ドラクエ12にせよドラクエ3 HD-2Dにせよ、いつ発売なんだ~という声をよく聞きます。
たしかに!いつ発売されるんだろう!と私も思います。
なのでHD-2Dについては近々ッぽいぞ!という発表があってよかったです。
しかし一方で、いざ発売されたら気が気じゃなくなってしまうよ、という自分もいます。
めっちゃくちゃ楽しみにして長らく待っていたものが、いざ公開されます!となるとひよっちゃうんですよね。
映画とかもそうです。私事ですが、今年の7月にデッドプールの新作が公開されるんですけど、それがまさにそうです。めっちゃくちゃ楽しみに、それこそ制作決定したときから楽しみにしていたんですけど、いざ公開日が近づいてくると「何が何でも観なければならぬ……気持ちを作らねば、時間が、時間が足りない」と焦り始めます。
この「気持ちづくり」の面がひよってしまう一番の原因ですね。何年もあったのに時間が足りないという感覚になります。
ドラクエ12にしても、私はいざ万全の体勢で初プレイを迎えられるのか!?となるわけです。11のときも、どう気持ちを持って行けば……!?この期間をどう過ごせば!?と謎に焦っていました。なまじ発売日が決まっている分、何の情報もなかった頃よりも明確に、お迎えするための万全な体制を整えねばと変に気張ってしまいます。たしか11の時は、発売までの時間を座して待つことがあまりにもできずに、FF4の続編、FF4TAを遊んでいた気がします。他のゲームをしているときだけはこの焦った気持ちから解放される……!と思いながら遊んでいました。ただ、発売までにクリアしなきゃというこれまた別の焦りもありましたけど。
そんな自分の性質を理解しているので、まぁ発表がないならないでいいか、発表があるまでのんびり待てばいいさ、となっています。
しかし、そうしているうちに、11発売からもうすぐ7年になるわけですが。
たしかにこれは長い。
しかもタイトルとロゴ以外ほぼほぼ新しい情報がありません。
そりゃこれは「まだなのか?」と言いたくもなります。
主人公のキャラデザくらいは出ない?と。
しかしまぁそれでもやっぱり、全然まだまだ待てるけどなと思っている自分もいます。
7年はさすがに「まだまだ待てる」ではないだろと自分でも思うのですが、待てます。おかげさまで平穏なる日々を過ごしています。
その理由に、気持ちづくりの面でひよるということ以外で「発売されたらプレイして、プレイしたら終わってしまうから」というのがあると思います。
当たり前なんですけど、すごく楽しみにしていたから、発売日に買ってプレイするわけですよ。すごく楽しみにしていたから、普段よりもゲーム時間を捻出してプレイするわけですよ。すごく楽しみにしていたから、ネタバレをどこかで喰らいたくない一心で一気にプレイするわけですよ。
そうするとゲームって終わりを迎えるんですよね。
周回プレイという道があるにせよ、最初の感動は一回だけ。
発売されるまでは、どんなストーリーかな、どんな仲間がいるのかなと色々と想像して期待を膨らませて過ごします。しかしいざ発売されてクリアすると、その生活が終わってしまいます。
私はそれがどこかちょっぴり寂しいと思うタイプの人間なんだと思います。
だから発売までの時間が長くても、その分終わっちゃうのもまだまだ先なんだなとポジティブにとらえられています。祭りそのものより祭りの準備の方が楽しいみたいなやつです。ちょっと違うか。
そういえば、たしかちょっと前にスクエニに何かあって、もしかしてドラクエ12が開発中止になったんじゃ!?みたいな噂も飛び交っていましたね。噂レベルだったので、一体スクエニに何があって、どういう経緯でそういう噂が出てきたのかすらも把握していないわけですが、「あまりにも音沙汰がないからそんな憶測が生まれちゃったのね。でも公式から何も言われない限りは何にもないと思うけどなぁ」と静観すらしていませんでした。もちろんそのような憶測を話していた人の中には、ドラクエ12をやりたいんだ!という私と同じ気持ちを抱えたファンもいたはずですので、開発中だよという発表はたしかにほしいよねとは思っていました。開発期間が長いことに加え、そういう発表がなかなかないからこそ生まれた噂だと思いますし。
なので今回堀井雄二さんからドラクエ12開発中ですよ!という報告があったのはとてもうれしいことですね。HD-2Dと共に、とっても嬉しい情報でした。
鳥山先生、すぎやまこういち先生が手掛けた最後の作品になるわけですから、とても期待していますし楽しみにしています。
私はあと5年くらいは多分余裕で待てますが、そうは言っても早くやりたい!というファンも多いと思うので、一日も早い発売が待たれますね。
ドラクエ12のために積みゲー消化しないと……。
(文・やなぎアキ)
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