年も明けましてすでに1月4日。
本日は土曜日。
ということでそうですね、
もうちょっとで正月休み終わりますねぇ！！
もちろん年末年始もお仕事だった方もいると思いますが、土日祝がお休みのお仕事をしている方は明日休んだら仕事が始まりますね。今年は9連休だった方も多いことでしょう。
いつもは社畜根性で頑張っているどろにんぎょうさんもたくさん休んだと思いますが、そうなってくると仕事はじめが着々と近づいている今この瞬間は気が気ではないのではないでしょうか。
社畜どろにんぎょうさんシリーズ
「はぁ〜あと二日しかないのか～」
いつも通り、割と大きなため息が聞こえてきました。大体ため息から始まっています。
そう、社畜どろにんぎょうさんのため息です。
でも今回は9連休だったわけですし、すでに7日間も満喫したわけですからいつもよりは元気なのではないでしょうか。
いつも通り疲れ切っている。
わかりますけどね、長期の休みって休みに入る前日の夜が一番テンション高いんですよ。でも入ってしまうと、日が経つにつれてどんどん気持ちが落ちていくんですよ。
わかりますよどろにんぎょうさん。それにしたって肩を落としすぎですが。
引き続きどろにんぎょうさんの様子を観察しましょう。
「あぁ〜、正月休みは長くてよかったな～。ゲームたくさんできたし、楽しかったなぁ」
社畜どろにんぎょうさん、すでに正月休みの総括に入っています。
ゲームをたくさんやって食っちゃ寝食っちゃ寝していたのでしょう。そうやって7日間が過ぎていったのですね。
「でもまぁあと二日休みあるわけだし、まだまだ楽しめるよな」
「実質あと1日だけど」
そうですね、すでに4日も夜になってしまっています。となると休みは明日のあと一日だけ。なぜ休みというのはこんなにも早く過ぎ去っていくのでしょう。今までよりさらにどろにんぎょうさんの気持ちがわかります。
さて、残りの休暇のことを考えると憂鬱にはなってしまいますが、そうはいってもまだ明日も休みなのです。今夜はもうちょっと外を遊び歩いてもいいのではないでしょうか、とだらだらと町を練り歩いていると……
ねこまどう部長が現れました！
偉い人です。実力もあるし権力もあるタイプの偉い人ですね。
「ねこまどう部長、あけましておめでとうございます！」
すかさず、社畜どろにんぎょうは挨拶をします。
どろにんぎょうさん、精いっぱいの笑顔。休みの日に会社の人に会うなんてそれだけでも嫌なのに、さらに上司ともなるとその嫌さレベル、カンストです。それでもちゃんと挨拶はしなければいけません。こんなことなら家に閉じこもっておくべきでした。
「おお！どろにんぎょう君か！あけましておめでとう！今年もよろしく頼むよ！」
「部長はいつも年末年始はご実家に帰省されていると聞きましたが、もうお戻りだったんですね」
「うむ、今年は休みが長かったからな、そう何日もいるものでもないだろうと思って早めに戻ってきたのだ」
「そうだったんですね～、もう少しでお休みも終わりますもんねぇ……はぁ」
「おいおいどうしたんだ、そんなため息をついて。仕事はじめが嫌なのかね」
「え、あ、いや、そんなことないですよ～、部長と毎日会えるの楽しみです」
「おいおい、思ってもいないことを言うんじゃないよ、そんなこと言われたら戸惑ってしまうよ」
「ほら、ねこまどうだけに、ねこ、とまどう」
ねこまどう部長さん、今年もこのダジャレ一本でいくつもりでしょうか。そろそろ新しい芸を見せてほしいです。
「…………！」
「……アッハッハッハッハ！アヒャヒャヒャヒャ！やめてくださいよ、部長！そのダジャレ、ぼく弱いですから！」
前回あからさまに笑いすぎて怒られてしまいましたが、他にやり方がわかりません。こうやって笑うことしか社畜どろにんぎょうにはできないのです。だから出世できないのかも。
「ねこまどうだけに、ねこ、とまどうって！アハハハハ！ヒィーッヒィーッ！だ、ダメだ、ツボっちゃいまして……ゲホッゲホッ」
多分どろにんぎょうさんも内心では（これじゃだめだよなぁ）と思っているに違いありません。
「ダ、ダメです……ヒィー、笑いが止まりませんよ！アハハハハ！！」
「もういいぞ、さすがに作り笑いなのバレてるからな」
「スイマセン」
「あとどっちかというと、思ってもないことの部分を否定してほしかったよ」
「おっしゃる通りです」
たしかにこれはどろにんぎょうが悪かったかもしれません。ダジャレでクスッとしつつ、「いやいや思ってもないなんてそんなことないですよ～」とか言ってお茶を濁すべきでした。でも理不尽であることには変わりないですね。
「休みを満喫するのもいいが、あと1日しかないんだからな、あまりたるまないようにな」
「承知いたしました」
ねこまどう部長、そのまま足早に帰っていきました。
帰りの方向が一緒じゃなくて良かったと安堵したのもつかの間、どろにんぎょうさんがっつりと肩を落とし、
「仕事まじでいやだ～～～」
「長期休みって折り返しが過ぎたころから本当に憂鬱で、明日とかもう気分最悪に決まってらぁ～」
「明日は寝て過ごしてやる～～～」
そうして、今回もまたつうしん中に現れる3匹のスライムを眺めて現実逃避する社畜どろにんぎょう君でした。寝て過ごしたら多分後悔するので、有意義なことしたほうがいいよ。
頑張れ、社畜どろにんぎょう君！
とりあえず成人の日の3連休まで耐えろ！
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