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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ゼッペル

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第八十一回目はゼッペル!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください

 

見た目

現代フォロッドの王と同様、若い王のグラフィック。若い王のグラフィックはもはや彼らのために用意されていると言っても過言ではないのではないか。

グラフィックからなんとなく端正で美しい顔立ちであると感じる。城下町のご婦人にもきっと人気だろう。その甘いマスクのしたではとんでもない野望がメラメラとギラギラと燃えているわけだが。誰も信用できないといった感じの雰囲気がまた良いに違いない。

フィジカルよりもマジカルが信条の彼なので、恐らく体はあまり鍛えていない。そういうムキムキマッチョじゃないところがまた人気の秘密だろう。

究極魔法マナスティスを使った後の姿は、ストーンビーストなどの魔物の色違い。端正な姿が台無しである。あと変身したあともやっぱり筋肉質な身体ではないんだなぁ。

自身の過ちを痛感し猛省してからは、ますますその美しさに磨きがかかったに違いない。こうして彼の花嫁候補たちの熱き戦いが始まったのだ……(想像)。

 

 

人物

こうと決めたらそれを完遂する強い意思を持った人物。

と書くと王様として有能そうな感じがするが、正直めちゃくちゃに危なっかしい。

幼馴染を失った過去の出来事については同情するが、その後の彼の行動はあまり褒められたものではない。

魔法を持ってラグラーズを陥落させたまではいいが、力を欲しすぎたあまり周囲からの声を遮断し、大陸内に無理やり関所を設けるなど、自ら孤立していってしまった。結果、自身の手で国を滅ぼしかけてしまったわけだ。

もちろんこれは自身の力のなさからルーシアを失ってしまった自責の念からくるものだが、正直やりすぎ。規模でいえば似たような境遇のテリーよりよっぽどやばい。いや、テリーにももし国家権力があればここまでのことをしていたのかもしれない。

もしルーシアがあのままずっと一緒にいれば恐らくは彼女のことを好きになっていただろう。が、ルーシアは多分ゼッペルじゃなくてディノを選ぶと思うし、ディノはディノで勝手にルーシアをゼッペルに譲りそうだし、結局何かしらの問題は起きていそう。これじゃグリンフレークだ。

なりふり構わないことをしているようにも見えるが、国民からは特に不満の声は聞こえないため、政治の手腕はなかなかの模様。芸術の才があったようで、事件のあとは絵画をたしなむようになった。現代の様子を見るに、魔法の研究に心血注いだ分を、国が豊かになる方向に働きかけたのだろう。基本いいやつなんだ、ゼッペルってやつは。

 

ストーリー

魔法国家であるマーディラスは隣国のラグラーズの侵攻を受けとうとう陥落してしまった。

この際、王子であったゼッペルの幼馴染であるルーシアが命を落としてしまった。ラグラーズの兵士長は魔法を馬鹿にし、ゼッペルをも愚弄した。これがゼッペルの心に決して消えない復讐心を植え付けることになる。

必ずルーシアの仇を討つ。そう決めたゼッペルは魔法の鍛錬に励み、とうとうあの日バカにされた魔法の力で、軍事国家ラグラーズをくだした。あの時の兵士長の命も奪ってやった。

しかし、ゼッペルは止まらなかった。幼馴染の神父ディノが止めるのも聞かず、より強大な力を手に入れるために究極魔法の研究に乗り出す。

全ては大事なものを守れる力を手に入れるため。彼の時間は、あの日、ルーシアを失ったあの時間でずっと止まっていたのだ。

その道は、破滅への一本道だとも知らずに……。

 

性能

軍事国家ラグラーズを負かし、兵士長の命まで奪っているというのだから、究極魔法を使わずともなかなかの強さであることがうかがえる。

ある程度の攻撃魔法は使えるに違いない。究極魔法を使った後はメラゾーマ・ベギラゴン・イオナズンを使えるため、これらの中級の呪文ならなんなく使えるだろう。もしかしたらヒャド系は苦手だったのかもしれない。息攻撃として氷系の技は使ってくるが。

回復魔法は多分ディノが得意だと思うので、彼らがコンビを組んだらなかなか良いのではなかろうか。

さすがに事件解決後は戦うことはやめただろうから、年々弱体化はしていそうだ。

何らかの方法であの魔法を克服して、アモスのように戦闘時に変身できるとかだったらめちゃくちゃ仲間に欲しい。シャドウハーツのウルみたいな感じでカッコいいと思う。

 

小説版だと変身後の彼の放つオーラはまさに魔王そのものだったとメルビンが言っている。確かに負けイベだもんなぁ。

 

その他の活躍

過去世界というのは、一度解決するとストーリー上必要でない限りはなかなか再訪しないだろう。

が、アイラを仲間に加えたあとで過去のマーディラスを訪れるとゼッペルとディノのイベントが見られる。ディノがルーシアの墓を建てようと提案すると、ゼッペルが墓は不要だ、ルーシアはきっとどこかで誰かと結婚し幸せに生きているはずだ」と言うのだ。ルーシアを失って絶望しあのような暴挙に出た彼の、精神的な成長が見られる名イベント。必須イベントではないがぜひ見ておきたいところ。

 

総評

人間は弱く愚かであるというストーリーが多いドラクエ7。

このゼッペルという男もそれを彩る一人だろう。

強さを求め暴走したのは、心の弱さゆえである。色々と考えさせられる人物だ。

 

大体このストーリーのあとマリベルが抜ける人が多いと思うので、そういう意味でも印象に残りやすいキャラクターである。

 

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