ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第七十八回目はブルジオ!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください
見た目
大臣やお金持ちに使われるグラフィックがそのまま使われている。
いい年した息子もいることから、グラフィック通りの50代くらいの男性であるとイメージしている。
ドラクエ5のルドマンよりは人が良くないことから、もうすこし傲慢な顔つきをしているのではなかろうか。とはいえ、悪人というわけではないため、恰幅のいいおっさん程度のものだろう。
人物
各所に別荘を持つ大金持ちであり、旅行とめずらしいものを集めるのが趣味。
絵にかいたような金持ちのわがままっぷりを発揮する男である。自分の思い通りにならないといつまでも根に持つタイプのようで、なんでも金で解決したがる。せかいじゅのしずくが行列で買えなかった時は大層ご立腹だった様子。
そんな性格のため、屋敷の使用人には恐れられ嫌われている様子。
美食家を気取っているのか料理が気に入らないとひっくり返すし、使用人が休みが欲しいと言えば働くか辞めるかの二択を提言する。
が、美味しい料理を出してもらえれば褒めるし、自身の珍品を使用人に見せてくれたりもする。あと女性には優しいのか、メイドが休みを取って別荘に行くことを許してくれている。何とも気まぐれと言うかなんというか……。
息子がいるということは結婚もしているということなのだが、別居中。
メルビンは彼のことを「懐が深い」と称するが、そうかなぁ?メルビンはブルジオの一部分しか見ていないから……。
ストーリー
世界中のめずらしいものを集める世界屈指の金持ちブルジオ。
本宅にいることはほとんどなく、各所にある別荘に身を寄せながらいつもいつも珍品を探している。
そんな彼が最近購入したお気に入りの珍品はホットストーン。ただの石ころのように見えるが、ほんのりあったかいのだ。
これはいい買い物をしたとほくほくのブルジオ。
ホットストーンを愛でていると、ある旅人がそれを譲ってほしいと言ってくる。なんでも英雄を復活させるのだとか。にわかには信じがたい話だが、それが本当ならばこの世に二つとない珍事。
この機会を逃すわけにはいくまいと、自らの足で彼らについていくことを決める。
性能
世界一高い塔は彼と一緒に登ることになるが、戦ったりはしない。
しかし、世界一高い塔というくらいなのだから、ただ登るだけでも重労働だろう。それを、若くはない彼が登り切ったことは評価したい。
わがまま金持ちならばたいした体力もないだろうと侮っていたが、世界中をめぐって自らの足で珍品を集めているだけある。
5のルドマンは若い頃けっこうな冒険家だったらしいが、ブルジオももしかしたらそうだったのかもしれない。現代にはいない魔物が塔にはたくさん出現するが、それらを見ても決して引き返さない点から、珍品集めの際に修羅場を通ったりもしているのではないだろうか。
息子はひきこもっているので、親父ほどの体力はないだろう……。
その他の活躍
特に何も書くことはない。
ちなみに本宅はなかなか豪華なものだが、マリベルいわく「私の家より見劣りする」とのこと。たしかにマリベルの家は相当でかい。
総評
彼は間違いなくわがままな金持ちだが、主人公たちの一見意味不明な話を信じて一緒についてくるあたり憎めないキャラクターである。
結果的にホットストーンをただで譲ってくれたようなものだし、そういう点ではたしかに懐が深い。
これが、ホットストーンを持っていたのがホンダラのままだったらとんでもなく足元を見られていたに違いない。ホットストーンを買ってくれてありがとうブルジオ。
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