前回までのあらすじ
キーエンブレムを求めてカミハルムイにたどり着いたモガマルたちは、ニコロイ王に出会う。
なんと、彼から母親を退治してほしいと頼まれてしまった!
前回
第八十話 怪蟲アラグネだぞ!
じいさんの家族はじいさんが小さい頃にみーんな謎の死をとげたんだよな。
でもじいさんはかーちゃんを倒してほしいと。かーちゃんも死んじゃってるのに、そんなことを頼むということは、つまり……
そういうことだよなぁ!
モガマル冴えてるぞ!そういうことに違いない!
なぁじいさん、そういうことだろ!実際のかーちゃんは死んじゃって、別のやつがかーちゃんに成り代わっているんだろ!
おい無視すんな!
モガマルがせっかく勢いよく推理したんだから、合っているか合っていないかだけでも教えろ!
このじいさん、全然こっちのテンションに合わせる気がねぇぞ。
もうモガマルが合わせに行ってるもんなこれ。
それにしても怪蟲アラグネか。いかにも蜘蛛っぽい名前だぜ。
お構いなしに話を進めるなぁ。会話をする気がないだろ、このじいさんは。
にしてもそうか、まずかーちゃんがアラグネに殺されたんだな。ひどい話だ……。やっぱり王族っていうのは魔物に狙われる存在なんだな。
うわ~、うすうすわかっていたけど、やっぱりそういうことだったのか。
モシャスでも使えたんだろうか。
いつの間にか魔物が入り込んでいるのやだな~。
うわ~!子供も旦那さんも騙されちゃったのか!
擬態が!擬態がうますぎるぞ!普通気づくだろ!もしモガマルがモガマルじゃない魔物になっちゃっていたとして、オレは絶対気づく自信があるぞ!?
普段からあんまり会話とかない家族だったんじゃないか?
なるほどなぁ、乗っ取りだ。
なんかそういうやつ多いな、アストルティアって。ネルゲル以外にもやばいやつばっかりじゃねーか!やばいやつバトルロワイヤルができちゃうぞ、アストルティアで。
おお!すごいぞねーちゃん!
旦那も息子もかーちゃんじゃないって気づかなかったのに、ねーちゃんだけが気づいたのか。
じゃあここからねーちゃんが大立ち回りをして、かーちゃんをこらしめて……!
いや展開早いな。
急にとーちゃん死んじゃったよ。
ここまでけっこう引き込まれる語り口だったのに急に死んじゃったよ。
え、ええーーー!
また自らを犠牲にして封印するやつやってる~~~!!つい最近も見たやつ~~~!!
でもあれか、じいさんのねーちゃんってことは、バサグランテみたいに何百年とかではないんだな。いや十分すごいけどな。やっぱり刹那の歌とかで封印解けるのか?
そうか、じーさんが真相を知ったのは最近だったんだもんな。
知ったとたんにブルリア星にワープしてきたって言っていたし。
まぁしょうがないよ、小さかったんだもんな。
ああ~そうか、じいさんはその時点ではかーちゃんの正体にも気づいていなかったんだな……。それで一気にみんないなくなったと。
うわー!それはつらい!
ねーちゃんがその身を犠牲に封印してくれたから、じーさんは生き残ることができたけど……それを説明できる人もおらず、ただ一人取り残された状態だったのか……。
ここまでの話の中でも結構ダントツに辛いぞ。
モガマルも思わず号泣だ。
これは絶対になんとかしてやりたい!たとえキーエンブレムが絡んでなくても!
次回予告
ニコロイ王に起きた悲劇を聞いたモガマルたち。
憎きは怪蟲アラグネ!
絶対に許さない!
次回、「もちろん倒しに行くぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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