前回のあらすじ
水牢に囚われたオーディス王子を助けるために、刹那の歌を歌う女王。
無事王子と、元々囚われていた女性を助けることができた。
しかし、このままでは国が滅んでしまうというのだ!
前回
第七十一話 封印の真相だぞ!
王子も女性も助けられたと思ったのに、まさか国が滅ぶだなんて。
そりゃあまぁ、禁断の地だの刹那の歌だの変わった名前がついているんだし、ただ事ではないと思っていたけど……。
一体どういうことなのか、そこんところを詳しく説明してもらいたいところですねぇ!
お願いしますよ女王様ぁ!
バ、バサ……?
なんだか濁点が多くて強そうな名前だ……。というか、封じられていたのって殺気助けた女性だけじゃないのか。
そのバサ何とかさんってのは一体なんなんだ?
えーー!バーソロミュー・くまみたいな異名!
そんな危ない魔物が、この水の中に閉じ込められていたってことなのか……。名前からしてやばい見た目なんだろうなぁ。
あ、そういうことだったの!封印の巫女を王家のものから選んで、その巫女さんが一緒に永遠の水に囚われることでザッハトルテさんを封じ込めていたってことか。
そしてその封印を解くことができるのが、刹那の歌だったってわけか。そんな物騒な歌、そりゃ王家にしか伝わらないよなぁ。
で、王子を助けるために女王が歌ってしまったから、ザブングルさんの封印も一緒に解けてしまったってわけか。
そんな危険なことだったとはな……。
いやでもそれならなおさら女王はオーディス王子にそれを伝えておいてもよかったんじゃないの!?!?なんで隠したの!?
隠したりなんかするから、王子は不用意に檻に近づいて、結果バザールでごザールさんの封印が解けちゃったんじゃないか!
ああまぁそうね。なんで言ってあげなかったんだという話はあとででいいか。
そのバイバイバタフリーさんが来ちゃう前になんとかしないとだ。どうする?倒す?こっちにはブルリア星の冒険王がいるんだぜ。
え?女王が……?
ええ~~~!そんな、今度は女王がこの水の中に永遠にとらわれるってこと!?
でも女王、あの巫女さんに比べたらちょっと年齢が高すぎない?そういう年齢制限はない感じ?
というか責任取るなら女王よりも王子じゃない?って、あ、これは言い過ぎか!?
ああ、しまった!言い過ぎたかもしれない!いや違うんだ王子!というか王子は男だから巫女なんて無理か!
それにしても、この親子が会話しているとどうにもモガマルの入る隙がないなぁ。
次回予告
暴君バサグランデを封印するには、新たな巫女が必要!?
女王が決意すると、囚われていた巫女が喋り出す!
次回、「封印の巫女だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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