前回までのあらすじ
最後のキーエンブレムを求めて、新しい国についたモガマルたち。
そこで怪盗ポイックリンことチリと再会したが、何やら穏やかな状況ではない様子。
王子と院長?が喧嘩していたぞ?
前回
第八十六話 なんか復活させちゃったらしいぞ!
で、結局何が起きているっていうんだ?
てっきりチリはダストンと一緒にいるもんだと思っていたのに、そんな様子もなさそうだし。
えーそうだったのか。なんて責任感の強い子なんだ。オレたちがネルゲルを倒せば多分戻れるとは思うんだけど、自分でも何かできることはないかと探していたんだな。で、ダストンはどうせガラクタ集めを続けているんだろうな。
あ、なに、この国はドルワームっていうの?
なんだかちょっと虫っぽい名前で、最近怪蟲を倒してきたオレたちとしては心穏やかじゃないな……。
で、つまりあれか、ガタラだけじゃなくて、この国もワープしていたと。
大体ブルリア星にワープしてくるときって、ものすごい規模感でワープしてくるからなぁ。同じ大陸にあったんじゃそりゃ一緒にワープしてくるわな。
それがなんでこんなところで言い争いの喧嘩をしているんだ?
ドゥラ院長ってのはさっきからやたらめったら怒ってる人だな。
あ、はい、ご丁寧にどうも。オレはスラッピ、こっちは冒険王のモガマルだ。
なるほどな、院長もチリと一緒で責任感が強いんだな。
でもな~、正直オレたちに任せておいてくれていいんだけどな~。でもそのガッツは買おう。
それで?元の世界に戻る方法を研究しててどうなったんだ?
大横転。
なに?天魔クァバルナ?全然どういったものかわからないけど、どうせろくでもないやつなんだろ!アストルティアに封印されてるやつは、バサグランテとかアラグネとかとんでもないやつばっかりだったぞ!?
なんで元の世界に帰ろうとしてて、そんな厄介なやつを復活させることになっちゃうんだよ!黙って待っとけばよかったものをさぁ!
あ、ご、ごめん。言い過ぎた……。どうにも最近、復活させちゃった!という案件が多いもので……。
え、あ、うん、まぁそういうことにはなるな。大陸を元の世界に戻そうとする過程で、クァバルナってやつを復活させてしまうってのはよくわからないが……。てかそのクァバルナってなんなんだ?みんな知っていて当たり前みたいな感じで話してるけど。
え、ええーーー!
院長自らが!?言っちゃ悪いけど院長全然強そうじゃないぞ!?
それともあれか?クァバルナってやつは実力的には大したことないやつなのか?
おお、あんたがラミザ王子だな。いやぁ気弱そうだ。気弱そうだし人もよさそうだ。この国の未来が不安だな。でもオーディスのところもちょっと不安だしな。ニコロイ王のところなんてニコロイ王しかいないしな。アストルティアが心配になってきちゃったぞ。
うん、そうだな。まったくもってその通り。
ほ~たしかに一理ある。喧嘩している場合ではないんだよな。まずは元の世界に戻ることのほうが大事じゃないかと。
クァバルナってやつがどういうやつかは知らないけど、オレもそれがいいと思うなぁ。そんなに必死に止めるってことは、たぶん院長の実力じゃかなわないんだろ?
いや院長は一旦落ち着け。
というか、多分オレたちがそのクァバルナってやつを倒しに行ったほうが早い気がするし、オレたちがネルゲルを倒してアストルティアを元に戻すほうが早いと思う。
次回予告
頭に血が上ったドゥラ院長は止まらない!
まくしたてるまくしたてる!
ついでになんか重大な発表もしちゃう!
次回、「一旦落ち着いたほうがいいぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸性はできないぜ!
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