前回までのあらすじ
ニコロイ王の頼みで、怪蟲アラグネを倒したモガマルたち。
なんとお礼として桜のキーエンブレムをもらった!
残るキーエンブレムはあと一つ!戦いのときは近い!
前回
第八十五話 チリ再びだぞ!
それにしても最後のキーエンブレムはどこにあるんだろうなぁ。全く見当もつかないぜ。
でもこれでいつもなんだかんだ上手くいってるしな!
お、なんだか見慣れない国に来たみたいだぞ!
なんだなんだ?喧嘩か?
待てよ?あそこにいる女の子、なんだか見覚えがあるぞ?
てことはここはアストルティアにある国みたいだな。
そうだそうだ!ウルベア遺跡で出会った美少女怪盗ポイックリン!
しかしそれは世を忍ぶ仮の姿!
真の姿は、ダストンの義理の娘チリだ!
まさかまた会うことになるとはなぁ。こういうときあんまり再会とかしないもんだから感慨深いぜ。いやこっちの話。
にしても、怪盗のときとはずいぶん雰囲気が違うんだな。落ち着いているというかなんというか。
おーいチリ、ひさしぶり~。
無視されちゃったよ。
どうしたどうした、何?王子?院長?てことはここはお城か研究院か何かなのか?
おっ、こっちは知らないやつだ。
ちいさくてずんぐりしていて可愛いやつだな。でもなんだかすごく怒っているみたいだ。
どうやらけっこう深刻な話題みたいだぞ。国を救うとかなんとか……。
こっちはあんまり王子っぽくないな。ドゥラ院長ってやつか?
つまり、いま画面に映っていないほうがラミザ王子か。
え?画面ってなんのことかって?モガマルはそんなこと気にしなくていいんだよ、うん。
それにしても、なんだか本当に穏やかじゃない雰囲気だな。
喧嘩だ喧嘩だ!
喧嘩といえばウェディ族のとこの親子喧嘩を思い出すな。
あのときはオーディス王子も女王もどちらも聞き分けがなくてなぁ。すでに懐かしい出来事だ。
で、何を言い争っているんだ?
お、チリがやっとこっちに気づいたぞ。
こう、再会の挨拶とかそういうのはないのか?ないのか……。
まぁオレたちが一緒に戦ったのってずいぶん前のことだしな。ダストンは元気か?とか聞きたかったんだけどな。あとなんでこんな立派そうな建物にチリがいるんだ?とか。でも聞いてもきっとスルーされるんだろうな。
喧嘩ではないのか?
そうか、やっぱりさっきの気の強そうなやつがドゥラ院長なんだな。王子にあそこまで物申せるのはなかなかのものだなぁ。
でも救わなければならなかったってどういうことだ?
そうだな。一体何が起こったのか教えてもらおう。
そして、チリがいる時点でここはアストルティア確定なんだから、このなんらかのいざこざを解決して最後のキーエンブレムを手に入れようぜ!
次回予告
チリとの再会を果たしたモガマルたち。
しかしそれを喜ぶ間もなく、何やら重大な事件に巻き込まれていく!
次回、「なんか復活させちゃったらしいぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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