ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第七十七回目はアズモフ!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください
見た目
ちしきのぼうしがトレードマークの中年の男性。PS版では学者キャラの汎用グラフィックがちしきのぼうしをかぶっていた。
リメイク版では専用のグラフィックが与えられ、ほっそりした体型に盛り上がった頬、鷲鼻が特徴的な男性になっていた。
個人的にはPS版の汎用グラフィックに単純に帽子をかぶせただけのグラフィックが気になっている。なんというか、あいつだけなんか違うぞ……?という異質感によるワクワク感がある。他のモブと同じ見た目なのに、ワンアイテム付け足しただけで固有キャラになるのがアイデアのたまものって感じがして好きなのかもしれない。ちしきのぼうしがほよほよと動くさまもまたよし。
あとPS版の学者グラフィックがかわいいのもある。なんかかわいいんだよなぁ。
人物
世界ランキング協会のかしこさランキング不動の一位。
その賢さは伊達ではなく、町に伝わる伝説とハーメリアの堀で海の魚が釣れることを結び付けて、山奥の塔の調査に乗り出すほど。普通の住人であれば町の堀で魚が釣れても「これ海の魚だ!」と気づかないことがほとんどだろうし、気づいたとしても「そういう生態系なんだ~」で済ませてしまうだろう。だから伝説を作り話だと思っている人ばかりなのだ、あの町は。
そこを流したりせず、探求するのが彼の賢さのゆえんだろう。
ちしきのぼうしを失った後はランキングの順位が下がってしまうが、頭が悪くなったわけではない。あくまでも知識を得ることに使っていただけだったらしいので、地頭の良さは健在なのだろう。
国の長たちが集められたクリスタルパレスではハーメリア代表として登場する。あんなに立派な町なのに町長がいないのか、実は彼が町長なのか……。
主人公たちは石板をくれる約束で塔の魔物を退治するが、それを報告すると石板のことも忘れてさっさと塔に行ってしまうので、研究となると周りが見えなくなるタイプだと思われる。そこんところは助手のベック君がたしなめてほしいのだが、彼も石板のことはすっかり忘れやがるのである。
ストーリー
ハーメリアに住む学者アズモフは町に伝わる老楽師と大洪水の伝説について調べていた。
町の人々は作り話だと思っているが、そんなはずはないと彼は信じている。作り話と言い切れない状況証拠も手に入った。
しかしどうも確証がない。もっと詳しく調べることができれば……。そう、町の北にそびえたつ塔さえ調べられれば。
しかし塔には魔物がすくっている。困った困った、研究はここでとん挫か?
そんなおり、旅人が訪ねてくる。なにやら自分が持っている石板が欲しいようだが……。
性能
塔の魔物退治を頼むくらいなので戦闘力はないと思われるが、雑魚敵が残る塔をずんどこ進んではいる。研究へ急ぐその足取りがよほど俊足で、魔物を振り切っている可能性がある。
当然賢さは高いだろう。ダーマ神殿に行って魔法使いと僧侶を極めて賢者になるのが良いと思われる。その俊足を生かして先手を取って全体攻撃や、補助呪文をとなえることができるようになるだろう。
塔に赴くだけあってフィールドワークもたしなんでいるわけだから、体力もそこそこあるのではないだろうか。
ことによってはマリベルよりもいい賢者になるかもしれない……。
ベック君はひつじかいとかでいいんじゃないかな(適当)。
その他の活躍
これといってない。
総評
サブイベントとはいえ、世界ランキング協会のランキングが話に関わってくるのは新鮮味があって好き。
彼個人は特に印象的なキャラではないが、このサブイベで強烈な印象を残すエテポンゲのおかげでついでに彼のことを覚えている人も多いだろう。
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