先日久し振りにダイ大の新のアニメのOP「生きるをする」を聞きまして。
人間たちも魔族たちも、生き様があって、それぞれの信念のために戦っていたよなぁと涙していたのですが(深夜2時)。
こんな魅力的なキャラクターたちの中で、本当に嫌いなキャラっているか?と思いまして。
なんだかんだみんなのこと好きなんですよね。
最初はハドラーのこと嫌いでしたけど、武人として生まれ変わってからのハドラーは大好きです。大魔王バーンも嫌いでしたが、真バーン様になってからは(主に顔が)かっこよくてむしろ一番好きになりました。
チウなんて最初は「なんだこいつ……」と思っていたのに、次の獣王としてリーダー然と振舞おうと隊員たちを守る姿は、今思い出しても泣けます。
嫌いなキャラって、いないんじゃないかなぁ?
…………
ザボエラとキルバーン(ピロロ)ですね。
この二人は、どう考えても嫌いです。
ファンの方もいると思うのですが、言わせていただきましょう。この二人はダメだな~。
信念みたいなものを感じないんですよ。
ダイ大のキャラクターたちは、敵も味方も己の信念があって、それがお互い違えているから戦っているわけです。相手のことを受け入れられないとしても、そういう信念を持っているということは理解せねばならないと思います。それを許すことはできずとも、敬意は持つべきだと思います。それが終盤の戦いで名シーンの数々を生み出しているのですから。
でもザボエラとキルバーンからはそういったものは感じません。
特にザボエラ。おめーはだめだ。
最後に生き残っていれば勝ちという考え自体はいいです。そのために手段を選ばないというのも別にいいです。
でもやり方が一々汚い。自分に力がないからか、常にだれかに取り入って利用して、そのやり方が美しくないです。クロコダインをそそのかしたり、ハドラーをそそのかしたり……。息子のことも駒くらいにしか思っておらず、できる限り人の力でのし上がりたいというその性根がだめです。じゃあもういっそ、そういう暗躍系で行くのかと思いきや、たまに出張ってきて「ヒョヒョヒョヒョ」とか言いながら余計なことをしてくる。どっちかに寄れと言いたいです。いっそバルジの島もお前だけ分身を行かせるとかすりゃあいいんですよ、たまに前線に出張ってきて、隙あらば手柄を立てようだなんて厚かましいにもほどがあります。
キルバーンもけっこう嫌いですね~。
最初に登場したときは、スマートな見た目に騙されてかっこいい!と思いました。他の幹部とは違って、暗殺を専門としているというミステリアスさもいいです。
しかし、どんどん話が進むごとに「こいつを好きだなんてとんでもない!」となっていきました。こいつもザボエラと同じで、卑怯ですし大した信念も感じません。
バーンパレスにせっせと罠を仕込んで、ダイとハドラーの戦いを邪魔したのが本当に許せません。よくもまぁあんなことができますねぇ!
その後はアバン先生をやたら恨んで、これまたこっすい作戦で先生を陥れて、しょーもないやつですよほんと。
極めつけは最後、バーン様を倒したダイたちに水を差すようにして登場したところですね。くそ~あいつがいなければ、すぐさま祝賀パーティーを開いたというのに!一番嫌いかもしれません。
あとこれが一番の要因なんですけど、暗殺失敗してばっかり!敵なので、失敗した方がいいには決まっているのですが、それにしたって失敗しすぎです。もうちょっと頑張って、死神さん。
ザボエラとキルバーンが嫌いだなということを改めて感じたのですが、これはけっこう作者の思惑通りだろうなという感じがします。まんまと嫌いになっております。
好きなキャラクターだけではなく、嫌いなキャラクターもいると、自分が本当にこの作品に向き合っているんだなという感じがします。
最近はあまりダイ大の話をしていませんでしたが、こんな風にまた色々書いていきたいです。
あと、フレイザードはいいの?となりそうですが、彼はいいんですよ。この間生まれたばかりのヨチヨチですから。野心にまみれたハドラーから生み出された結果ああなったというのもあり、全部フレイザードのせいというわけではないので許します。ヨチヨチフレイザード。
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