ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第六十回目は木こり!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。
見た目
汎用グラフィックのためこれと言った特徴はない。
ホビット族と同じグラフィックを使用しているため、背が低い印象。
ひげがすごいのと、普段ずっと森にいるため、なんか臭そうだなと思っている。野生臭。
あとは特に言うことはない。
イラストが存在するらしい。知らなかった。
性格
人里離れた森で動物と共に暮らしているというかなり浮世離れした人物。となると、崖っぷちのじいさんのように偏屈で人間嫌いなのかと思いがちだが、普通に親切。
主人公たちが遊びに行くと、いつも笑顔で受け入れてくれる。
動物たちにも当然優しく、動物たちが色々なことを話してくれるため意外と世の中のことも把握している。
用事があれば人里にも下りるらしい。本当に、この生活が自分には合っているだけなんだよねという自然体な感じでまったく嫌味がないキャラクター。
主人公たちの到底信じがたい話に半信半疑ながらもついていき、厄介なことに巻き込まれても文句ひとつ言わず一緒についてきてくれる、本作屈指の聖人。
なぜ動物と話せるのかは永遠の謎。
ストーリー
エスタード島の南西にぽつんと立つ小屋。
そこで木こりは動物たちと平穏に暮らしていた。城の王子がまた抜け出したとか、何やら大陸が復活したとか、なんだか世の中騒がしいが我関せずと暮らしていた。
そんなある日、たまに遊びに来てくれる少年たちが何やら困った様子で訪ねてきた。
なんでも動物だらけの町があって困っているとか。
何を言っているのかさっぱりだったが、仲良しの猫に言われてとりあえずついていくことに。
そこで木こりが目にしたのはたしかに動物だらけの町。しかしなにかがおかしい。動物が何を言っているのかさっぱりわからない。それならばと試しに人間の話を聞いてみると、どうやら人間の姿をしている動物だということが判明した!
なんだか不思議な世界に来てしまったようだが、特に動揺することもなく自分のやるべきことを淡々とこなしていく。職人すぎるぞ、木こり。
性能
町の動物の話を聞いてくれるだけでよかったのに、まさかのデス・アミーゴ戦でNPCとして参戦。
とはいえ普段は魔物のいないエスタード島で暮らしているただの木こり。戦闘能力にはあまり期待できない。だが彼はやくそうを使ってくれる。これはでかい。
特にPS版のデス・アミーゴ戦では魔法が使えないため、必然的に回復はやくそうに頼ることになる。数に限りがあるやくそうを無尽蔵に使うことができる木こりの存在は非常に頼もしい。また攻撃の的になってくれる場合もあるのでそちらもでかい、NPCは決して死ぬことがないのだから。
ただし、どう考えてもそいつではないだろ!という相手にやくそうを使う場合もあるので、あまり信頼しすぎないように。
現代にも魔物が出現するようになってからもあの森で暮らし続けている。周辺の敵はかなり強いはずだが、それでも森と動物たちを見捨てないのは立派。実はあの後めちゃくちゃ強くなったのかも?
その他の活躍
漫画版ではある木の実を食べたことで動物の言葉が分かるようになったらしい。その木の実をアルスが連れているトカゲが食べて、そのトカゲが動物と話してくれるため木こりの出番は大幅にカット。
小説版では出番そのものがなくなっている。
総評
オルフィー編のキーパーソンとなる人物だが、オルフィーで動物の言葉が分からないと途方に暮れた際にパッと彼のことを思い出せた人はどれくらいいたのだろうか。物を漁りに一回行ったことがある程度だと彼のことをすっかり忘れていそうな気がする。
こういうちょっとした不便さがドラクエ7らしさである。
(文・やなぎアキ)
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