前回までのあらすじ
キーエンブレムを求めて再びウェディの国に来たモガマルたち。
そこで女王とその息子の喧嘩を目にする。
禁断の地?の話をしているようだが……。
前回
第六十五話 刹那の歌だぞ!
まだ喧嘩は続いているみたいだな。
禁断の地っていうのは一体なんなのかオレたちも気になるところだが、あの様子だと女王は絶対教える気はないみたいだしなぁ……。
な、なんだ。新しいワードが飛び出したぞ。
刹那の歌……?これまた禁断の地と同じくらい気になる言葉だ。というかこの王子、女王から何も教えてもらえてないんだな。
やっぱり隠していることなんだ~それも。よくないよ女王様、そういう隠しごとをしちゃあ。それか、隠したいならちゃんと隠し通さなきゃ。
で、刹那の歌って何なんだ?
え!?あ、そうなの!?王子、もう禁断の地の場所は知ってるの!?禁断の地とは一体……。そして刹那の歌とは一体……。ここについてから、オレたち全然話についていけてない。そもそもオレたちの存在を無視されている……。
お前も、もう行ってるのにそういうかまのかけかたよくないぞ~?
知ってるくせして、教えてくださいとか、親を試すな。
!?!?!
今まで全然何の話かわからなかったところに、一気に情報量が増えたぞ?!
禁断の地に、女性が囚われているのか!?こわ!
そしてその女性を救えるのが、刹那の歌なのか!ほぼほぼ知ってるんじゃないか、王子よ!あ、でもなんでその女性が囚われているのかとかはわからないのか。
って、あ、女王!
ついに手が出たーー!!
女王様!いくらなんでも手を出すのはダメですって!もうここまで知っちゃってるんだし教えちゃってもいいんじゃないですか!ねぇ!
あとオレたちの出番、久々!
ほらー、変な空気になった~。ビンタで強制的に自分の土俵に戻すのよくないっすよ~。名も知らぬ王子が黙っちゃったじゃないか。
え、急に教えだすじゃん。ビンタせずに最初からそれ言えばよかったじゃん。なんでビンタした……?
そ、そうなのか。ということは、1000年間その女性は囚われているってことか。そしてそれは王家が決めたこと、と。これは何か深い事情がありそうだな。
たしかにそう伝えられているならなぁ。女性を助けてはいけない理由があるってことだろうか。多分あるんだろうな。
そういうのこみこみで全部王子に説明すればいいんじゃないのか?多分その説明じゃまだ王子は納得しないぞ。「え~そうなんだ~」とはならないだろ。
ほら~。って、そうなのか!
その女性も王家のもので、王家では彼女を救うことを禁じている、と。
王子、めちゃくちゃ調べてるじゃないか。
すごいな。1000年もの間水の中って、もはや封印の類だろそれは。
1000年生きてたんだし、そのまま死なないんじゃないか?というのは違うか。
でも王子は優しいやつなんだな。だから女性のことを知ったら、王家の掟を破って女性を助けてしまうのではないかと、女王はそれが心配なんだな。
理由があって女性を封印しているなら、それを言えば王子も納得するんじゃないか?ほら、女性がすごい大罪人だとかさ。
ほんと急に喋り出すな……。王子が思ったよりも知っていたから観念したんだろうか。前回意味わかんないこと言ってけむに巻こうとしていたのが嘘みたいだ。
だ~か~ら~、その理由を言えって言ってるの!
わっかんない人だなぁ~!?オレたちは部外者だから事情わかんないんだけど、それで王子が納得するわけないのはさすがにわかるぞ!
ほらもう納得してない顔だもん!
いや二人とも黙っちゃったよ!
あとさぁ!今気づいたんだけど、王子の左上に「?」が浮かんでいるんだが!じわじわくるんだが!
次回予告
女王と王子の喧嘩は結局未消化のまま終わってしまった。
一体どんな事情があるのだろうか?
モガマル、動きます。
次回、「オーディス王子だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
関連記事