ジョーカーシリーズは1だけはプレイしたことがあるが、あまりにもそれについて記事を書いていないので、何か書けそうなものはないかと当時を思い出していてふと思った。
なんかあいつすげぇ足遅かったよな。
遅かったよなぁと思いおもむろに検索窓に「ドラクエモンスターズ ジョーカー 足遅い」と入れてみる。そしてまた思う。
やっぱりすげぇ遅かったよな~~~。
ジョーカーはDS作品。すでにドラクエ8が発売されており、ジョーカーも3Dグラフィック化されている。
シンボルエンカウント形式を採用しており、7つの島からなるグランプール諸島をめぐりながらバトルGPの優勝を目指してあちこち走り回っていく。
島はかなり広くそれぞれ特長が違い、それを楽しみながら探索するしていくわけだが……。
主人公の足が本当に遅い。
なんか見た目はすごい前のめりで、手も一生懸命振っていて、足も頑張って動かしていて、いかにも「オレ、全速力です!」という姿勢なんだが、絶望的に遅い。というか全速力です顔してるせいで遅さが際立っているまである。
シンボルエンカウントのため、モンスターがこちらに気づくと追っかけてくるわけだが、適当に逃げているとまず捕まる。直線的な狭い通路だった場合ほぼ確定で捕まる。シンボルエンカウントで敵に追いつかれるの、昔は平気だったけど今は普通にストレスなんだよな。ドラクエ9も追いつかれてしまうのだが、あちらは主人公たちの足が遅いわけではない、ただただモンスターの方が速いから仕方ない部分はある(それでもストレスだけど)。しかしジョーカーの場合「お前の足が遅いから捕まるんだろうがぁ!」となる。
この件について調べてみると「空港の動く床逆走してんのかってくらい足遅い」というのが出てきたが、とてもわかりやすい。あの全力疾走の姿勢であのスピード、グランプール諸島全域が主人公の進む向きとは逆に地面が動いていると思えば納得できる。
グラフィック面はDSにしてはけっこう綺麗だし、町の中も建物がいっぱいあって面白いので探索は楽しい。足がもうちょっと速ければより良かったのになぁと思う。
今思えばプレイしていたときは実はそこまで気にしていなかった気がする。まぁそういうもんかなとか適当に思っていたのかもしれない。こういったグラフィックのゲームをそんなに数やっていなかったのかもしれない。なんとなく「もっと足が速かったらいいのに……というかルーラの行き先が最後に立ち寄ったGポットってなんだよ……あの島に行きたいのにめっちゃ走らなきゃいけないじゃん……もっとこうなんかないのか……」くらいにしか思っていなかった気もする。結構思ってるじゃんというのは置いておいて。
今プレイしたら絶対に途中で挫折する自信がある。もっと早く走れるだろうがよぉ!何が楽しくてそんなに手足をフル回転させてんだよお前はよぉ!とか言いそう。
しかしこいつの足が遅いおかげで、クリアから何年も経った今でもこうして調べたりなんかして、「遅かったよね~みんなも思ってたんだ、うんうん」と思い出を共有して暖かい気持ちになれる。ここが面白かったよね~という共有もいいが、ここが正直いまいちだったよね~という共有もまたよし。これはつまり、それだけみんながジョーカーをプレイしていたんだなぁという証跡でもある。
またしばらくしたら、「ジョーカーは本当足が遅かったよなぁ」と言って、今回記事を書くときに見たサイトとか動画をまた見るんだろうなと思う。
足おっそいんだよなぁ、ほんと。
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