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【キャラクター】超個人的キャラクター大辞典 ミネア

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第七回目はミネア!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください

 

見た目

褐色の肌と美しく長い紫の髪、そして全てを見透かすような思慮深くも力強い目元。FC版のイラストだとかなり意思の強そうな表情をしているが、リメイク版では物静かでミステリアスな印象を与える。

彼女は前回紹介した踊り子マーニャの実の妹(双子ではない)なので非常によく似ている。

が、エネルギッシュで陽の印象を与える姉と比べると、ミネアは静だ。それは着ているものが肌を覆うローブであることも要因の一つだろう。また、化粧も姉ほど濃くはなく、そういった違いがこの姉妹は似てはいるけど全く別のキャラクターであることを上手く表現として分けている。このあたりはさすが鳥山明といったところだろうか。

褐色の肌にオレンジのローブの組み合わせは色が埋もれてしまいそうな組み合わせだが、それを着こなすんだから相当なお洒落さんだ。ドラクエヒーローズ2では両肩を出したデザインになっていている。

 

 

性格

先ほど、姉のマーニャが陽なら妹のミネアは静と書いたが、それは性格にも言える。酒に酔いカジノで散財しだらしがない生活を送る姉を反面教師としているのか、ミネアはかなりしっかりもので堅実な性格。誰に対しても丁寧な物腰で接する。

また、占い師という職業からかミステリアスな雰囲気もある。静かでじめっとしているところや、神聖なる場所が好みなようで、そのあたりもマーニャとは正反対だ。

リメイク版の仲間会話では、王家の墓に興奮する様子が見られたりと、好きなものにははしゃいだりしてとても可愛い。

自由奔放な姉を支えるためにしっかり者になっただけであって、本来の彼女は無邪気なところもあるのだ。墓場が好きなのはちょっと変わっているが……。

 

姉に振り回されて苦労している分、しっかりした人に対する印象はかなりいい様子(クリフトなど)。なんとなく堅実さを装っている男の結婚詐欺などに合わないか心配だが、その点はマーニャが判別してくれそうだから大丈夫か。なんだかんだいってお互いがお互いのことを大切に思っているのである。

 

 

ストーリー

占い師のミネアは、姉で踊り子のマーニャと共に父親の敵討ちの旅をしていた。彼らの父親・エドガンは錬金術師であり、弟子のバルザックに殺されてしまったのだ。彼女たちは踊りと占いで生計を立てながら旅を続け、父のかつての弟子オーリンと共についに仇を追い詰める。が、その裏にいたさらなる敵を前になすすべもなく、敗走を余儀なくされた。

今はまだそのときではない。占い師であるミネアはそれを感じ取っていた(リメイク版参照)。同様のことをお告げのほこらにいるシスターからも聞くことが出来る。

絶望の中逃げていく彼女は、それでもたしかに感じていたはずだ。ここから本当の旅が始まることを。

そして彼女はエンドールの城下町で出会う。自分たち姉妹を、そしてそのほかの5つの光を導いてくれる一人の青年と。

 

父の仇であるバルザックを倒すことは、彼女の使命にとってただの通過点でしかないのだ。

 

性能

姉のマーニャは攻撃特化の魔法使いだったが、ミネアは回復と補助に長けた僧侶タイプ。

クリフトとかぶる部分もあるが、彼女はクリフトが使えないバギ系、ラリホー系、フバーハ、メガザルなどが使える。代わりにクリフトが使えるスカラ系やベホマラー、ザオリクなどは彼女は使えない。ラリホーが使える点はなんだかちょっと占い師っぽい。

回復が得意であることは間違いないが、装備できるものが多く案外力も上がるのでバギ系呪文と合わせて攻撃を任せることも可能。この点はクリフトに勝っているかもしれない。

ブライが補助寄り魔法使いで、マーニャが攻撃特化魔法使いだったのと同様、クリフトが回復特化僧侶でミネアは補助と攻撃もこなせる僧侶といったところだろうか。

4章や5章の最初では前衛としてガンガンに攻撃する姿が印象的。まだ非力な勇者を守る頼もしい占い師である。

クリフト加入後は回復という点では彼に軍配が上がってしまうが、役割分担ができているため使い分けができる。馬車がいるような戦闘であればなおさら。なんといってもフバーハが使えるのがでかい。

このあたりのドラクエ4のバランスはさすがである。

 

また彼女を語るのに欠かせないのは銀のタロットの存在。4章の途中で手に入るそれはミネア専用の武器。道具として使えばランダムで様々な効果をもたらしてくれる、ドラクエではかなり異色の武器だ。当然いい効果のタロットばかりではない。リメイク版では道具として使用することで任意のタイミングで使えるようになったので、絶体絶命大ピンチのときにでも使ってみると、起死回生の何かが起こるかもしれない。し起こらないかもしれない。

 

その他の活躍

マーニャ同様外部作品での出番はあまり多くない。モンバーバラの姉妹としてマーニャとニコイチで登場することが多いが、ヒーローズ一作目では登場しなかった。

ヒーローズ2にてようやく登場。姉妹ゲンカ(?)を見せてくれた。

タロットを使って攻撃を繰り出すその姿に、只者ではない雰囲気を感じる。ちなみにドラクエ4本編ではクリフトしか使えなかったベホマラーをなぜか使えるようになっており、クリフトはというとリホイミ系を習得していた。あとフバーハも使えない。

 

 

総評

姉マーニャに振り回されっぱなしの苦労人であることは、リメイク版で追加された仲間会話でよくわかる。稼ぎを全てカジノにぶっこまれるのだから、彼女がいつ姉を見捨ててもおかしくないだろう。

それでも彼女と行動を共にし続けるのは、単に自分たちが導かれし者の運命を背負っているからだけではないはず。唯一の肉親であり、時には頼りになるお姉ちゃんのことをなんだかんだいって好きなのだろう。

冒険が終わった後も、彼女たちはモンバーバラの姉妹であり続ける。

 

(文・やなぎアキ)

 

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