんなが家族だと、そう優しく差し伸べられた手は、温かかった。

その温かさを、ククールはずっと覚えている。もう二度とそれに触れられないだろうことは知っているが、それを忘れられないでいる。

どれだけ憎まれていたとしても、あのときの温もりだけは、正真正銘のやさしさであったことを、彼は絶対に忘れないだろう。

 

性能

パーティー内の役割は僧侶だが、ステータスとしてはどれもまんべんなく上がっていく。回復だけではなく物理攻撃もこなせるが、ほかのメンバーに比べるとこれといった特徴もないいわゆる器用貧乏タイプ。

武器スキルは剣・弓・杖・格闘、固有スキルはカリスマ。剣は主人公とかぶっているが、扱えるのはどちらかというとレイピア系でうまいこと区別されている。

僧侶のため素で覚える呪文は回復系とバギ系。回復は主人公のみが覚えるベホマズン以外はすべて自力で覚える。

スキルについてはぶっちゃけこれがおすすめ!というものはない。しいて言うならMP回復技を覚えられる弓スキルか。杖スキルのバイキルトは魅力的だが、ゼシカも覚えるので考えどころ。固有スキルのカリスマについても、ほしい特技だけ取ったら100まで上げる必要はあまりない。

回復ができるという最大の特徴以外は、どうにも影が薄い。理由としては有用な補助魔法のいくつかをゼシカが覚える点だろう。また攻撃にしてもゼシカがあまりにも強い。これにより、ククールいったんやることないな……となり、クリア後はタンバリンをひたすら叩く羽目になることが多い。だからって彼のことをタンバリンと呼ぶのは、ククールのことが好きな人からしたら気分のいいものではないので控えよう。テンションたまってからの彼のベホマラーに助けられた人、いっぱいいるでしょ!

固有で持っている耐性はヒャド系と吹雪系。さらにザキ系・麻痺系・マヌーサ系・メダパニ系・マホトラ系とかなり多い。さすが厚着をしているだけあってヒャドと吹雪に強いのは納得。補助系に強いのも、聖職者としての精神力の強さゆえだろうか。

 

リメイクでは優秀なゲルダの登場により立場が危ぶまれたかと思われがちだが、なんだかんだ回復のエキスパートであるのは強い。あとクリア後はファントムマスクとダンシングメイルが大活躍するので、その点も優秀。

 

その他の活躍

ライバルズではリーダーに抜擢された。またドラクエ作品が参入しているいたストでは毎回登場している。なかなかの快挙。

ヒーローズ2ではゼシカと共に参戦している。武器は弓。

このとき使える技にふしぎなタンバリンがある。ククールがそれでいいならいいさ。

必殺技はグランドクロス。このときのククールはとってもイケメンである。

僧侶なのだが、回復技は一個も持っていない。が、ヒーローズ1のクリフトも回復技を持っていなかったので、それに比べたらククールが持っていなくてもしょうがないか……という気持ちになる。相方のゼシカはハッスルダンスを使えるけど。

 

総評

その色男ぶりと、マルチェロとの複雑な関係により根強い人気を誇るククール。

すかした態度がなんだか気に食わないと思いきや、結局は仲間思いで兄思いの熱いやつなのである。

エンディングのあの展開は、ククールのおかげだと思っている。

 

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