前回までのあらすじ
モガマルたちが出会ったニコロイ王は、母親討伐をお願いしてきた。
話を聞いてみると、彼の家族は魔物に殺され、さらに母親に化けていたという。
そんなの許せない!
前回
第八十一話 もちろん倒しに行くぞ!
アラグネの野郎、家族に化けて、家族を殺して……許せねぇ!
じいさんのねーちゃんがなんとか封印してくれたみたいだけど……。
でもなんでそれを今になって倒したいんだ?封印されてるんだろ?
うんうん、そうだよな。当時はじいさんが小さかったから何もわからなかったわけで、最近になって真相を知ったんだもんな。じいさん、たった一人でよく頑張ったよ。
え、ええ~~~!?
な、な~にをやってるんだ!なんでアストルティアの人たちはすぐそうやって封印を解くんだ!あれか?歌を歌ったのか?刹那の歌を。
そうか……なるほどな……。また騙されちまったのか。でも仕方ないよな。かあちゃん小さい頃に死んじまったんだもんな。
でもそうかぁ、封印を解いちまったから、この大陸が危ないってことなんだな。
じいさん全然戦えなさそうだもんな。じいさんのねーちゃんが命がけで封印したくらいだし、アラグネってやつも相当強いに違いないぞ。
いやぁじいさんは運がいい!
むしろブルリア星に飛ばされてラッキーだったともいえる!この星の冒険王に会えたんだからなぁ!
ついこの間も、暴君だかトークンだか知らんが、でけぇライオンを倒してきたところだしなぁ!
あったりめーだ!オレも、三人の下僕たちもやるぜ!
全然出番ないから忘れているかもしれないけど、モガマルには三人の下僕がいるんだぜ!まぁいっつもモガマルが一人で敵を倒しちゃうんだけどな!
おう!
なんかめちゃくちゃ淡泊なお礼だな!いや全然いいんだけどな!じいさん全然こっちのテンションに合わせてくれねぇよな!全然いいんだけどな!
なるほど、この先に待ち構えているんだな。
一体どんな見た目のやつなのか楽しみだぜ。多分虫なんだろうけど。オレ、虫はあんまり得意じゃないんだよなぁ。
次回予告
怪蟲アラグネ討伐を頼まれたモガマルたちは、早速アラグネのもとへ向かう。
そこに現れたのはなんと……。
次回、「アラグネが正体を現すぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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