前回までのあらすじ
オーディス王子は永遠の水牢にとらわれた女性を助けたいらしい。
それには刹那の歌が必要のようだが、なぜか女王は口を閉ざす。
とりあえず女性を見に行っているか!
前回
第六十八話 水牢だぞ!
どうしたらその女性を永遠の水牢から助けられるかはわからないが、百聞は一見に如かず!
実際に見てみたら何かいいアイデアが浮かぶかもしれないしな!
さーて禁断の地に着いたぞ。こりゃなかなか仰々しいな。
こ、これか……。これはなかなかすごい光景だな……。
水槽とかじゃない。水だ。水の牢だ……。その中に女性が一人……。
オーディスの言っていたことは本当だったんだな。そしてこの女性は王族なんだよな。いつから閉じ込められているかわからないが、相当長い年月だと……。とりあえず声をかけてみるか。
おーい、オレたち、あなたを助けに来たんですけどぉ!
だめだ、返事はないな。でもたしかに生きているようだ。この状態でどうやって生きているんだろう。これが永遠の水の効果なのか……。
うーん、これはたしかに助けたくもなるなぁ。でもどうしてこんなところに閉じ込められているのか、それが大事なことだとは思うんだけど。女王がそれを教えてくれるとは思えないしなぁ。
うんそうだね。ゆっくり噛みしめていたんだねその事実を。
さーてこっからどうするかが問題だ。
オーディスは何か考えはあるのか?
だめだ、女性を見つめるばかりだ。よほど助けたいんだろうなぁ。それで女王に怒られるのもいとわず突っ走っちゃったわけか。正義感の強い人だなぁ。
そうだよな。王家に伝わるという刹那の歌を歌えればなんとかなるんだよな?
そうなんだよ。だから女王と喧嘩していたんだよ。歌えたら多分女王にお伺いを立てずにすぐに歌ってると思うぞこいつの性格上。
モガマル~~。いい笑顔でとんでもないこと言うじゃないか~~。
わかっていて聞いたんだろ~。オーディスちょっとイラっとした顔してるぞ~。
でもそんなモガマルがいいんだよなぁ!
次回予告
永遠の水牢に囚われた女性を前に、何もできないでいるモガマルたち。
そこにふいに女性に近づくオーディス王子。
するとなんと王子の身に危険が!
次回、「王子も囚われたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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