
前回までのあらすじ
女王と王子の喧嘩はひとまず終わった。
ようやくモガマルの出番だ!
とりあえずなんで喧嘩していたのか教えてくれ。
前回
第六十七話 永遠の水に囚われているぞ!
それでオーディス王子、どうして母親である女王と喧嘩していたんだ?
なにやら禁断の地だの刹那の歌だの聞こえてきたけど。

へ~、誰も知らないんだ。でも王族はみんな知っているものなんじゃないのか?誰も知らないはちょっと語弊があるんじゃないか。いくら王族である自分が知らなかったからって。

なるほど。なんでワープで禁断の地があることを知るんだろう……。急に「あ!この国禁断の地ってところがあるんだ!」ってなったんだろうか。いやそんなわけはないか……。

実際に行っちゃったのか。で、永遠の地下迷宮?なんだかすごい名前だな。それはもともとつけられていた名前なのか?それともお前が「すごい長い迷宮だなぁ、永遠の地下迷宮と名付けよう!」って思ったのか?いやどうでもいいんだけども、そんなこと。
で、その奥に水牢?

ってなんだ?初めて聞いた言葉だぞ?
水の牢獄ってことか?水に囲まれているとか、そういうことなんだろうか。

????
永遠の水??こいつ永遠好きだなぁ?で、水で作られた牢獄ってどういうことだ?水槽ってことか?

時の流れを止める!?!?!
とんでもないシロモノじゃないか!だから永遠の水で、永遠の地下迷宮なのか。
それでたしか、その時が止まっている水牢に誰かとじこめられているんだっけか?

そうだそうだ、王子と同じで、王家の血を引く女性が捕らわれているんだよな。
眠っているんだな。

王子はそこまで実際に見てきたってわけだな。国が知らない星にワープしたっていうのに、それは置いといて一人でずんどこ禁断の地を進むなんてとんでもない好奇心だな。冒険王の素質があるぞお前。

え、そうなの?でも永遠の水で作られた水牢なんてものに閉じ込められているんだし、ものすごい悪党なのかもしれないぞ?
素性も知れない女性をなんで救いたいんだ?きれいな人だったのかな。

あ~なるほど、そこで刹那の歌が出てくるわけだな。

これもたしか王家に受け継がれていった歌なんだよな。それを歌えば女性は牢から出られるのか。
でも女王は歌ってくれないと。

おいおいモガマル。さっきの喧嘩見てただろ?多分その理由もあのお母さんはこの坊やに教えてくれてないぜ。

ほらぁ。わからないんだよ。
大体王家に伝わる歌なのにこの王子が知らないってのがお察しだな。教えたら歌って女性を助けるからだ。女王はその女性を助けてほしくないから歌を教えないんだよ。ただの女性じゃないんじゃないか、やっぱり。

モガマル~~~~!!
ピュアかよ~~~~!!!
なんで囚われているかの理由は一旦オレと考えてみないか~~~~???

だめだ、王子もノリノリになってしまった。
まぁとりあえず刹那の歌ってのがないと助けられないわけだし、見に行くだけ行ってみるのもいいか。

なんだかめんどくさいことに首を突っ込んじゃったなぁ。でもキーエンブレムがもらえるかもしれないし、いっちょ頑張るか!
次回予告
オーディス王子に案内され、水牢を見に来たモガマルたち。
そこにはたしかに女性がとらわれていた!
次回、「水牢だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
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