最近ずっとグリンフレークのことを考えている気がする。
もうグリンフレークのこと好きなんじゃんお前と言われれば、それはほんとにそう。好き。あまりにも人間くさいので。
あと考えさせられることがたくさんある。
それぞれのキャラがこうだったらああだったら、そもそもどうしてこんなことに……など自分の価値観に当てはめて色々と考える余地があるのは楽しい。
ということで今回は、バッドエンドを迎えたに等しいグリンフレークのイベントについて、他にどんな結末が迎えられたかを考えてみよう。
そして考えられるメリットとデメリットを挙げて、どれが一番ましか答えを出してみたい。
ちなみに本編がたどったルートを簡単にまとめておく。イワンはリンダに逃げられ、カヤは毒殺未遂、リンダは体を壊して家庭を捨てて、グリンフレークは衰退の一途、エペという怨嗟にまみれた名前をつけられた子供が爆誕し、ペペは家族と絶縁ながらも一応は勝ち組。
さすがにこれよりはましなエンドがあるはずだ……。
リンダがイワンの求婚を断ってペペと結婚する
そもそもなぜこんなに人間関係がこじれているかと言われれば、リンダがイワンとの望まぬ結婚をするせいである。これには借金の帳消しがどうとかイワンが熱心にリンダに求婚していたとかじじょうがあるわけだが……
そもそもリンダがイワンの求婚を断ってしまえばよかったのでは。
そうすれば諸々のめんどくさいことは起きなかったのでは。
メリット
・ペペとリンダがくっつく
・カヤが安心する
・正史よりはグリンフレークは衰退しない可能性あり
・イワンがさすがに諦めてくれる
デメリット
・リンダの借金は残ったまま
・イワンがペペを恨むかも？
悪くない。悪くないだろう。なんといっても好き合っている二人がくっつくのがでかい。リンダの借金は残ったままだが、愛する二人でどうにか乗り越えて行けるだろう。
問題は、ペペに嫉妬したイワンが庭師の仕事をクビにするかもしれないということ。さすがにボルック氏が止めるとは思うが、イワンが実権を握ったらどうなることか……。リンダ自身がきっぱりと断っているので大丈夫だとは思うが。もしクビになったら借金を返せなくなる。
将来に不安が残るエンドだ。
ペペが出て行かないでリンダとイワンが結婚する
リンダとイワンが結婚するのを、ペペが黙って見ているパターンである。要は誰も何も行動を起こさなかった場合だ。
メリット
・ペペは家族といられる
・リンダの借金は帳消しになる
デメリット
・リンダが他の男に取られてペペは悔しい
・イワンを他の女に取られてカヤは悔しい
・ペペがそばにいながら他の男のものになってリンダは辛い
・結婚したのに妻が他の男のことを好きでイワンは苛立たしい
だめだ。このエンドはダメだ。なんならペペが町にいるせいで、リンダはこっそりとペペと逢瀬を重ねているのではないかとイワンが常に疑心暗鬼になる可能性がある。本編よりもひどい結末になるかもしれない。これでリンダが息子にエペなんて名付けて見ろ。DNA検査まったなし。そこから先は泥沼ラウンド2。ファイッ！
ペペとリンダが家族を連れて駆け落ちする
カヤとリンダが望んだ、ペペがリンダと駆け落ちするエンドだ。これが出来ずにペペは意気地なしの烙印を押された。
ペペがこれをできなかったのは残された家族を思ってのこと。それなら家族も連れて行けばぁ？
メリット
・カヤがイワンをゲットできる可能性あり
・ペペの汚名返上
・メモリアリーフができるのにブーストがかかる
デメリット
・グリンフレークの急速な衰退
・ボルックさんごめんなさい
もうこれでいいのでは。ペペほどのハーブ作りの腕があれば、家族も独立に納得するだろうし、ペペ一人でやるより父親や弟とも一緒にやった方が効率もいい。
イワンは落ち込むだろうが、カヤがいるのできっとなんとかなるだろう。唯一の心残りは、善意で動いてくれていたボルック氏を完全に裏切ってしまうこと。誰もが幸せにとはいかないか。
カヤがリンダを毒殺する
なんだかもうややこしいし、登場人物を一人減らすみたいなことでもしないとどうにもならないのではないか？
ここはカヤの行動力に期待したい。
メリット
・イワンもペペもリンダから解放される
・カヤの気持ちがすっきりする
・元凶である借金がうやむやになる
デメリット
・リンダが死ぬ
・カヤが捕まる
一見ひどい結末に見えるが、グリンフレークのめんどくさいことが一掃されている。
リンダの死は人々を悲しませるのは間違いない。しかしこれは必要な犠牲。
もうこれで良くない？
良くないか。
死ぬのはさすがに良くないか。
というわけで、「ペペとリンダが家族を連れて駆け落ちする」が一番ましな結末だという結論に至った。
しかしこれは、ペペが一人で出て行った結末を知っているからこそ出てくる答え。
未来が確かではない状況では、ペペには自分一人が出ていくしか選択肢がなかったのだろう。
人生は選択の連続。未来はいつだって不確かなのだから、今ベストだと思える選択が出来ればそれでいいのかもしれない。
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