※HD-2D版ドラクエ3のストーリーのネタバレは含みませんが、リメイクでこう変わったというネタバレはあります。
発売前にこんな記事をそういえば書いていたなぁと思ってだな。
怪人系モンスター、さつじんき。見た目はカンダタなどと同じだが、その名前の異常な怖さゆえにナンバリングでは3にしか登場せず、外伝作品でもモンスターズなどがあるというのにトルネコくらいにしか登場しないモンスター。
一応3であればリメイク作品にも登場しているさつじんきだが、いやさすがにHD-2D版では無理だろうと思っていたら……
いた。
いや今回もしっかりと登場してるーーー!!
と嬉しくなった。
まさかさつじんきさんがそのまま登場できるとは思いもよらなかった。
いるじゃないかさつじんき。どうあがいてもやばい名前なのに続投できたのかお前。お前がいなくなって代わりに「ごろつき」になっていたとしても、仕方ないか……と納得できるくらいにはやばい存在だと思うのだがお前は。
なぜOKだったのか。HD-2Dドラクエ3はCERO A(全年齢)ではなくCERO B(12歳以上)だ。だからか……?だからいけたのか?
そうか、お前、まだいけるんだな……。
ではここで、他の、ここの表現どうなるのかな?と気になっていた要素を。
ジパングは異国からの訪問者を「ガイジン」と呼んでいたが、この呼び方は今では使われない。表現的によろしくない言葉となった。
HD-2D版では?
ガイコクジンになっていた!!
当然といえば当然である。しかし「ガイジン」というのは、「ああこのジパングという国は本当に外界との接触が一切ないんだな」「外のものを異物として扱うような国なんだな」という特徴が一発でわかるめちゃつよワードだったので少々さみしい。が、ここは絶対変わるだろうなと思っていたので良いだろう。そもそもダメな言葉だしね。
ニセヒミコは「ガイコクジン」ではなく「外国人」と漢字表記で喋っていたが、これは逆に違和感がなかった。おろちは外からジパングを侵略しにきたモンスターなので、むしろ流暢に「外国人」と喋るのはしっくりくる。
インディアンを彷彿とさせるスー族の村もどうなったのか気になっていた。
こちらは……
セリフには特に変化はなかった。「わたしたち うそつかない」というセリフも健在だ。
しかし彼らの服装はもっと質素なものになっていた。スーファミ版のグラフィックでは明らかにインディアンをイメージした色鮮やかな羽飾りをつけていたが、そういったものはなくなっていた。スーの特徴であるあの喋り方を変えるのはさすがに大きな変更になってしまうので、それはそのままでうれしい。
最後にエジンベアのいなか者発言。
今回もばっちりののしられる~~~!!
安心する~~~!!
さすがに田舎者くらいの発言であれば問題なかったようだ。言われた方がたまったものではないが。
いやしかし、仮にも実際の世界地図をモチーフにした本作で、エジンベアというわかりやすい国名で、この国民性、本当に問題なかったのだろうか……。
……まぁ問題ないか!!
とにかく、変わった部分はやはりあれども、さつじんきが今回も登場してくれたよかった。
恐らく私のように「お前まだ存在できたんかい!」と思ったプレイヤーはいるだろう。
令和の時代にさつじんきがまだいてくれてうれしい。もちろんいていいのはモンスターのさつじんきだけだが。
しかしほんと、さつじんきって名前やばいな。
関連記事