朝の身支度って大変ですよね。
顔洗ったり寝ぐせを直したり、歯を磨いたりお化粧したり。
朝ごはんだって食べなくちゃいけないし、さらにはお弁当を作ったりもあるかもしれません。
なので朝はしっかり時間に余裕を持って起きたいところ。
でもギリギリを狙って起きますよね。
逆算して、この時間に起きればギリ間に合う!をやりますよね。朝活?なんですかそれ?
と、起きられるならまだいいのですが、どうしても起きられねぇ、布団から出られねぇというときもあります。冬とか特に。
そうはいっても起きるんですけど、これが特に時間的にかっちりとした制限がない旅の最中だったりすると、絶対甘えが出てきます。
いいじゃんもうちょっとだけさぁ、とずるずるいき、気づけば3時間、みたいな人、ドラクエキャラにもいると思うんですよね。
サマルトリアの王子
のんきもの、なので朝もなかなか起きてこなさそうです。「もうちょっと寝させて」とかは多分言わないのですが、とにかく朝起きてこない。なかなか起きてこない。みんなの支度ができたくらいでようやく起きてくる、みたいな。他の二人は多分そのことについてはもうあきらめていますね。
だからリメイク版でハーゴンの呪いによって寝たきりになったときも、最初は
「ま~た起きねぇよこいつ」「支度しているうちにきっと起きてくるわよ」
とか言われていたに違いありません。
会計時になってようやく「お前、もしかして具合悪いのか?」って言われるんですよね。現にゲームでも、宿のカウンターで主人に「お連れさんご病気では?」って言われてようやく気にかけてるし。主人に言われるまで声もかけずに会計しようとしてるのは、普段からそんな感じだからだと思います。
マーニャ
二日酔いですね、二日酔い。二日酔いによってなかなか起きてこないパターンです。
これはミネアが「姉さん、ほらそろそろ行く時間よ」とか言っても「う~ん頭が痛い、もうちょっとだけこのまま……」みたいに言うやつです。サマルトリアの王子よりたちが悪い。あいつは多分起こしたらちゃんと起きるから。
5章で馬車を手に入れた後は、なんだ馬車でいくらでも寝れるじゃ~ん!と喜びますが、彼女は攻撃魔法の使い手として恐らくほとんどの間スタメンを張るので結局毎朝毎朝たたき起こされる羽目になります。優秀だから仕方ないですね。
モンバーバラは夜が本番の町ですし、夜型であるのは悪いことではないんですけどね。二日酔いのせいで起きられないんだろうなと思うと、旅の最中はもうちょっとしっかりしてほしいなというミネアの心労がうかがえます。
ガボ
お腹が減らないと起きてこなさそうです。しかも起こしても起こしてもずっと寝続けているタイプだと思います。ある意味マーニャより手ごわい。
マリベルも起きてこなさそうだなと一瞬思いましたが、どちらかというとなかなか起きてこないガボの布団を引っぺがす役割をしていそうです。あんたいい加減にしなさいよ!って布団を引っぺがした勢いでベッドからガボを落としそう。でも起きない。
彼女は髪型とかにこだわりありそうなので、「ねぇ~まだ支度終わらないの?」というタイプの出発遅らせ人ですね。「どうせ戦っている内にめしゃくしゃになるのに」「うるさいわねぇ!」というガボとマリベルの会話が聞こえてくる~。たまに早起きするとそれはそれで鬱陶しいガボ。
ガボが起きてこないorマリベルの身支度が長すぎる、のどちらかで出発が遅れがちで毎朝大変そうな主人公の姿が目に浮かびます。キーファが抜けてメルビンが入るまでの期間って、主人公めっちゃ苦労してそうなんですよね。
大体こんなところでしょうか。
こうして考えてみると、5・6・11には該当しそうなキャラがいないなと思いました。
けっこうみんなしっかりしてそうなんですよね。5だと、傍若無人でわがままなデボラもあの化粧と髪型をセットするために案外早起きしていそうですし(そして主人公を叩き起こす)。6はみんな根は真面目ですし。11も誰かいないかなと思ったんですが、なんなら主人公が一番お寝坊さんまであるなと思いました。
こんなところで各作品のパーティーの特色を見つけることになるとは。色々考えてみるものですね。
(文・やなぎアキ)
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