前回までのあらすじ
9つ目のキーエンブレムを求めるモガマルたちが出会ったのは、エルトナ大陸を統べるカミハルムイの王、ニコロイだった。
何やら彼は困っているようだが。基本出会う人みんな困っているので今更そんなに気にもならないのであった。
前回
第七十九話 とんでもない依頼だぞ!
このじいさんもアストルティアの人ってわけだな。
いきなり知らない星にワープしてきて困っているだろうけど、モガマルがもう少しでネルゲルを倒すから、そしたら帰れるからな!安心しろよ!
な、なんだその反応は。
どっちだ?「それは助かる!」なのか、それとも「え?とてもそんな風には見えない」なのか。
あとネルゲルってけっこう有名なんだな。王族くらいになると意外とみんな知っているのかもな。
おお!感じるか!モガマルの力を!
このじいさんなかなか見どころがありそうだぞ。アストルティアでもこれほどの冒険者って言うのはなかなかいないんだろうなぁ!ワハハハ!
おう!ネルゲル討伐なら任せておけ!
……いや、違うな。この感じはネルゲル討伐とはまた別の話か?
もしかしてさっき悩んでいたのもネルゲルのことじゃないのか?
ここはこのじいさんの悩みを聞いて解決するのが得策だろうな!
きっとキーエンブレムも持っているだろうし、話を聞いてみようぜモガマル!
な?やっぱり頼みごとが……って、待て待て!
は、母上!?母上って言うとつ、つまり……。
そ、そういうことだよなぁ!?
え、じいさん、自分のかーちゃんを倒してほしいのか?それが困りごとか?
え、待て待て。
いくらオレたちでもそんな依頼受けたことないぞ。
本当にかーちゃんを倒せって言ってるのか?
いや淡泊~。
こっちこんなに驚いているのに、淡泊~。
え、なに、か、語りだした。まだ気持ちが追い付いていないのに。
50年前?かなり昔だな。
で、家族って言うとつまり、かーちゃんとじいさん以外の全員ってことか?
……ん?かーちゃんも死んでるのか?
で、かーちゃんを倒してほしいのか?
…………え?
あ、そこの違和感はスルーなんだな。
で、じいさんは50年も家族がなんで死んだのか調べていたのか。そもそもなんでじいさんだけ生き残ったんだろうな?
おお!真相にたどり着いたのか!
盛り上がってきたな!
それでどうしたんだ!
ええ~~~~!!
ここからってときに、ブルリア星に来ちゃったのか!
ネルゲルってやつもはた迷惑な奴だな~。自分勝手すぎる!
で、かーちゃんを倒してほしいってのはなんなんだ?
次回予告
自身の母親を倒してほしいと依頼してきたニコロイ王。
それは彼の過去にあった。
その昔、彼の家族を奪った恐ろしい魔物がいたのだった。
次回、「怪蟲アラグネだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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